サキさんの介護日記     (若年性認知症の妻との記憶)

若年性認知症の妻。今までの介護の記憶と、現在の様子を気分のままに書いていきます。

息子さんですか?

2018年12月01日 22時24分58秒 | 今日のサキさん
今日は第1土曜日で、仕事の日なのですが、サキさんの特養さんの家族会に出席するため休みをもらいました。

家族会は10時半からなので、それまでは会社を休んだ罪悪感?もあり、お風呂掃除を頑張りました。椅子も排水の溝も、天井の換気扇回りも、とんでもないことになっていました。今、思い出してみても・・・、たおれそうです。

その後、買い物を済ませてから、お姉さんとサキさんのところへ。

餅つき大会の後、その餅が、あんこと黄な粉餅となって昼食に出されました。昼食なので、いつもならゼリー食なのですが、今日は普通のお餅でした。


お姉さんが小さく刻んだお餅をせっせと食べるサキさん。あんこはやっぱりスムーズに口に入っていきます。

食事の後に、施設の家族会。多くの方が参加されました。
その中で、この時期ならではの話し(感染症や冬服への交換など)の後、ヒヤリハットの報告がありました。さらにその中で「言葉によるヒヤリハット」も話してくださいました。命令口調、きつい表現などで利用者さんを傷つけているのではないかというお話しでした。トップの方がそのことをしっかり自覚して頂いていると言う事で、少しホッとしました。本当は、今日、私がつっこんで質問してみたかったことだったのですが、先手を打たれたような感じでした。

そして、夜は私一人での食事介助です。

5時少し前のサキさん。ベッドでじっと同じ方向を見つめていました。

夕食は肉じゃが。大きなジャガイモも1回で口に取り込むことができました。でも、やっぱりスムーズには行かずに半分ほど残してしまいました。
ジャガイモは、ほとんど食べれたから、ま、いいか。

帰り際、施設のスタッフさんに声をかけられました。
「よくおみえになりますね。息子さんですか」

この前も言われました。
サキさん、いくつに見られているんだろう?
そして、私もいくつに見られているんだろう?

「旦那です。もう、還暦も過ぎてますよ」って言ったら、びっくりされてました。