67camper's Blog

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ロレツのボーカルもいいが,ケリーの歌伴が最高だ!

2010-11-15 05:27:31 | jazz & vocal
The Great/Lorez Alexandria
(Impulse VIM-5615 jp.reissue)

ロレツ・アレキサンドリアというとやや荒削りながらコレクターには有名なキング盤やイラストジャケが有名なアーゴ盤などボーカルファンにはおなじみですよね。そして繊細な表現をとりいれて完成の域に達したかと思われるようなインパルス盤こそ彼女のアルバムのベストなのかも知れませんね。ご存知のようにインパルスにはThe GreatとMore of the Greatがありますが,本日は一枚目のThe Greatをアップいたします。

ロレツに関しては序文でさんざん褒めましたが,ここで大注目はサイドメンなのです。インストファン必聴,いやケリーファンなら泣いて喜ぶグルービーなプレイが聴けるのです。サイドAの一曲目がオケの伴奏で,イマイチと思っていると次の"I've Never Been In Love Before"が始まりますが、ここでのケリーのピアノを聴くと本当にスカッとしますよね。なんてGROOVYなんでしょう!改めてケリーの凄さを認識する筈です。他のメンバーも渋くていいですよ。Bud Shank(as, fl), Victor Feldman(vib, p), Al McKibbon(b), Jimmy Cobb(ds), Paul Chambers(b), Paul Horn(fl, as), Ray Crawford(g), ケリー以外でもこんなに渋めのメンバーなんですよ。特に,クロフォードのギターもいい味出してます。曲もスタンダード揃いで,A面の"Satin Doll", "My One And Only Love", "Over The Rainbow" ,B面の"Get Me To The Church On Time", "I've Grown Accustomed To His Face", "Give Me THe Simple Life"などがチョイスされているのも効き易くていいですね。

所有盤は廉価盤1500円のMCA再発盤です。レインボウラベルでしまりませんがロレツならこの一枚でしょうね!