知る喜びと、撮る喜びのつぶやき通信  (読める限り読み文章にする。 歩ける限り撮り続ける『花鳥風月から犬猫太陽』まで)

興味のあることは、何でも調べて文章にする。   写真は「光と影」と言われるが、この理解には、まだまだ、ほど遠い.

『原発のこと 2(廃炉の現実、未来につなぐ思い)』 『原子炉を運転しているときと休止している状態では、どこが違うのか?』

2022-10-30 07:57:40 | 政治・経済・報道

『原発のこと 2(廃炉の現実、未来につなぐ思い)』

『原子炉を運転しているときと休止している状態では、どこが違うのか?』

 

冒頭から、上手い例ではありませんが、昔、中国の周恩来元首相が言いました。 『始皇帝の墓は、発掘した後、そのままに維持・保管ができる技術が開発されるまでは発掘しません、させません』と。 それが今も続いています。

 

地震大国日本は、原発の『使用済み燃料』の『処分・保管』の目途がつかないうちに原発の建設を始めました。 その『処分』はできるのでしょうか? 地震大国日本での、その『保管』はできるのでしょうか? 

 

さらに、大きな課題は『廃炉』です。 現在の運転中・建設中・計画中・廃止・解体中の実態は良く分かりませんが、『廃炉』にするまでは中性子を出し続けるので冷却は必要と聞いたことがあります。 更には『廃炉』の後でも原発の燃料の『保管』の課題は残るのではないでしょうか。 この課題・問題はいつも定期的に公開されるべきだと思います。  

 

こんな疑問も、『原子炉を運転しているときと休止している状態では、どこが違うのか?』いつもあります。

 

ウエブ情報から抜粋・引用

『2011年、世界最悪レベルの事故を起こした福島第一原発。 11年たった今も廃炉に向けた作業が日々続けられている。 核燃料デブリの取り出しや汚染水の処理をどう進めるか。 放射性物質は自然環境や生きものに影響を与えるのか。 多くの研究者や技術者がそれぞれの最前線で模索を続けている。 一方で番組が行ったアンケートでは人々の廃炉への関心の低下も浮き彫りに。 次世代まで確実に続く廃炉の現状やこの先の課題について考える。

ウエブ情報から引用

福島原発の現状について

この番組で定期的に放送している福島原発の現状。 今回はまず町の人に廃炉作業がいつまで続くかを知っているかをアンケートしている。 その結果、38%が「知らない」、一番多いのは12%の100年以上である。

耳かきで山を崩すようなデブリ取りだし

汚染水の海洋放出が大問題に

(記事投稿日:2022/10/30、#593)

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『最終兵器の無力化狙う米軍は、南シナ海で軍事演習継続する!』 『中国の南シナ海の3ヶ所の岩礁での軍事化、近隣諸国を脅かす』

2022-10-28 10:22:03 | 兵器・戦争

『最終兵器の無力化狙う米軍は、南シナ海で軍事演習継続する!』

『中国の南シナ海の3ヶ所の岩礁での軍事化、近隣諸国を脅かす

『バランス・オブ・パワーの矛盾、軍拡競争がつくる危険な不均衡』

 

2年前、南シナ海を巡る米中対立が改めて鮮明になり、両国は、南シナ海などで大規模な軍事演習の応酬も繰り広げきた。 先日、米インド太平洋軍司令官のジョン・C・アキリーノ海軍大将が明らかにした。 中国は、南シナ海の係争地南沙諸島に建設した人工島のうち少なくとも3つを完全に軍事化し、対艦・対空ミサイルシステム、レーザー・妨害装置、戦闘機で武装していると。 

 

さらに、ミスチーフ礁、スビ礁、ファイアリー・クロス礁でのミサイル基地、航空機格納庫、レーダーシステムなどの軍事施設の建設は完了したようで、中国が他の島々に軍事インフラを建設するかどうかはまだ監察する必要があると、述べた。

 

凄い・独裁的なリーダーが大勢いる、現在の世界の状況では、いつ局地戦の勃発から大戦に拡大するか心配です。 2年前(2020/09/19)の日経新聞の総合欄にありました表題最終兵器の無力化狙う米軍(南シナ海で軍事演習の応酬)』の記事です。  

 

