サキさんの介護日記     (若年性認知症の妻との記憶)

若年性認知症の妻。今までの介護の記憶と、現在の様子を気分のままに書いていきます。

いろんな言葉を返してくれたサキさん

2015年12月20日 22時32分52秒 | 今日のサキさん
先週の土曜日以来の久々の面会に行ってきました。
今日のサキさんは、非常に反応が良く、新しい言葉も出てきました

介護の責任者の方が、サキさんの奥歯に虫歯があるようだと報告され、サキさんの口を開けて私に見せようとするのだが、頑として拒否するサキさん。私が、そんなサキさんに「虫歯なんやと、口あけて見せて」というと
『知っとる』
そして無理に口を開けようとする責任者に
『たわけか』
そして、3時のおやつのクッキー(といってもゼリーだが)を食べているとき、「おいしい?」という私の問いかけに
『おいしい』
はっきりとした言葉で返してくれました。おうむ返しかもしれませんが、それでもうれしかったです。そして「お姉ちゃんは、今日は各務原のニッケさん(のつどい:あすなろ絆会)に行っとるでね」と言うと、
『ニッケ』

いずれも、はっきりと聞き取れるものだった。しゃべる力は十分に残っている。後は、言葉を思い出させてあげれば、もっともっとたくさんの言葉を返してくれそうだ

でもサキさん、できるだけ汚い言葉はやめてね。『たわけ』は、あかんでね