サキさんの介護日記     (若年性認知症の妻との記憶)

若年性認知症の妻。今までの介護の記憶と、現在の様子を気分のままに書いていきます。

たくさんしゃべったな

2021年10月04日 12時59分37秒 | 私の日記
 先週の後半から、今までほとんどなかった『会話』をする機会が増えた。

 木曜日、屋根修理業者からの電話。普段はすぐに切るのに話にのってしまい、少ししゃべる。
 金曜日、屋根修理業者が来て、家の外で屋根を見ながら1時間近く話す。(結局、やってもらうことになりそう)そして夜、サキさんの施設で知り合った介護家族の方と1時間以上電話で話す。(左腕が痛い)
 土曜日、屋根修理業者と話す。屋根だけでなく、外壁の目地もやってもらうことになりそう。月曜日に見積もりを持ってくるとのこと。その後、家族の会の方から珍しく電話。施設の利用予約の確認をする。
 日曜日、若年仲間のご夫婦から「ケーキでもどうですか?」と突然の電話。家から自転車で言われたケーキ屋さんに。2時間近くケーキを食べながらワイワイと話し込む。

 今までが、ほとんど会話の無い生活をしていたので、何だかごく普通の会話が、とても楽しく新鮮に感じられた。普段ならすぐに切ってしまうような呼び込みの営業の電話にも、ついつられて聞き入ってしまう。やっぱり、声に出して話すと言う事に飢えていたのかもしれない。

 そして、今日は屋根業者の見積もりをもらった後、ひたすら二階のベランダの壁の掃除。あっという間に汗だくになった。けど、これも久々の気持ちの良い汗だった。


壁をほぼ掃除し合えた段階。洗う前の写真は撮り忘れました。


壁と床をきれいにしましたが、やってもやってもきりがないので、今日はここまでです。今までよくここに布団を干していたなと、ちょっとゾッとしました。

 緊急事態宣言も解除され、リアルに会って話のできる場が増えてきます。サキさんの施設も、きっともうすぐ面会再開になると思います。すべてが普通に戻る訳じゃないけど、少しずつでいいので、今までに近い日常に早く戻って欲しいと思います。

 ちなみに、屋根と外壁目地の見積もり金額は、思っていた額の三倍でした。あ~~、どうしましょう。