サキさんの介護日記     (若年性認知症の妻との記憶)

若年性認知症の妻。今までの介護の記憶と、現在の様子を気分のままに書いていきます。

昨日のサキさんと今日のあすなろ絆会

2019年11月17日 23時02分47秒 | 今日のサキさん
昨日、土曜日のサキさんです。


昨日は、珍しく調子よく口を開けてくれました。特にかぼちゃのサラダは、ほぼ完食。炊き込みご飯(これもお粥なのは解せないけど)も、いつもと比べれば比較にならないくらいによく食べてくれました。

でも、調子の良かったのは、最初のうちだけで、途中からここ最近のいつものサキさんに戻ってしまいました。でも、いつもよりはたくさん食べられたので良しとしましょう。

最近のサキさんは、よく、周りの利用者さんのあげる「うめき声」に反応して声をあげます。同じようにうなったり、叫んだり、つられるのでしょうか。以前は介護職だったサキさん、利用者さんの反応には敏感なのかもしれません。自分が何かしなきゃ、と思って、つい反応するのかもしれませんね。でも、利用者さんのうめき声や絶叫は、よく伝染しますね。不思議ですね。

そして、今日は「あすなろ絆会」恒例の秋の遠足でした。
岐阜県中津川市(恵那市だと思っていた)の博石館に出かけました。


宝石探しや、探した石をキーホルダーやネックレスに加工(といっても接着剤でくっつけるだけ)したり、ピラミッドの地下迷路を探索したりと、楽しい時間を過ごすことができました。

(本当は、みんなの写真も載せたいのですが、許可をもらってないので施設の写真だけです)

皆さん、笑顔で楽しまれていました。

「今日は楽しかったですね」とLINEすると「楽しかったけど、これからお風呂に入れないといけないから、まだひと仕事残っています」と返信がありました。

そうだよね、介護は一日中、24時間待った無しで続くんだよね。

サキさんが施設のお世話になってから、こんな当たり前のことも忘れてしまったんだろうか。いや、忘れてはいないけど、薄れていっているんだろうな。

つらかった記憶は次第に薄れて、楽しかった思い出が残っていく。もし今なら、もっといい介護が出来たかもしれない・・なんて思うのは、大変さの記憶がだいぶ薄れてきた証拠なんだろうな。

さあ皆さん、楽しかった今日の思い出を糧にして、また明日から(いや今からの人もいっぱいいるな)頑張りましょう。

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