67camper's Blog

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avaのボーカル、こんな歌手はどうですか?

2010-11-22 05:08:02 | jazz & vocal
Vol. Lonely/Toni Lee Scott
(Ava A-36)

AVAというハリウッドのレーベルがありますが,ボーカルファンなら真っ先に思い出すのがアイリーン・クラールとジュニア・マンスのコラボレイションでしょう!他にもAnita RayやCarol Lawrenceなどのオケがバッキングするアルバムも知られています。知名度はアイリーンとは雲泥の差ですが,本日アップのToni Lee Scott盤も趣味の良いコンボがバッキングについており,このレーベルではアイリーン盤に匹敵する内容だと思っているのは自分だけでしょうか?ジャケットがモノクロで少し地味な印象があり結構スルーされてるアルバムかも知れませんね。

アニタオデイ風のハスキーな歌声が光るスコットのボーカルは勿論いいですが,メンバーが渋く落ちついたバッキングでスコットをもり立てています。Gerald Wiggins, Don Abney(p), Howard Roberts(g), Wilfred MIddlebrooks, Red Callender(b), Jackie Mills(ds)というカルテット仕立てです。個人的にはジュリー・ロンドン盤などでも洒脱な伴奏を見せたロバーツのプレイが好きですね。好みはやはりスタンダード曲が多いB面でしょう!"My Heart Stood Still", "In The Wee Small Hours Of Morning"と渋い選曲ですし,圧巻はトニー・ベネットで有名な"I Left My Heart In San Francisco"で一押しです。

所有盤はAvaのモノラルオリジナル盤です。同レーベルの隠れた一品,ボーカル好きなら絶対楽しめる一枚です。