サキさんの介護日記     (若年性認知症の妻との記憶)

若年性認知症の妻。今までの介護の記憶と、現在の様子を気分のままに書いていきます。

嫁と家内

2017年10月27日 21時51分27秒 | 私の日記
会社の後輩が、自分の奥さんのことを

嫁(よめ)

と言う。

「うちの嫁はきついんですよ」
「嫁が許してくれないんで」などなど。

私は、この「嫁」という言い方が出来ない。というか好きじゃない

私が、サキさんの事を他の方に言う時には
「うちの奥さんが・・」
「うちの家内は・・」
という表現が多いです。妻、は照れくさくて言えない、何故なんでしょうか。

特に多いのは「家内」かな。

嫁・・とは絶対に言えないな。見下してるような感じがして。対等な関係に思えない。それなのに「お嫁さん」にびくびくしているような感じだけど。

私たち夫婦は、本当に平等、というより、二人で一つ、二人でやっとこさ一人前です。だから全てが、個人のものという感覚ではなく、二人のものという感覚です。

小遣いもありません。欲しいものがあれば相談です。それを不満に思ったこともありません。サキさんも自分のものはほとんど買わずに、子供のもの私のものを優先する人でした。だから、余計、不満はありません。

お互いに、持ちつ持たれつのいい夫婦関係だったと思います。

サキさんは、私の理想の奥さんです。自慢の家内です。

でも、ていねいに、「お」を、付けて読んではいけません。

お家内(おっかない)

冗談やでね、サキさん。そんなこと滅多に思ったことないでね。(あるんか~~い)