パパとりの雑記帳

酉年生まれの後期高齢者。健康不安を抱えながら、新聞、TV等からの情報を元に、好奇心に駆られて、近郊の社寺を中心に散策。

高円山白毫寺の「閻魔もうで」

2020年01月17日 | 日記
1月16日は白毫寺で「閻魔もうで」の縁日がありました。

地獄では亡者も鬼たちも骨休みの日とされています。
これにちなみ江戸時代の奉公人が休みをもらって
閻魔さんを祀るお寺詣りをするようになりました。
これが閻魔もうでの起源とされています。

死者の生前の罪を裁くと伝えられる閻魔大王に無病息災、延命長寿などを願うのが閻魔もうで。
この日は地獄の蓋が開き、罪人が責め苦を逃れるという「初閻魔」の縁日にあたります。

寶蔵正面には本尊阿弥陀如来、文殊菩薩、地蔵菩薩(日本仏教では閻魔大王の化身とも言われています)が、
安置されています。その横に、左右に司録・司命を従えた閻魔大王。
地獄の法廷の配置の前で加持祈祷が勤修されたそうです。
大王の前には法具とともに「米と小豆」の入ったお供えが沢山置かれていました。
赤飯、ぼたもち、おはぎと同じように邪気を祓うとされる「小豆」などと意を同じくしているのでしょうか。
(堂内禁撮のため記録の写真が写せないのが残念)



 
参道の階段を上り山門へ。さらに階段を上ります
本日は、入山料は無料でした


本  堂


       本堂の説明板                     堂内禁撮ですが外から・・・御本尊阿弥陀如来




本尊阿弥陀如来の御朱印もありますが、
今日は閻魔王の絵入特別御朱印を頂きました。




高円山の西麓に鎮座する真言律宗の寺院です。
花の寺として知られ、関西花の寺第十八番とされています。
特に五色椿は有名で奈良三名椿に数えられます。
また高台にあることから奈良を一望できます。

この時期、五色椿はぽつぽつ咲き始めでしたが、藪椿、山茶花などは咲いていました。
しかし、目立たないながら彼方此方に沢山咲いていたのが「子福桜」
・薔薇(ばら)科。
・学名
  Prunus × kobuku-zakura
 (Cerasus cv. kobuku-zakuraとの説も)

   Prunus : サクラ属
   kobuku-zakura : ”こぶくざくら”

 Prunus(プラナス)は、ラテン古名の 「plum(すもも)」が語源。

・秋から冬にかけて咲く桜で 有名なのが「十月桜」だが、
 「十月桜」の隣にこの「子福桜」も植えてある場合がある。

・「十月桜」同様、秋から冬と春の年二回咲く。
・花びらは八重。花びらの数は20枚以上と多い。

・ふつう、1つの花からは1つの実ができるが、
 この子福桜は2つ以上の実をつけるらしい。
 そこから、「子宝」の桜、ということで「子福桜」の名前になった。(「季節の花300」より)

10月から3月頃まで咲く桜って色々あるのですね。
総称して「冬桜」とも言うようですが花は小さく、八重咲きが多いようです。
台湾、沖縄、中国南部の「緋寒桜」以外は雑種、自然交配種、園芸品種
・十月桜 山桜+豆桜(園芸品種)
・四季桜 豆桜+江戸彼岸桜
・小葉桜 山桜+豆桜(自然交配種)
・不断桜 山桜+大島桜
「子福桜」は ① 支那実桜(実桜・黄桜)+小彼岸桜 
        ② 支那実桜+江戸彼岸桜 
        ③ 支那実桜+十月桜 
        の諸説があります








関西花の寺第十八番

 

 



これは縁日で使われた造花(花だけ)

コメント
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