女神は挑戦者に微笑む

2012-04-16 18:37:36 | 予備試験関連
予備試験の出願者数が発表された。予想外に少ないという意見が多いが,まぁ,そうかな,というのが本音。「流れ」はそんなに急には変らない。間違いなく予備試験は今「穴場」なのだが,この事実に中々気が付かない,反応しきれないのが人間である。よく言えば安全思考,悪く言えば確証がない限り動けないのである。今年の人数も法科大学院2年生が出願しているケースがかなり含まれている。予備試験「専門受験生」はまだまだ少ない。

制度の変わり目で,「目端の利く人」は思ったより少ない。第1回,第2回予備試験は,後に「ボーナスだった」と言われる可能性が高い。法科大学院制度と同じである。とある1期生の知り合いは,「自分の人生最大の英断は,1期既修として入学を決めた点にある」と言いきったものである。「1期で入ったから今の事務所にも入所できた」とまで言っていた。本音過ぎるだろ,と思ったけど(笑)しかし,昨今の受験生からすれば第1回本試験は垂涎の的なのは間違いないであろう。えてしてそういうものである。

皆が「あれは旨みがありそうだ!」という時には,もう「旨くない」のである。ゴールドラッシュが始まった時には美味しい部分は根こそぎ持っていかれた後なのだ。

なので,今年の予備試験受験生はまだまだ「旨み」がある。まずは短答試験必勝である。
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自分との戦い

2012-04-16 18:27:02 | 司法試験関連
本試験まであと1ヶ月である。多くの受験生が,何かとピリピリし,中々寝付けず,突然不安になったり,日々刻刻の精神状態は正にジェットコースター状態であろう。

正直当たり前の話である。本気で挑戦していれば,悪い結果になるのが怖いのは当然だし,もしそうなったらどうしよう,嫌だな,というネガティブな感情に襲われるのも当然である。特に2度目3度目の受験生は,過去の「失敗経験」による呪縛がこれに加わる。今年もまた駄目なのではないか,という漠然とした不安感である。

しかし,これも「試験」なのである。耐え切るしかない。耐え切った先にだけ,栄光が待っている。ただ,気持ちの問題は,自分の気持ちなのである程度はコントロールできる面もある。「いや,大丈夫!」という口癖をつけておこう。ネガティブな感情になりそうになったら,「いや,大丈夫!」と負のスパイラルを断ち切るのである。

眠れない系の悩みは,早起きする習慣をつけるのが一番良い。2,3日続ければ絶対眠くなる。また日中に外に出て運動するのも良い。単なる運動不足の可能性もある。少し歩くとか自転車を漕ぐとかが良い。その最中に,記憶の喚起作業を行っても良いであろう。外に出ると,司法試験のことなんて丸で気にしていない人ばかりに出会う。そうすると,試験について悩む自分がちっぽけに見えてきて,気分転換できる可能性もある。家に篭るのは,そういった耐久性の無い人はやるべきではない。人と話すのも大事である。

他方で,スイッチが入りきった人はそのペースで行けば良い。孤高を貫くのである。そういった状況にいる自分に良い意味で「酔えている」(ゾーンに入っている)ので,変える必要は全く無い。

試験直後の「お楽しみプラン」も決めておこう。
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