サキさんの介護日記     (若年性認知症の妻との記憶)

若年性認知症の妻。今までの介護の記憶と、現在の様子を気分のままに書いていきます。

10年

2018年12月04日 21時39分34秒 | 介護日記
今年も、もう12月。残りわずかになってきました。

平成30年12月。
サキさんが「アルツハイマー型認知症」と診断されたのが、平成20年12月。
10年過ぎました。


平成21年1月のサキさん。診断されて数カ月。一緒に平等院へ行った時。
この頃は、まだ仕事も続けていました。時々、迷って帰ってこれなくなる時もありましたが。


平成23年4月のサキさん。
実家の西尾市へ帰った後に、名古屋の鉄道博物館に行った時の一枚。
この時には、通勤が出来なくなり、仕事は前の年の9月ごろにやめていました。


いきなり飛んで、平成26年7月のサキさん。
介護保険を利用し始めて2年。
平成24年6月に申請。要介護1。
平成25年3月、介護認定を申請し、要介護3に。(デイの利用回数を増やすため、認定の申請をしました)
平成26年5月、要介護5になりました。
この写真の頃は、一番荒れていた頃です(私も)。この間の写真はあまりありません。私自身に(写真を撮る)余裕が全くなかったことが分かります。


平成26年10月。医療保護入院を経て、初めて老健に入所。とても寂しそうな目をしています。


老健を6カ月で退所。1ヶ月の在宅介護、3カ月にわたる2度目の入院。そして平成27年9月。現在の特養さんに入所。入所当初は穏やかな表情の日も多くありました。



そして、平成30年11月のサキさん。

介護保険を利用する前後、そして施設を利用するようになって一気に進行した気がします。

インフルエンザと私のきつい対応。さらにサキさんの仕事を奪い続けたことが、サキさんの進行を早めました。(たぶん、これは間違ってないと思います)今さら悔やんでも仕方ありませんが、悔やみ続けることで、その後悔の気持ちを言い続けることで、少しでもこれからの人の参考になれば、そんな気持ちでいます。

これから、あと何年、この生活が続くか分かりませんが、仕事とサキさんの食事介助と、家族の会の活動と、出来る範囲でいろんなものに関わっていこうと思っています。