パパとりの雑記帳

酉年生まれの後期高齢者。健康不安を抱えながら、新聞、TV等からの情報を元に、好奇心に駆られて、近郊の社寺を中心に散策。

神戸元町南京町「春節祭」

2019年02月12日 | 日記
神戸市元町南京町の春節祭に行ってきました。
神戸元町には「南京町」と呼ばれる中華街があります。
横浜中華街・長崎新地中華街と並んで日本三大中華街の一つです。

でも…
実は「南京町」という行政上の町名は無いことを初めて知りました。
元町通から栄町通くらいまでのエリア(地図参照)を「南京町」と呼んでいる、
いわば通称名だったのです。
(平成9年「南京町」が南京町商店街振興組合の商標として登録)

旧暦で節句を祝う中国では、旧暦のお正月を「春節」として盛大に祝います。
この時期の中国は爆竹が鳴り響き、
祝い事にはかかせない龍や獅子が舞い踊り、おおいに賑わいます。
南京町でも旧暦の正月に合わせ、1987年(昭和62年)から
「春節」をアレンジし「春節祭」として開催が始まりました。
その後、昭和天皇崩御の年と阪神淡路大震災の年の2回は中止となりましたが、
2019年は33年目、31回目の開催となります。
1997年(平成9年)には、神戸市の地域無形民俗文化財に指定されました。

 

 
大丸神戸店側・{長安門」(東の門)  東西路を結ぶ    「西安門」(西の門)
 
 
「海榮門」(南の門)

長安門は昭和60年に建てられた中国河北省の大理石の東楼門・扁額「敦睦」
大理石・漢白玉は、中国では財運など運気をアップし邪気を払うパワーストーンとしても知られています。
つまり、長安門をくぐれば、邪気が払われ運気が上がるということに。
平成7年阪神淡路大地震で半壊、平成8年再建。高さ9.85m、幅7.4m

西安門は平成17年、中国北宋時代の門をモデルにして
高さ約9メートル、幅約5メートルで、金色の瓦、大理石の柱で建立された。
(西安門は阪神淡路大震災から10年の節目を迎える時に、
復興から飛躍へのシンボルモニュメントとして建立・扁額「光復」)

西安門の内側


南楼門は南京南路南端に、昭和57年に建てられた南京町で最も古い門で、台湾製の高さ7.6m。
平成18年に「海榮門」と改称。扁額「飛翔」


各門の柱の「春聯」


あずまや六角堂のある南京町広場(メイン会場)

 
舞台では、獅子舞、舞踊、太極拳などが演じられていました

 
長安門傍の大きな「布袋様」と広場には小財神「財財」・「來來」
手を重ねるのは左手が上?

中国の時代劇を見ていると片手をもう片方の手で包んでそれをやや振り、感謝の意を表している姿をよく見ます。
これは拱手(こうしゅ)の礼と言います。

拱手は今でもよくやりますが、一般には男性の仕草で、右手の拳を左手で包むのが普通です。
感謝や依頼、「頼みます」ということなどを表します。

「中国古代、春秋戦国の思想家、老子が“文人は左手が高貴で、兵は右手が高貴”と説いたそうです。
また一般的に右手で武器を扱うため、右手を包み込むことは古代の“平和を愛し、平和を願う”ということを象徴している」とか。

小財神というお金の神様。ふれると 幸せになれる言い伝えがある。 神様の女の子は「來來」、男の子は「財財」という名前。
夜は、お店でおやすみになるとか…。
因みに、來來ちゃんの拱手は右手で左手を包んでいる…?


 
広場近くの行列の絶えない、豚饅頭(ぶたまんじゅう)の「老祥記」、焼き小籠包のお店「yun yun(ユンユン)」。
「テレビ取材の店」の貼紙だらけ、グルメ情報全盛で店には列が…豚まん、小籠包、餃子…

 
小籠包、限定神戸コロッケ、北京ダックなど食べ歩き…


記念に干支の「剪紙(せんし)」を購入;制作「谷田有似」

「200円で空くじなし!」の「ポチ袋くじ」には長蛇の列が…残念ながらパスしたので、
長安門を潜りましたが、このくじでの「財運・福」にはめぐり会えず…。

(ブログは南京町振興会HP,観光案内などを参考に編集、作成)
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 節分詣3と御朱印 | トップ | 法隆寺「涅槃会」 »

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事