日米中とASEAN諸国が2020/09/09~09/12にオンライン上で開いた閣僚会議では、南シナ海を巡る米中対立が改めて鮮明になった。 両国は7月から9月にかけて、南シナ海などで大規模な軍事演習の応酬も繰り広げた。 一連の演習からからは、『米中有事』に双方からどんな軍事作戦が展開するかを予測する手掛かりが垣間見えた。

 

中国の注意分散作戦

中国南部と南シナ海地域の陸海空軍を統合運用する「南部戦区司令部」配下の部隊が西沙諸島で演習を開始した。 ほぼ同時期、黄海では中国北部や朝鮮半島を管轄する北部戦区の部隊が、東シナ海では、同東部や台湾・日本などを含む地域を担当する東部戦区の部隊が演習した。

 

中国はこの時、インドの国境地帯で緊張状態にあった。 中印国境、南シナ海、東シナ海、黄海の「4正面」で一斉に軍を動かしたことになる。 1960年代初頭、朝鮮戦争に介入した裏で、チベットを一気に併合した。

 

米国の空母2隻作戦

ウエブ情報から引用

中国の注意分散作戦には目もくれず、空母『ニミッツとレーガン』の2隻の空母打撃軍が、南シナ海で8年ぶりの大演習をした。 『空母1隻の演習と2隻のそれでは意味合いが異なる』(防衛省情報部局元幹部)。 

 

米軍が演習の場に南シナ海を選んだ理由は『中国軍にとって同海域は、米中有事の際に最後まで温存したいSLBM搭載の原潜を展開させる場所だ。 衝突が核兵器に撃ち合いにエスカレーとしても、このSLBMが残って入れば、米軍の中国国家中枢への核攻撃をためらう。

 

昨今、王朝時代の帝王を目指している、大国の指導者たちが居ります。 大国でなくても、世襲制の帝王が居ります。 偏見では、ありますが帝王の地位、イコール核兵器所有などと錯覚を起こしかねません。

 

目下、プロイセンの将軍、カール・フォン・クラウゼヴィッツ著「戦争論 上下」を読んでいます。 今までは最もタフな著書の一つです。 あまりにタフなので、戦争についての本の並行読みを始めました。

 

孫子、マキアヴェリ、クラウゼヴィッツの3大家の著書:

❶ 孫武著『孫子』

❷ ニッコロ・マキャヴェリ著『戦術論』

❸ カール・フォン・クラウゼヴィッツ著『戦争論 上下』

 

さらに、

❹ ジョン・ルイス・ギャディス著『大戦略論』

❺ ピーター・ナヴァロ著『戦争の地政学 米中もし戦わば』

 

最近の『大戦略論』と『戦争の地政学 米中もし戦わば』は3大家の著書を引用しています。 

 

『戦争の地政学 米中もし戦わば』の中にありました。 抜粋・引用です。 

 

歴史上、強大な覇権国家は、突然、新興国家が表舞台に踊り出て、当時の文明をリードする存在になると、この劇的な勃興に覇権国家はショックを受け、対抗策をとろうとして、競争から対立が生まれ、それがついに衝突に発展したケース;

 

『スパルタとアテネ』のペロポネソス戦争であり、

『大英帝国とドイツ帝国』の第一世界大戦である。

 

この実例二つだけでは、証明にならない。 世界史を概観すると、1500年以降、中国のような新興勢力がアメリカのような既存の大国に対峙した15例のうち、11例において(70%以上の確率で)戦争が起きている。

 

シカゴ大学教授ジョン・ミアシャイマー史が『大国政治の悲劇』の中で展開しています。 特に『第一の仮定・無政府状態』全く同感です。 人類は無法治状態であること、拙ブログ『人類は、二度と核兵器は使えない(好奇心は探る-戦争のこと)』で触れております

 

第一の仮定

『世界体制は無政府状態だ(つまり国家を取り締まる権威をもった組織は存在しない)』

 

第二の仮定

『すべての国家は軍事力、つまり戦争のための兵器を増強する』

 

第三の仮定

『他国の真意を知ることは不可能だ』

 

『武器の発達は戦争(戦略論)を変えてきたか、抑止は可能か』をこれから調べて、勉強していきたいと思っています。

(記事投稿日:2022/10/28、#592)

