発達障害の子供に読み書きを苦手とする子は沢山います
グレーゾーンである私の場合、特に読み書きが苦手であると認識せずに成長していますし、勿論周りも気付きません
カタカナが苦手であると意識するようになったのは社会に出て、会社でお客様のお名前を電話や対面で書き写す機会が増えた事によってだと思います
人の名前のフリガナを読んだり、聞きながら書いたりするのが苦手なのです
ゆっくり頭で整理しながらであれば、読めない、書けないという事はないのですが、スピードが求められるような場面だったり、緊張する場面になると軽いパニックになり書けなくなってしまい…、本当に困ってしまいます
自分の書いたメモ書きが誤字だらけで訳分からなかったりします
カタカナが苦手なのは、自分がただのお馬鹿さんなのと、せっかち過ぎてしっかり読めていないせいだろうと思っていましたが
今は、発達障害である私の脳の構造による影響も少しは関係しているのではないかと思って、少し安心しています
間違えた時も、(私は何でこんなにおっちょこちょいで駄目なんだろう…)と落ち込む前に、
(あっ私の脳が正常に機能してないぞ)
と、まず思う事によって、パニックになる事を防ぐのに役立っています
と同時に、
(私が駄目なんじゃない、だから大丈夫大丈夫‼︎)
と、自分を肯定する認知をすぐに行うようにしています
よくよく考えてみると、子供の頃から学校でもそういった、誰にも気付かれはしないが、私自身が、
"出来ない!" "苦手!"
と、感じたりしてきた小さな劣等感は多々あったのだと思います
その劣等感の波が、ただでさえ情報過多な学校という集団生活のストレスに拍車をかけていたのかもしれません
発達障害という概念を取り込んだ私の人生は、心がだいぶ楽に生きられるようになりました