知る喜びと、撮る喜びのつぶやき通信  (読める限り読み文章にする。 歩ける限り撮り続ける『花鳥風月から犬猫太陽』まで)

興味のあることは、何でも調べて文章にする。   写真は「光と影」と言われるが、この理解には、まだまだ、ほど遠い.

『日本では長い歴史の耕地整理と、終戦後のGHQ指導の農地改革』 『温暖化から激甚気候に!心配は仮想水まで輸入状態の日本の農業』

2022-07-17 11:48:33 | 農水産業・日本

『日本では長い歴史の耕地整理と、終戦後のGHQ指導の農地改革』

『温暖化から激甚気候に!心配は仮想水まで輸入状態の日本の農業』

 

耕地整理は、在来の農地を区画整理して、用排水の利便性を向上させ、通路を整備して目的の水田等に他の水田等を通らずに作業にいけるようにすること。牛馬耕や農業機械による作業が能率的に行えるようになる。

耕地整理発祥の地記念碑 静岡県袋井市彦島

ウエブ情報から引用

農耕地の区画割りの歴史をみると、口分田班給に結び付く古代の条里制も農耕地の区画割りであり、また、江戸時代に盛んに行われた新田開発(原野・荒地の開拓、沼地の干拓など)でも当該地に最も適した農耕地の区画割りが行われている。 一方、明治維新直前には、農業を営む者が個人の耕作地で簡単に行うことができる畦畔(けいはん)の改良が行われた。  

その畦畔の改良も幕府の目が光り、貢租徴収者の幕府諸侯の意図に沿うもの以外は禁止されたが、監視の目をくぐって反収を高め、効率的な生産が可能な畦畔の改良が私的に行われていた。 明治になると私的な畦畔の改良に代わり、水田所有者間で利害調整(交換分合)をした集団的な区画整理が行われた。 近代的な耕地整理の技法として、静岡式の「畦畔改良」と石川式の「田区改正」が考案、実施された。 

農地改革は、 第二次世界大戦後にGHQにより行われた民主化政策の一つです。 地主は小作地を国に買い上げられ、小作人に廉価で売り渡されることとなりました。  この政策により寄生地主制を解体させることに成功。 現代のような、「農地の所有者がその農地で農業を行う」という形を創ることとなりました。

 

農地改革前後の構成

ウエブ情報から引用 

地球温暖化が農業に与える影響は農業従事者だけではありません。 消費者にも大きな影響を与えると考えられます。 様々な影響により日本の農業が収縮していくと私たち消費者は国産の農産物を食べることができなくなります。 日本の農産物はものによっては厳しい基準をクリアしたものだけがスーパーや八百屋などの店頭に並べられます。 

休耕田畑が急増している日本ですが、食料輸入が多く、瑞穂の国が仮想水輸入大国という、体たらくです。 さらにあります、脊梁山脈から流れ下る急峻な河川の治水も、これからの激甚気候には耐えられるかも大変心配です。 

アジア圏の棚田や、中南米の段々畑等も、いろいろな問題・課題に苦労していますが、その治水・灌漑技術は、日本は真摯に学ぶべきかと思います。

 

中國雲南省の棚田

ウエブ情報から引用

 

インドネシア バリ島の棚田

ウエブ情報から引用

 

ベトナム イエンバイ省の棚田

ウエブ情報から引用

 

タイ チェンマイ県の棚田

ウエブ情報から引用

 

ペルー インカの段々畑(アンデネス

ウエブ情報から引用

先ずは、休耕田畑を有効活用できないのでしょうか。 『縦割り多組織・多制度・多規制』不全の対策から取り掛かりませんと万事が手遅れに! テレビの視聴率とお笑いがすべてではありません。

(記事投稿日:2022/07/17、#554)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする