知る喜びと、撮る喜びのつぶやき通信  (読める限り読み文章にする。 歩ける限り撮り続ける『花鳥風月から犬猫太陽』まで)

興味のあることは、何でも調べて文章にする。   写真は「光と影」と言われるが、この理解には、まだまだ、ほど遠い.

『日本の城郭 9(江戸城の半蔵門は、江戸時代も現代も正門?)』ー江戸時代大名は大手門から、明治以降国賓は皇居正門からー

2023-03-30 06:28:54 | 城・城郭・城塞

       『日本の城郭 9(江戸城の半蔵門は、江戸時代も現代も正門

江戸時代大名は大手門から、明治以降国賓は皇居正門から』

    『半蔵門は、吹上御苑内に両陛下のお住まいである御所がある事で、便利さで』

 

半蔵門については、いろいろな説が、先生方から出ていますが、江戸城の縄張り、特にお堀の水位差(半蔵堀と千鳥ヶ淵の水面・海抜16ⅿ、その他の江戸城の堀・水面・海抜4mと、堀の水面レベルの「差」が、なんと12mを見ると、板橋構造を造れず、やはり土橋の搦め手門であったと考えられます。

皇居正門、二重橋(にじゅうばし)は、東京都千代田区千代田の皇居内にある橋の通称で、正確には皇居正門から長和殿へ向かう途上、二重橋濠に架かる鉄橋のことで、本来の名称は正門鉄橋(せいもんてつばし)である。 ただし正門鉄橋と正門石橋の二つの総称としても用いられている

 

現在の半蔵門、今はヒッソリとした、ただ住まいだが重要な使途が; 

天皇陛下および内廷皇族(皇后、皇太子ご一家)は「半蔵門」が用いられるが、他の皇族は「乾門」を使用する。 このことが正門であることを裏付けると?

ウキペデイア情報から引用

 

江戸時代の半蔵門、当時は桝形門であり五街道唯一の甲州街道直結の正門か

 

ウキペデイア情報から引用

 

普通、半蔵門は、江戸時代から現代までも『歴とした搦手門(大手門・正門ではない』と判断されていますが、『江戸城・皇居の半蔵門は、江戸時代も現代も正門だった』とする竹村公太郎氏の説があり、俄然調べてみたくなりました。

 

今回テーマの、サブタイトル『(江戸城の半蔵門は、江戸時代も現代も正門?)』については、ベストセラー『日本史の謎は「地形」で解ける』の中で、著者・竹村公太郎氏は、次のように説明してます。

 

①  東海道、中山道、奥州道、日光街道は、江戸城(現皇居)に直結しないが、唯一、甲州街道(都内に入ると新宿通り)だけが江戸城に直結していること。

 

②  そして、この甲州街道(新宿通り)は尾根道であること。(街道の安全は最も大切な条件であり、どんなに雨が降っても浸水せず、頭上から敵が攻めてこないことという条件を甲州街道は満たしているとのこと。)

 

③  江戸古地図では、甲州街道(地図の下部)から見る江戸城の「御城」という文字が正立していること。

 

ウエブ情報から引用

大手門や二重橋は半蔵門と正反対にある低平地で入江を埋め立てた危うい、土地であったこと。 さらに、新宿通りを挟んで、平河町の全日東京会館方面は傾斜して下っているし、半蔵門郵便局側にも傾斜している。 そして、江戸時代の麹町周辺は一番町、二番町という番町地名に見られるように、徳川幕府の親衛隊(旗本1番隊、2番隊、3番隊)の住宅地区であり、まさに江戸最高レベルの治安空間であった

 

これでもまだ、半蔵門が正門か裏門かは判断はできない。 半蔵門についてのウエブ情報です。

 

半蔵門は城の西端に位置し、まっすぐ甲州街道(現・国道20号)に通じている。 大手門とは正反対の位置にある。 半蔵門の名称については、この門の警固を担当した徳川家の家来服部正成・父子の通称「半蔵」に由来するとする説が定説であり、服部家の部下(与力30騎、伊賀同心200名)がこの門外に組屋敷を構え、四谷へと通じる甲州街道(現在の国道20号)沿い一帯が旗本屋敷で固められていたことに由来するという。 

 

これは、非常時に将軍を甲州街道から幕府の天領である甲府へと安全に避難させるためと言われている。 その意味では、半蔵門は江戸城の『搦手門(大手門とは反対の、城や砦の裏門)』にあたる。

 