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『香港に7年間駐在も、当時・半世紀前は中国へは民間人は入れず』『珠江デルタ香港・マカオの上流の漓江・桂林旅行ができなったことが残念』

2022-10-25 17:55:18 | 田園・山里。海岸風景

『守りたい・残したい風景 (雲海に浮かぶタワーカルスト、中国)』

『香港に7年間駐在も、当時・半世紀前は中国へは民間人は入れず』

『珠江デルタ香港・マカオの上流の漓江・桂林旅行ができなったことが残念』

 

中国には、桂林や、張家界のような山水画に、ぴったりの風景が沢山見られますので、『山水画は、中国で発達した絵画のジャンルで、現実の景色の再現を意図した作品もあるが、型による山岳樹木岩石河川などの添景を、再構成した「創造された景色」が多い。』とあり、良く分かります。

 

雲海に浮かぶ『タワーカルスト』

ウキペディア情報から引用

 

桂林の由来は、『地元の金木犀(丹桂)の林』

ウキペディア情報から引用

桂林には木犀の種類が4つあります。 『丹桂』、『金桂』、『銀桂』、『四季桂』があり、漢字から『金桂』が日本でいわれるところの金木犀のようですが、実は『丹桂』がそれに当たるようです

 

桂林市は中國広西チワン区自治区に位置する地級市。 珠江の支流である漓江

に沿う。 カルスト地形でタワーカルストが林立し、絵のように美しい風景に恵まれ、世界的な観光地です。 国家歴史文化名城(ここでは街の意味)

 

珠江

中国の華南地方の大河。 広東省で大デルタを形成し南シナ海に注ぐ。 流域は米作が盛ん。 広州デルタの両端が香港とマカオ、華南水路交通の動脈。

(香港7年間も住みながら、当時は中国へは民間人は入れず、珠江の上流の漓江・桂林  旅行ができなったことが残念です。)

(記事投稿日:2022/10/25、#591)

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『守りたい・残したい風景 1(空海の風景がニュージーランドにも)』『空海の名前の由来はこれだ!「如空」「教海」両方を止揚し気宇壮大に』

2022-10-22 22:55:28 | 田園・山里。海岸風景

『守りたい・残したい風景 1(空海の風景がニュージーランドにも)』

『日本史上最も偉大なスケールの人物で、余生では調べ尽せない

『空海の名前の由来はこれだ!「如空」「教海」両方を止揚し気宇壮大に』

 

ニュージーランド カセドラル・コーブ

ウエブ情報から引用

南半球のニュージーランドにも空海の風景がありました。 綺麗な星空や天の川を堪能することができます。

 

室戸岬の御厨人窟(みくろど)

ウキペディア情報から引用

悟りを開いた空海の目に飛び込んだのは『空』と『海』。 御厨人窟の奥には『五所神社』と呼ばれるお社があり、洞窟内で滴る水の音、室戸岬の波の音の素晴らしさから、環境省の『残したい“日本の音風景100選”』に選ばれています。 御厨人窟から外を眺めると、先には『空と海』が見えます。(残念ながら現在は落石のため、洞窟内への立ち入りが禁止されています)。

 

空海がどういう経緯で空海と名乗ったのかは、どこかに明確に書かれているわけではないようです。 室戸岬で空と海を見て…というのは、恐らく後付けのストーリーかと思われますが、他の説も後の人々の推測の域を出ません。

 

空海の名は、入唐前の空白の七年間と言われる時期に名乗っていた『教海』と『如空』という名からとったのではないかといわれています。  延暦12年(793)、空海は和泉の槇尾山寺で勤操に従って剃髪受戒し、大安寺所属の沙弥となり『教海』と名乗っていたようです。 そして、その後に名を『如空』と改めます。 やがてそれらの両方を止揚して『空海』と名乗るようになった、空海とは、まことに気宇壮大な名前で

 

江の島の岩屋洞窟

ウキペディア情報から引用

文武天皇4年(700年)に、役小角(えんのおづぬ=役行者)が参籠したと伝えられる岩屋は、その後、白山を開山した奈良時代の修験道・泰澄(たいちょう)、城崎温泉開祖の道智、平安時代になって空海、安然(あんねん)、さらに鎌倉時代には日蓮という名僧が参籠したと伝えられていますが、残念ながらあくまでも伝承です。

