去年の8月の終わりにサキさんは愛知県一宮市の病院に入院した。そこから家にサキさんのいない生活が始まった。10月の終わりまで入院、それから老健さんへ入所。今年のゴールデンウィークの前までお世話になった。そして、5月ひと月間だけ家に戻って、一緒に生活したが、6月から岐阜市の病院に再入院。そして、9月26日から現在の特養さんのお世話になっている。サキさんが家にいない生活は、もう1年以上にもなる。
先月のアルトさんのつどいで、同じ若年性認知症の奥さん(要介護5)を在宅で看ているGさんから「私は看れるまでは看ようと思っている。ギブアップした人もおるけど」と言われた。実際、その通りだ。私は早々と白旗を掲げ、在宅介護を「ギブアップ」してしまったのだ。そう言われたのがショックというよりは、なんか自分が情けない気持ちでいっぱいになった。
なんで、最初の病院の退院の時に「在宅介護」を考えなかったのか。もうその時点で在宅介護を「ギブアップ」していたんではないのか。あの時に、家をリフォームしていたら、サキさんは家に戻れたのではないか。いろんな思いが交錯する。
先月のアルトさんのつどいで、同じ若年性認知症の奥さん(要介護5)を在宅で看ているGさんから「私は看れるまでは看ようと思っている。ギブアップした人もおるけど」と言われた。実際、その通りだ。私は早々と白旗を掲げ、在宅介護を「ギブアップ」してしまったのだ。そう言われたのがショックというよりは、なんか自分が情けない気持ちでいっぱいになった。
なんで、最初の病院の退院の時に「在宅介護」を考えなかったのか。もうその時点で在宅介護を「ギブアップ」していたんではないのか。あの時に、家をリフォームしていたら、サキさんは家に戻れたのではないか。いろんな思いが交錯する。