従って、徳川幕府は、この半蔵門を江戸城の裏口として、いざという時の将軍の脱出口として縄張したように、一般的には、理解されるいる。 それに対して、本当は、この堅固な土橋の半蔵門は「ここから城を出て戦い、守る。 攻められても、この土橋を守り抜く不退転の覚悟で縄張りされた正門」であるからと、これが、竹村公太郎氏の説であると、自分は理解しました。

 

ここで土橋のウエブ情報です。

城に設けられる土橋は橋ではなく堤で、堀をめぐらす中で、出入りのための通路を細い土手として残したものである。城の設計では、堀の通行に木橋を設けるか土橋を設けるかの選択があった。土橋は戦闘中に攻撃側にも防御側にも破壊できない。直接的な攻防があれば土橋は守る側の不利に働くが、木橋では守る側が橋を落として封鎖することも容易で、長短がある。但この様な橋の構造をした時点で敵の進入路を直線的かつ限定的にするので、守る側にとっても長所はある

 

時々、利用する国会図書館からJR有楽町駅までは、下り坂でもあり、のんびりと歩きます。 いつも気に懸かっていたのが『半蔵門』とその門に続く『土橋(城における土橋は橋ではなく堤)』の北側の、繰り返しになりますが、半蔵堀と千鳥ヶ淵の水面(海抜16ⅿ)、その他の江戸城の堀・水面(海抜4m)と水面レベルの『海抜差』が、なんと12mもあります。 半蔵掘りの『石垣ではなく、土塁の上に鉢巻き石垣』という設計(縄張り)であるため、堀の『海抜差』を水平にはできなかった。 

 

これで解ったことは、板橋にするには、半蔵掘りを12ⅿ下げることが必要になるが、半蔵掘りは土塁であり、土木工事上無理があったので、土橋にしたということと判断しました。

 

ここで、大阪城との比較です。 

大阪城も同じでした。 『大手門』と豊国神社に続く『南外堀の水面(海抜18ⅿ)、その他の大阪城の堀・水面(海抜10m)と水面レベルの『海抜差』が8mもあります。 従って、堅城大阪城の大手門は土橋でした。 

 

江戸城は尾根状の麹町台地の東端に、大坂城は、尾根状の上町台地の北端に、位置しており、この巨大な平山城の総掘りは堀水面段差(土橋の堤で区切る)を設ける縄張りで築城されている。

 

結論ですが、江戸城も大阪城も、『大手門か搦手門』には関係なく、土橋は堀の水面の『差』維持の堤防を兼ねた堤であり、土木工事上の理由で土橋になったと思ってます。 

 

因みに、江戸時代の正門は、現在の大手門であり、現在の皇居の正門は二重橋で、この『通称二重橋』は正確には正門鉄橋のこと、江戸時代の木造橋時代に橋桁が上下二段に架けられていたことがこの名称の由来です。

 

半蔵門は、門内の吹上御苑内に両陛下のお住まいである御所がある事で、庶民的な解釈ですが、便利さで通用門として使われているのではないでしょうか。

(記事投稿日:2019/06/12、最終更新日:2023/03/30、#102 )

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『武器の発達は、戦争(戦略論)を変えてきたか、抑止は可能か 2』 『核兵器保持も、否核兵器保持だからこそ『バランス・オブ・パワー』の時代』

2023-03-26 10:25:57 | 兵器・戦争

『武器の発達は、戦争(戦略論)を変えてきたか、抑止は可能か 2』 

『核兵器保持も、否核兵器保持だからこそ『バランス・オブ・パワー』の時代』

 

昨今、王朝時代の帝王を目指している、大国の指導者たちが居ります。 大国でなくても、世襲制の帝王が居ります。 偏見では、ありますが帝王の地位、イコール核兵器所有などと錯覚を起こしかねません。

 

只今、プロイセンの将軍、カール・フォン・クラウゼヴィッツ著『戦争論 上下』を読んでいます。 今まで遭遇した本の中では最もタフな著書の一つです。 あまりにタフなので、戦争についての本の並行読みを始めました。

 

孫子、マキアヴェリ、クラウゼヴィッツの3大家の著書:

❶ 孫武著『孫子』

❷ ニッコロ・マキャヴェリ著『戦術論』

❸ カール・フォン・クラウゼヴィッツ著『戦争論 上下』

 

さらに、

❹ ジョン・ルイス・ギャディス著『大戦略論』

❺ ピーター・ナヴァロ著『戦争の地政学 米中もし戦わば』

 

