『山は美しい 10(六甲山が、こんなに魅力的な山だったとは)』
『昔、お世話になった会社の保養所があり、ドライブで行った丘ぐらいに!』
先日BSP『日本百低山』で紹介されていました。 今頃、気が付いても『遅きに失した感』いっぱいです。 昔山男は上辺の情報だけで魅力的な山を見逃していました。
六甲山は、神戸芦屋市街の北側を東西30㎞以上にわたって続く山地の総称。 ロック・ガーデンや魚屋道、青谷道、そして全行程56㎞におよぶ全山縦走など、広大な山域に魅力溢れる登山コースを多く持つ。 またアクセスが良く、何本ものケーブルカーやロープウェイを利用した楽な登山も可能。 ただし道迷いや急峻な岩場での滑落事故も多発しており、近郊の山ゆえの油断は禁物です。 冬には予想外の積雪もあるので注意したい。六甲最高峰(国土地理院の地形図では六甲山)の標高931mが最高地点。 南端は大阪湾近くまで迫り、阪神地域にとってのランドマークでもある。
六甲山は比較的低山で親しみやすい山のため、しっかりした装備をしないで気軽に登ってしまう日帰りの登山初心者が多くいるようです。 そのため遭難救助を行う回数も年間100回程度あるそうです。 装備をしっかりしていけば防げた遭難もあるとのことなので、低山だからと装備をそろえず登山することはやめましょう。 また山の中は虫も多くいるため、素肌を出していると刺される危険も増します。 なるべく長袖や長ズボンなど、肌の露出を少なくするような服装をこころがけるといいでしょう。 登山の服装は重ね着で体温を調整するのが基本なので、季節に合わせてウェアを用意しましょう。
神戸市の市街地の西から北にかけて位置する深い山の六甲山
ウエブ情報から引用
神戸市の市街地から最寄りに西北に岩登りの聖地の六甲山
ウエブ情報から引用
六甲といえば、日本で最初に「ロック・クライミング」が行なわれた場所。 日本のアルピニズム発祥の地といわれる由緒正しい山域です。 堡塁岩、烏帽子岩、北山公園など古くからクライマーに親しまれてきた岩場はいまでも賑わう関西を代表するクライミングエリアです。
明治時代後期、この地で岩登りに興じる英国人にならって、日本人のなかにもロック・クライミングを始める人々が出てきました。 なかでも、朝日新聞神戸支局長を務めていた登山家・藤木久三氏は、大正13年に日本で初めて岩登りを主目的とした山岳会「ロック・クライミング・クラブ(RCC)」をこの地に創設。 点在する岩場をクライミングのトレーニング場とし、一帯を「ロック・ガーデン」と命名されました。 藤木氏は日本初のクライミング技術書『岩登り術』の著者としても知られています。 この場所でクライミングを練習し、日本アルプスの岩壁はもとよりヨーロッパアルプスなど海外の山にも出かけました。 六甲の岩場は、いまでいえばクライミングジムのような存在だったのかもしれません。
岩をやった自分には、六甲山は、関東の『岩登りの聖地』の『三ツ峠』以上の場所です。 『三ツ峠』は「三ツ峠山」とも呼ばれていて、最高峰の 開運山(1,785m)、御巣鷹山(1,775m)、木無山(1,732m)の3つの山の総称になっています。 どちらも、もう一度登ってみたい山です。
(記事投稿日2022/06/21、#544)
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