67camper's Blog

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オルガンの雄,ラリー・ヤングの初レコーディング

2010-11-19 07:17:02 | jazz & vocal
Testifying/Larry Young
(New Jazz 8249)

久々に皆さんがスルーし易いオルガンジャズを行きましょう!。本日の主役,ラリー・ヤングはブルーノート盤があまりにも有名で,プレステッジ、ニュージャズ系の諸作はいまだ巨匠ジミー・スミスの影響が強く,おそらく余程の好き者でなければ手を出してないのでしょうね。本日は,このヤングの初リーダーアルバムをアップします。

メンバーはLarry Young(org), Thornel Schwartz(g), ややこしい名前ですが御大とおなじ名前のJimmie Smith(ds), 曲によってJoe Holiday(ts)が加わるという編成です。父親の影響でオルガンをはじめ,若くしてBB.KingやLou Donaldsonのバンドで活躍した経歴を引っさげ,20才でリーダー盤録音に至ったヤングの溌剌としたプレイが聴けます。リーダー盤録音にどうしても必要だったのがThornel Schwartzのギターだったのかも知れません。ヤングは巨匠スミスとの共演歴のあるシュワルツのプレイをピッツバーグでのジョ二ー・スミスのグループで聴きトリオを結成したようです。A-1のタイトル曲"Testfying"は証言という意味でしょうが,何ともいかめしいタイトルですが,メロディはシンプルなブルースですが力強いヤングのオルガンが記録されています。B面のスタンダード,B-1の"Falling In Love With Love", B-4"Flamingo"が好トラックです。特に,フラミンゴのカルテットプレイでテナーが好調のプレイを聴かしてくれます。このテナーがモーガンのラッパに変われば,スミスのフラミンゴそっくりな感じで興味深いですよね。

所有盤は,ニュージャズのアズキ色ラベルのモノラル盤,オリジナルです。恐らくリリース枚数も少なかったのでは???なんて一人悦にいったりしているのでス(笑)。