サキさんの介護日記     (若年性認知症の妻との記憶)

若年性認知症の妻。今までの介護の記憶と、現在の様子を気分のままに書いていきます。

やっとかめ

2017年11月28日 21時30分32秒 | 私の日記
サキさんとの結婚を報告するため、約10年ぶりに実家に帰った。今から29年ほど前のことである。

家の外で私とサキさんを出迎えてくれた母ちゃん。
やっとかめ(八十日目:久しぶりの意味)やな~」

久しぶりに会った、兄ちゃんの最初の言葉は
「お前、何しとっただ?」

何を答えたのかもあまり覚えていないが、温かく迎え入れてくれたことだけは覚えている。

他の兄弟(兵庫にいる弟以外)も集めてくれた。
久しぶりの兄ちゃんたち。そして姉ちゃん。

初めは少し緊張でギクシャクしたが、すぐに昔の雰囲気に戻って話ができた。

やっぱり兄(姉)弟はいいね。
子供の頃は、一人っ子がうらやましかったが、やはり沢山いて良かったと思う。

姉ちゃんが、以前言っていた。
「やっぱり、兄弟はええもんだね」


兄弟5人と、豊兄ちゃんの奥さん、合わせて6人の写真。

一人だけいない、3男の弘がいない。

そりゃそうだ。弘兄ちゃんの葬儀の後の火葬場での写真だ。

今から10年前。みんな今より少しだけ若い。いや、だいぶかも。

そして、今、長男も亡くなり、自宅も無くなった

「次は、誰の番だ」「次は俺かも知れん」
冗談とも本気ともとれる言葉が、何の気なしに出てしまう。

本当に気をつけよう。少なくとも私には、まだまだやることがある。
少なくともサキさんを残しては逝けない。

もう少し、頑張りましょう。

そうだ、明日からダイエットしよう(何で今日からじゃないんや~~)