最近の『大戦略論』と『戦争の地政学 米中もし戦わば』は3大家の著書を引用しています。

 ウエブ情報から引用

『戦争の地政学 米中もし戦わば』が参考になりました。 抜粋・引用です。 

歴史上、強大な覇権国家は、突然、新興国家が表舞台に踊り出て、当時の文明をリードする存在になると、この劇的な勃興に覇権国家はショックを受け、対抗策をとろうとして、競争から対立が生まれ、それがついに衝突に発展したケース;

 

『スパルタとアテネ』のペロポネソス戦争であり、

『大英帝国とドイツ帝国』の第一世界大戦である。

 

この実例二つだけでは、証明にならない。 世界史を概観すると、1500年以降、中国のような新興勢力がアメリカのような既存の大国に対峙した15例のうち、11例において(70%以上の確率で)戦争が起きている。

 

シカゴ大学教授ジョン・ミアシャイマー氏が『大国政治の悲劇』の中で展開しています。 特に『第一の仮定・無政府状態』全く同感です。 人類は無法治状態であること、拙備忘録『人類は、二度と核兵器は使えない(好奇心は探る-戦争のこと)』で触れております

 

第一の仮定

『世界体制は無政府状態だ(つまり国家を取り締まる権威をもった組織は存在しない)』

 

第二の仮定

『すべての国家は軍事力、つまり戦争のための兵器を増強する』

 

第三の仮定

『他国の真意を知ることは不可能だ』

 

標題の『武器の発達は戦争(戦略論)を変えてきたか、抑止は可能か』をこれから調べていきたいと思っています。

(記事投稿日:2023/03/26、#641)

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『「普遍的な問いひとつ」我々人類は宇宙では孤立した存在か?』 『広い宇宙に地球人しか見当たらない75の理由、フェルミのパラドックス』

2023-03-26 07:47:27 | 地球・火山・地震・津波

『「普遍的な問いひとつ」我々人類は宇宙では孤立した存在か?』

『広い宇宙に地球人しか見当たらない75の理由、フェルミのパラドックス』

 ウエブ情報から引用

 

この本『広い宇宙に地球人しか見当たらない75の理由、フェルミのパラドックス』は読めば読むほど、パラドックスに陥ります。

 

パラドックス:     ある命題とその否定命題が、ともに論理的に同等と思われる論拠をもって主張されているとする。 これらの二つの命題が成り立つと結論する推論のなかに誤りが含まれていることを明確に指摘することができないとき、これら二つの命題を、パラドックス、逆理または逆説という。

 

地球は、多方面・多分野で、八方破れのピンチです。 このような時こそ、タフな問題から離れて、しばし、浮世離れしたテーマを調べてみました。 こんな本がありました。 『広い宇宙に地球人しか見当たらない75の理由、フェルミのパラドックス』

 

先ずは、『フェルミのパラドックス・Fermi paradox』(2015年3月)とは、ウエブ情報に抜粋・引用です

 

フェルミパラドックスとは?

フェルミパラドックスとは、物理学者 エンリコ・フェルミ が最初に指摘した。 138億年という宇宙の年齢と膨大な恒星の数から考えて地球外生命体がいる可能性が高いのに、人類がまだそのような文明を発見できていないという矛盾のことです。

 

宇宙はビッグバンから始まり138億歳と考えられています。 観測可能な宇宙の直径は900億光年。 そして、宇宙には少なくとも1兆の銀河系があり、それぞれの銀河系に1兆個の星があります。 惑星の数も多く、生命が住める地球に似た惑星もたくさんあります。

 

しかし、いまだ人類は地球外生命体を発見していません。 文明には3つのレベルがあり、最もレベルの高い文明では太陽のような恒星の間も行き来でき、銀河系すべてを植民地化しエネルギー源にできると考えられています。 そのレベルの文明が存在する場合、地球に何かしらコンタクトをとってきてもおかしくないように感じますが、まだありません。

 

ではなぜ発見していないのか?

