サキさんの介護日記     (若年性認知症の妻との記憶)

若年性認知症の妻。今までの介護の記憶と、現在の様子を気分のままに書いていきます。

全く違う食べ物の好み

2015年11月06日 21時38分34秒 | サキさんとの記憶
サキさんと私の食べ物の好みは全く違う

 納豆は全くダメな私し、サキさんは大好き。朝は必ず納豆。

 味噌汁 私は赤みそ(できれば八丁みそ)、サキさんはミックスが好き。

 野菜は何でもござれのサキさん、私はあまり・・・。

 じゃがいも、豆類、大好きサキさん、私は大っ嫌い。

 の苦手なサキさん、私は肉なら毎日でもOK。(レバー以外なら)

 炊き込みご飯、まぜご飯を時折、無性に食べたくなるサキさん。私は、白いご飯でないとダメ。


こんな感じでことごとく好みが違っていたサキさんと私。ずいぶんサキさんには我慢をさせていたのだと思う。自分の好みより私の好みを優先してくれることが多かった。
サキさんは、嫌いなものでも食べれるが、私は絶対に食べたくない。(少しわがままでしょうか?)
チーズもダメ、トマトもダメ、おもちもダメ。正月は私だけラーメンでした。

毎日、よく聞かれた。
「明日、何食べたい?」
「何でもいいよ」
「何でもいいはダメ、なんか決めて」
「なら、肉」
「肉はダメ、ほかに」
「何でもいいって言ったじゃんか、なら、牛さん」
「ダメ、牛さんも肉」

こんなたわいもない会話が、繰り返される。

サキさんに代わって、炊事をするようになり、つくづく思うことがある。

献立考えるのは、ほんとめんどくさい

よく、こんなめんどくさいことを毎日毎日やっていてくれたものだと感心する。特に私のように、好き嫌いの多い人間に対して。さらに自分の好みを我慢してまで。

サキさん、やっとサキさんの大変さがわかりました。(遅いけどね)