パパとりの雑記帳

酉年生まれの後期高齢者。健康不安を抱えながら、新聞、TV等からの情報を元に、好奇心に駆られて、近郊の社寺を中心に散策。

上皇・上皇后の帰京!

2019年06月12日 | 日記
京都人的な表現をすると、「帰京!」といいます。
と言っても令和、平成、昭和、大正と遡り「明治」の話。
大政奉還により、都が江戸に遷ったころ、
「遷都の宣命は出されていない!」
「お上は、江戸にお出かけになった!」
などと信じられない京都人の心境。
だから、この度の「孝明、明治天皇への御陵参拝(親謁の儀)」で
京都に来られることは「来京」でなく、「帰京!」となるらしい?

所用で京都から帰る際、京都駅周辺が何となく人が群がっているので、
何事かと聞くと…3時半過ぎに上皇、上皇后をお迎えするのを待っている…。
未だ2時間も前。噂ではお姿のよく見える場所確保に5時間待ちの人も…

警備の警察官も多く出動してきましたが、殆どがいわゆる警察官の制服ではなく、
黒い背広に出動帽子?姿で、警備担当ブロックでは、DJポリスのように
長時間待ちの人達に自己紹介を交えて諸注意を面白おかしく言って和ませていました。
明日の御陵参拝のスケジュール、13日のお帰りの時間を聞いているいる人も。

なるほどと思ったアドバイス。
お迎えは携帯写真を撮るよりも、胸のあたりで小さく手を振りましょう。
押あったりせずに、みんなで笑顔でお迎えしましょう。最前列周辺の人以外は、報道写真のような写真は先ず撮れませんから。
皆が携帯を競って上にあげても上手く写りませよ。
なるほど。今は何処へ行っても老若男女携帯が林のように手がのびています。
写真の欲しい人は、「SNS」とかから貰えばいいかもと。

歓迎風景の変った写真です。
 
警備関係者と歓迎待ちの人      歓迎の「日の丸の旗」を配る人


「上皇旗」の取り付け


ナンバープレートの場所には「菊の御紋章」


普段見ることの無い赤色灯の一部が青色のパトカー


パトカーには車両号数が表示されています

  
白バイの雨準備       テープで何か覆ってる

 
ミラーの付け根辺りの一部分をビニールで覆ってる



  
上皇・上皇后さま



  
車列は先導パトカー・白バイ・先導車・御料車…
随員のバス・警備関係の白バイ・パトカーと続きます

  
上皇旗を靡かせながら大宮御所に向かわれました。

帰京?の裏舞台の写真で歓迎しました。

おまけの写真

御料車の運転手の服装らしい


おまけの感想
一時は雨、雷もありましたが無事お迎えすることができました。
警備の警察官の皆さんが、上皇、上皇后さまが到着される前に
脱帽されたことも印象的でした。





「プヤ・アルペストリス(ヒスイラン)」観察会

2019年06月09日 | 日記
交野市私市にある「大阪市立大学理学部附属植物園」で、
『珍しい植物の開花が見られます!「プヤ・アルペストリス(ヒスイラン)」』
という観察会に行ってきました。
大阪では、「このはな咲くや館」にあるだけとか。
また、路地に植えられているのはここだけで、
しかも毎年咲くわけではなく、2003年に初開花〜2015年、2017年と咲いて
今年は2年振りの開花とのことで貴重な観察会でした。

学名 プヤ・アルペストリス
英名 ブルー・ブヤ
和名 ヒスイラン
パイナップル科の植物で、アンデス山脈の3,000メートル級の高地で育つ。
とがった枝に花が咲き、花弁が宝石のヒスイのような色をしていることから、
元園長で同大学の岡田博名誉教授が2003年に和名を付けられたそうです。


観察会の案内

    
観察会で配布された資料 

  
樹木名掲示板と開花までの記録掲示



  
三株ありました。
トゲトゲの皮質の葉が広がり、
開花するときは、花序が高く伸びます
花序の高さは2〜3mを超えるようです

  
原産地ではアスパラガスのような花序にミツスイ(鳥)が止まって蜜を吸うそうです。
かって観察会では花の蜜を口にしたらとても甘かったそうですが、
今回は、前日の雨で花に水滴が溜まっていたので残念ながら見送り。
13日に行けば味わえさせたもらえるかも?

 
緑青の花弁に橙色の雄蕊6本に雌蕊1本の花はとても美しい

先生のお話しでは、本来は、ミツスイなどにより受粉し蒴果が出来て種がとれるが、
日本では媒介となる鳥がいないので、以前人工受粉を試みたが実(蒴果)は出来なかった。
同株だったからかもしれないが、今年は異株の花が咲いているので楽しみにしているとのこと。

花が終わるとこの延びた花序の部分は枯れ、また開花の際、延びてくるそうです。