67camper's Blog

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このメンバーは放っておけないよね!

2010-11-08 00:44:01 | jazz & vocal

Big Six/Blue MItchell
(Riverside 12-273 jp.reissue)

ナバロ,ブラウニー路線がメインストリームであった50年代後半から60年にかけて人気のあるトランぺッターが群雄割拠しますよね。モーガン,バード,ファーマー、ドーハム,ハバードなどなど。後にホレスシルバーバンドのフロントラインを務めるようになったブルー・ミッチェルもそんな一人でしょう。本日は,リバーサイドに録音されたミッチェルの初リーダー盤をアップいたします。

自分の所有盤はビクターが「RIVERSIDE10 by special request」と銘打って2000円で発売した再発盤です。発売をSJ誌で知り、発売日にレコ屋に引き取りに行った一枚でもあります。とにかくメンバーが素晴らしく,この初リーダー盤に名手をことごとく登用し「ミッチェルダメでもOK」的な企画だったかもしれませんね。ミッチェル,フラー,グリフィン,ケリー、ウェア,フィリージョーのセクステット,これで悪い訳がない。リーダーの焦点ボケは否めませんがすスムーズでアンサンブルで厚みを加えるフラー,相変わらずクネクネ/ゴリゴリのグリフィン,絶好調期のケリーと来れば、内容の事前の吟味は全く不要です。有名なA面の"
Blues March"~タイトル曲の”Big 6"、スタンダードの唄もの"There Will Never Be Another You"もいいですが,個人的一押しはB-2"Jamph”のマイナーメロディとグルービーなソロがいいですよね。結構,看過されているトラックかもです。一聴あれ。

初リーダー盤ですがミッチェルの個性はやや埋もれ気味かなぁ・・・。ポール・ベイコンのジャケ写が好きな一枚ですね。