分子栄養学講師の気ままなブログ

メンタルを変えるために奮闘!
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気ままに綴っています

3人に1人が血糖異常の時代

2017年07月03日 | 身体・健康

糖質制限がお茶の間の常識になるかもしれない予兆をようやく感じはじめたこの頃


(そーいえば、ファミリーマートから低糖質カップ麺が発売されていたのには驚きました)

 

カロリー制限ばかりに目が向けられていた時代が、”一日の糖質を摂取量を抑える”というローカーボ思考にシフトチェンジしつつあるのは嬉しいこと

 

コンビニなどで、”低糖質”をアピールした商品を見かけ、手に取る人も増えてきていると思います

 

そのほとんどの人が、何となく体に良さそう、食べてもこれなら太らなそう、ダイエット目的、健康そう。

 

などいったイメージや願望を膨れ上がらせ

 

そのような(何らかの自分にとっての)メリットを少なからず感じているからこそ、低糖質シリーズを手に取っているのだろうと思うのですが

 

どうでしょうか??

 

もちろんそのイメージや願望はその通りで、間違ってはいないと思います

 

低糖質な食事を心掛けるようになったそのきっかけは何でもいいのですが

 

低糖質シリーズを手にし、低糖質な食事、食生活に切り替えることの背景には、もっともっと重要な意味(最大のメリット)がある

 

と、わたしは思います

 

(そもそも、何故低糖質な食事法がいいのか?このことが分かってくると、ローカー、またはロカボも続きやすいです)

→生きづらい神経症的なHSP、不安障害、発達障害の人なんかもにもちろん効果的だし、緩やかなものでもローカーボは絶対におススメ

 

糖質制限を始めたわたしが常々思っていること

 

それは、わたしの周りの人を見ていても、血糖値を意識して食事している人があまりにもいなさすぎるということです

 

そういうわたしも、糖質制限を始める前までは砂糖中毒で、低血糖であったのにも関わらず、血糖値を意識して食事をしていたことなどありませんでした

 

せいぜい低GI食ってとこでした

 

ロカボの火付け役とも言える(北里研究所病院糖尿病センター長)山田悟先生の著書

糖質制限の真実でも書かれているように、40歳以上の日本人3人に1人が血糖異常であるというデータがあるそうです

糖質制限の真実 日本人を救う革命的食事法ロカボのすべ て (幻冬舎新書)
山田 悟
幻冬舎

 

そんな事実について、そんな世にも恐ろしいデータがしっかりあるというのに、(笑)

 

ほとんどの人が(わたしも)自分は大丈夫と腹をくくっています

 

食後血糖値が急激に上がり、血糖値がそのまま下がらずに、常に血糖値が高い状態であるという病気…、

 

皆さんご存知の通り、その名も糖尿病ですが

 

糖尿病とは血糖値が高い状態のままになってしまうことを差す病気、病名です

 

血糖値がずっと高いわけではなく、一日にわたり血糖値が乱高下しハチャメチャな数値になっていたとしたら、糖尿病という診断名はつかないけれど、それが健康的とは言えないのは明らかです

 

糖尿病という病気ばかりに目を向けられがちですが、血糖値の上がり下がり(乱高下)、一日にどういった血糖値の変化をみせるかということが何よりも重要な問題だからです

(それに伴ったインスリンの分泌量も重要

 

血糖値がまるでジェットコースターのように一日を通して乱高下しているが、その数値が基準値内におさまっていることで”糖尿病ではない”ということになります

 

けれど、そんな人は明らかに血糖異常者です!!

 

そして、本人が無自覚であるからこれまたやっかいです

 

健康診断でほんの一時の血糖値を測定してもらい、結果は正常値内

 

あら安心

 

こんな検診法では、糖尿病の診断がつくことはまずありませんので、本人も安心してしまいます

 

最近ようやく”血糖値スパイク”なんていう言葉を聞くようになりましたが、高血糖状態だけが問題なのではなく、極端に変動する血糖値が問題視する傾向が出てきたようにも感じて、健康TV番組で取り上げらているのを見たりすると嬉しくなります

 

ちなみに、昔は清涼飲料水なんてものはなく、飲料のかたちで多量の糖質をごくごくと流しこむなんてことは、まずあり得ませんでした

 

それを考えると、すぐに吸収され、血糖値を急激に上げる飲料水というものを、がぶ飲みする現代人の血糖値が乱れているのも当然

 

3人に1人が血糖異常者というのは間違いないように思います

 

血糖異常はあらゆる病気の引き金になっています

 

メタボリックドミノという言葉がありますが、生活習慣病から血糖異常などに続いていき、そこからさらにドミノ倒しのようにガン、認知症、心臓病、脳卒中、透析、失明などに繋がっていくという…

 

なんとも聞きたくない、耳をふさぎたくなる恐ろしい話しです

 

現在の健康診断で、一日の血糖値の変動を調べる検査は通常行われていません

 

急激な血糖値の乱高下は、ホルモンのバランスを乱し、精神症状、自律神経の乱れにも繋がります

 

最終的には、先ほどのドミノ倒しの話のように、命に係わる病気へと繋がりかねません

 

それほど血糖異常は現代人にとって深刻な問題

 

そんな現代人にとって、いかに安定した血糖値を保てるか?血糖値の急激な乱高下を防ぐ食べ方をしていくか?は重要な課題な訳ですが

 

血糖値をあげる栄養素は唯一糖質です

 

低糖質な食事を黙々と続ければ、急激な血糖値の変動を防ぐことに繋がります

 

糖質制限ブームの波の背後に、糖質制限を実施するその当人の血糖値の正常化が期待出来ると言えそうです

 

血糖値に関する意識の向け方が、糖質制限食の普及と共に、これから少しづつ変化して変わっていくことを願ってやまないわたしです

 

風邪をひいたときに、体温計を持ち運び、こまめに自分で体温をチェックする人がいるかと思いますが、

 

そんな風に、自分の一日の血糖値を常に把握出来るべく、身に着けた簡易機械で血糖値をセルフ測定していくことが当たり前の時代がそろそろきてもいいのに~

 

そんな便利な測定器の開発は進んでいるようですが、一般人に普及するようになるにはもう少し時間がかかるかもしれません

 

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