サキさんの介護日記     (若年性認知症の妻との記憶)

若年性認知症の妻。今までの介護の記憶と、現在の様子を気分のままに書いていきます。

6年前

2018年05月27日 22時07分12秒 | 今日のサキさん
今日は、第4日曜日、「アルトひまわり会」の日です。
今日、アルトひまわり会は6年目に入りました。

丸5年が過ぎたことになります。5年前からずっと参加している人も少なくありません。必然的に、5年間を振り返ってというのが今日のテーマになっていきました。

5年前、平成25年5月、サキさんは要介護3.前年の7月に初めて介護認定を受け、その時は要介護1でした。25年の春に、施設(その時は小規模多機能を利用)の利用日数を増やそうと介護認定の見直しを申請し、1から3に変ったばかりでした。

この頃のサキさんは、要介護3ではありましたが、比較的おだやかで、活動的で、普通に歩き、食事も自分でとれていました。トイレも自分で行けていました。ただ、買い物は一人ではできなくなっていました。というか、行けなくなっていました。家からほんの100mほど離れたスーパーの場所がわからなくなっていました。小規模多機能のデイサービスを使う日以外は、家で一人でじっとしている生活になってしまいました。

道に迷うことをとても怖がっていたサキさん。
壊れていく自分の脳(自覚はあったと思います)に、すごい不安を感じていたサキさん。
「死にたい、死にたい、いつまで生きとらないかんの?」と、訴えるサキさん。この頃のサキさんは、感情の起伏がとても激しく、揺れ動いている感じでした。

その1年後、平成26年の8月、サキさんは入院。ここからサキさんは、入院、老健、自宅(1か月間だけ)再入院、そして2年半前の平成27年11月、今の特養さんに入所しました。


6年前のサキさんです。2012年5月27日とあります。丁度6年前のサキさんです。介護申請をする2カ月前のサキさんです。

二人で、愛知県の国宝犬山城に登った時の写真です。エレベーターもなく急な階段を、登りました。登るのはまだ何とかなったのですが、下りる時は、すごく怖かったみたいで、とても時間がかかってしまいました。パッと見は普通に見えるので、他の方には少し迷惑をかけてしまったかもしれません。

それでも、二人でお城を楽しむことができました。「二度と登らん」と、サキさんは文句を言っていましたが。

あれから、まだたったの6年。
たったの6年。