知る喜びと、撮る喜びのつぶやき通信  (読める限り読み文章にする。 歩ける限り撮り続ける『花鳥風月から犬猫太陽』まで)

興味のあることは、何でも調べて文章にする。   写真は「光と影」と言われるが、この理解には、まだまだ、ほど遠い.

『空海の凄さ様々 3(「如空」「教海」両方を止揚して気宇壮大な名前に)』ー空海が修行中の四国の断崖の洞窟で見たであろう風景は室戸岬の御厨人窟とー

2019-05-24 17:57:07 | 偉人

『空海の凄さ様々 3(「如空」「教海」両方を止揚して気宇壮大な名前に)』

ー空海が修行中の四国の断崖の洞窟で見たであろう風景は室戸岬の御厨人窟とー

 

 昔、パナマ駐在時代、サンパウロへの商用出張時に司馬遼太郎著『空海の風景 上・下』をサンパウロの日本人街(リベルタージ)古書店で見付けました。 『ビニ本』ならぬ、『麻ひもくくり本』でしたが当時、司馬遼太郎氏の大ファンでしたので、中身の痛み具合も確認もせずに早速購入しました。 

空海についての、ウエブ情報です。

延暦12年(793年)、大学での勉学に飽き足らず、19歳を過ぎた頃から山林での修行に入ったという。24歳で儒教道教・仏教の比較思想論でもある『聾瞽指帰』を著して俗世の教えが真実でないことを示した。 この時期より入唐までの空海の足取りは資料が少なく、断片的で不明な点が多い。 しかし吉野金峰山四国石鎚山などで山林修行を重ねると共に、幅広く仏教思想を学んだことは想像に難くない。 『大日経』を初めとする密教経典に出会ったのもこの頃と考えられている。 さらに中国語梵字・悉曇などにも手を伸ばした形跡もある。

 この本の中に、写真はありませんでしたが、空海が最も厳しい修行中の四国の断崖の洞窟で見たであろう『空海』の風景は、高知県室戸市室戸岬町のこの御厨人窟(みくろど)と言われています。

空海を名乗った真相は、ウエブ情報にありました。 この辺で納得しても空海はさらに謎が深まりました。

 

 延暦12年(793)、空海は和泉の槇尾山寺で勤操に従って剃髪受戒し、大安寺所属の沙弥となり「教海」と名乗ったのです。 そして、その後に名を「如空」と改めます。

「教海」とは教えの広大なる海に遊舞せんとする決意が込められており、「如空」とは悟りの世界をわがものとせんとする願いが込められているようである。
そして、やがてそれらの両方を止揚して「空海」と、名乗るようになったのである。 空海とは、まことに気宇壮大な名前である。

 

 一般に信じられやすい『空海』の風景は、江ノ島にもありました。 江ノ島に残る『岩屋洞窟の伝説』の謎の洞窟です。 見た瞬間に、素人には納得でした。

 

 前置きが長くなりました。 先日、東京国立美術館 平成館で『特別展 国宝 東寺 空海と仏像曼荼羅』を見てきました。 最近は点数多数展示が多く、全部、しっかり鑑賞するには、大変な体力が必要であることが解りました。

 展示点数は全110点、その内、国宝30点、重要文化財60点と、てんこ盛りでした。

 その中で、驚いたのは、国宝『帝釈天騎象像』の撮影が自由でした。 係りの人に、すぐに聞きました。 『今までの展示会で、国宝の仏像は撮影ができませんでしたが今回は何故ですか』と。 お答えは『前回、どこかの展示会で、一番人気だったから』と。 この像、本当にイケメンで、納得です。

  もちろんフラッシュは使えませんが、スマホのフラッシュのオンオフができない年配の方も多く、会場の係りの方もてんてこ舞で大変な、昨今の『国宝展風景』でした。 この特別展のキャッチフレーズは 『弘法大師こと空海は、平面である曼荼羅を立体化し、よりリアルに表現することを構想しました。 東寺内の講堂を巨大な「立体曼荼羅」としてレイアウトしたのです』 これで、ほんの少し分かりかけてきました。

               (20190524纏め、2020601追補・改訂 #100) 

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『花の世界 2(バラ・ブリリアントを、冬の挿し木に成功)』ー最近見事にバラが咲き、このバラは四季バラと思って観察中ー

2019-05-21 22:31:32 | 

『花の世界 2(バラ・ブリリアントを、冬の挿し木に成功)

ー最近見事にバラが咲き、このバラは四季バラと思って観察中ー

 

 

バラは、神秘で魅力的です。 冒頭からウエブ情報で恐縮です。

バラ(薔薇)は、バラ科バラ族の総称である。 あるいは、そのうち特に園芸種(園芸バラ・栽培バラ)を総称する。

バラ属の成形は、灌木、低木、または木本性のつる植物で、や茎にを持つものが多い。  葉は1回奇数羽状複葉。  花は5枚の花びらと多数の雄蘂を持つ(ただし、園芸種では大部分が八重咲である)。  北半球温帯域に広く自生しているが、チベット周辺、中国雲南省からミャンマーにかけて主産地でここから中近東、ヨーロッパへ、また極東から北アメリカへと伝播した。  南半球にはバラは自生しない。

 

昨年末、生け花教室の教材として使われた、切り花『ブリリアント』が我が家に、一本だけ、やってきました。 

 

濃いオレンジ色で、魅力的でしたので、室内に飾った後で、難しい冬の挿し木をやって増やしてみようと思いました。 自家の四季バラの挿し木の経験では冬季以外ですが、成功率は3割程度の『根付き』でした。

 

今回の『ブリリアント』は、自分にとっては、珍しい品種ですので、少しは、挿し木時期の適否については調べました。 ウエブ情報ですが

 

  • 5月後半~7
    気温もちょうどよく、失敗しにくい。発根までは1か月半程度。

 

  • 真夏
    気温が高すぎるので涼しい日陰に置いて、水切れに注意。挿し穂が痛みやすい。発根までは1か月程度。

 

  • 9月中旬~10
    気温が低めで挿し穂が痛みにくい。発根までは1か月半~2か月程度

 

冬は、やはり難しそうですが、切り花ですので初夏までは持ちません。 そこで、12月に、室内ですが『挿し木』を、ダメもとで強行してみました。 成功して、最近見事にバラが咲きました。 このバラは四季バラと思っていますので、次は夏から秋には、咲きそうで今から楽しみです。

                       (20190521纏め #099)

 

 

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