九十九里海岸の東端飯岡の遠浅の砂浜海岸で育ちましたので、空海の風景には遭遇できませんでした。

(記事投稿日:2022/10/22、#590)

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『人が、気候温暖化・異常気象・気候激甚化で地球を緊急事態に!』

2022-10-20 21:08:27 | 政治・経済

『人が、気候温暖化・異常気象・気候激甚化で地球を緊急事態に!』

『地球史上、生物の殆ど、70%以上が絶滅した、5回の五大絶滅よりまだまし?』

『それでも、一人一人ができること「節電・節水・節食・あらゆることを個人最適

 から全体最適に」を、数十億人で地道にやることしかありません。』

 

地球史を大雑把に括ると、

地球誕生は45億年前、生命誕生が40億年前、植物誕生が34億年前、昆虫誕生は4.8億年前、恐竜誕生は2.3億年前、人類誕生は、旧人類が登場したのが、大体50万~30万年前、新人類が登場したのが、20万年前くらいです。 その新参者が地球を、大変な事態に追い込んでいます。

 

凄い計算ができるものです。 『陸地の標高の平均は約840m、一方、海洋の深さの平均は約3729m』。 地球史的には、遅かれ早かれ、水の星・地球は水深2395mの海だけになるのです。 この時、地球は、真の『水球』になります。 

 

今の『水球』の定義は『陸球』に対する『水球』で、いろいろな角度で地球を見たとき、海の割合がいちばん大きいところを『水球』、陸の割合がいちばん大きいところを『陸球』といいますが、『水球』ではおよそ90%が海、『陸球』でもおよそ50%が海です

 

世界の過去および将来の海面水位変化

IPCC第6次評価報告書第1作業部会報告書(2021)によると、過去及び将来の海面水位変化について下記のとおり結論しています。
なお、角括弧の範囲は「可能性が非常に高い範囲(90~100%)」を示します。

  • 1901年から2018年の期間に、世界平均海面水位は20 [0.15~0.25] m上昇した。
  • 気候システムの蓄熱は、陸域の氷の減少と海洋温暖化による熱膨張により、世界平均海面水位の上昇をもたらした。
  • 世界平均海面水位は2081~2100年には、1995~2014年の平均海面水位に対して、SSP1-2.6シナリオの場合32~0.62mになると予測される。SSP5-8.5シナリオの場合0.63~1.01mになると予測される。
  • 海面水位の上昇は全てのSSPシナリオにおいて、2100年以降も継続すると予測される。

ウエブ情報から引用

1900年を基準とした過去および将来の世界平均海面水位の変化。
過去の世界平均海面水位は黒線で示しており、将来の世界平均海面水位は
SSP1-2.6シナリオを青色で、SSP5-8.5シナリオを茶色で示しており、可能性が非常に高い範囲は陰影部分で示されています。

(※)SSPは、「Shared Socio-economic Pathway(共有社会経済経路)」の略です。

 

気候変動の予測を行うためには、 放射強制力(地球温暖化を引き起こす効果)をもたらす大気中の温室効果ガス濃度や エーロゾルの量がどのように変化するか仮定(シナリオ)を用意する必要があります。 SSP1-2.6は、(*)CMIP6のシミュレーションにおいて3分の2の確率で地球温暖化を2100年までに2℃より低く抑える、温室効果ガスの排出量が少なく緩和が大きい将来を示します。それに対しSSP5-8.5は、温室効果ガスの高排出シナリオで、気候変動に対処する政策を実施せず、その結果大気中の温室効果ガスの濃度が継続的及び持続的に増加するシナリオです

(*)CMIP Coupled model intercomparison project

 

人類(旧人類・新人類)の歴史は数十万年です。 こんな短期間で、人類は地球を、非常に厳しい事態に追い込んでおります。 表題の気候激甚化は避けなければなりません。 この素晴らしい『掛け替えのない宇宙船地球号・奇跡の星・水の惑星は「人新世」時代へ』入っています。 一人一人ができること『節電・節水・節食・あらゆることを個人最適から大勢最適に』を、数十億人で地道にやることしかありません。 

(記事投稿日:2022/10/20、#589)

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