地球外生命体がいる場合

地球外生命体が存在しているのに発見できていない理由を考えてみます。 地球に到達しているが発見していない

  • 人間が見れない・感じられない姿をしている
  • 人間から隠れている
  • 人間の姿をしていてわからない
  • デジタルで生きている
  • 別の次元にいる
  • 政府によって公表が禁止されている

などなど

 

過去に地球に到達したが最近は到達していない

  • ピラミッドなど地球にある遺跡が古代宇宙人の痕跡
  • 人類は古代宇宙人の子孫

などなど

 

何らかの制限で地球に到達していない

  • 文明が成長していくとテクノロジーによって自らを滅ぼしてしまう
  • 宇宙の法律によって未開拓の惑星を保護するようにしている
  • 宇宙人は惑星間の移動や宇宙人同士の接触を好まない
  • 地球に来れるほどテクノロジーが発達していない
  • 地球に来ることはどんなにテクノロジーが発達しても難しい

などなど

 

地球外生命体がいない場合

地球外生命体が存在しない場合は発見することはできないですが、

ではなぜいないのか。

  • 地球、そして人類がかなり珍しい
  • 人類の次の生命体がまだ生まれていないだけ
  • この世界がシミュレーション

などなど

 

まとめ

長い宇宙の歴史の中で人類が通信技術を発展させてきたのは数百年の話ですし、インターネットなんて数十年ですし、宇宙の観測技術はまだまだこれからというところでしょうか。そういう意味では宇宙には地球の人類ほどのレベルの生命体はいるけどお互いに観測できないと考えるのが個人的には最も確率が高そうな気がしています。 

 

そもそも生命体の進化には大きな壁があるというグレートフィルターという仮説もあるのでなんともですが、観測技術が高まってデータがこれからたくさん集まっていくと思うので、どんどんいろんなことが明らかになりそうです

グレートフィルター; 生命が進化していく過程で超えることがすごく難しい壁のこと

 

繰り返しになりますが、『この本「広い宇宙に地球人しか見当たらない75の理由、フェルミのパラドックス」は読めば読むほど、パラドックスに陥ります。』、それでも時々、ページを開いてしまいます。

(記事投稿日:2023/03/26、#640)

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『WBC7戦全勝完全優勝ありがとう! と祝大谷翔平選手(MVP)』 『完全優勝は第3回大会のドミニカ共和国に次いで2度目は凄い』

2023-03-25 22:00:35 | スポーツ

『WBC7戦全勝完全優勝ありがとう! と祝大谷翔平選手(MVP)』

『完全優勝は第3回大会のドミニカ共和国に次いで2度目は凄い』

 

大谷選手はじめ、先発・中継ぎ・抑えを充実した侍ジャパンがWBC 5大会で3勝目、そのうち2勝は松坂選手(大記録の連続MVP)を要した侍ジャパンで、やはり日本は投手王国でした。

ウエブ情報から引用

 

プロ野球をここまで盛り上げた大会とWBC侍ジャパンは凄かった。 中でも大谷翔平選手には、大感激する場面を沢山見せて頂いた。 この物凄い大谷選手のこと、印象に残った比較を再掲します。

 

MLBスラッガー3人の体躯の比較です。

           身長     体重     走力(本塁~一塁)

 ベーブ       188cm    99kg  推定4.6秒(17秒/100m)

 イチロー      180cm    80kg    3.8秒

 大谷        193cm    97kg    3.8秒

 

陸上の世界のスーパースター、ボルト選手体重94㎏・身長196㎝)vs 大谷選手(体重97㎏・身長193㎝)(二刀流・三刀流)です。 この体格の比較も『もしボルト選手が野球をやっていたらなどと夢がひろがりました。 『メ ジャーを高校野球に・・・』などと、野暮も愚痴もやめましょう。 なぜなら大谷選手は、100年に一人、100万人に一人の逸材と、すでに言われています。

 

標題に戻ります。

『MLBが「歴代WBC のトップ10」を更新』。 第1位に大谷翔平vsトラウトの名勝負を選出「こんなにいい台本はない

「こんなにいい台本はない」

「今年のWBCで誰もが期待していた夢の対決が、大会で一番重要な場面で現実になった。まるで映画から出てきたようなシーンだった」「大谷翔平対マイク・トラウト。 おそらく世界で最も偉大な選手の2人が9回裏、ツーアウトで金メダルがかかっている状態で初めて対決する。 メジャーリーグではエンゼルスのチームメイト同士、WBCではアメリカ代表が侍ジャパンと対決し敵同士だ」

「3-2で大谷は美しいスイーパーを放ちトラウトから三振を奪った。 ゲー ムオーバー。大会終了。日本は3回目のWBC優勝を果たした」と絶賛した。

 

❷『憧がれるのは止めましょう』

   アメリカ戦直前、ロッカールームでの円陣声出しは大谷が務めた。

  「僕から一個だけ」と切り出すと、「憧がれるの止めましょう」と要望した。「ファーストにゴールドシュミットがいたり、センターにマイク・トラウト  がいるし。 外野にはムーキー・ベッツがいたりとか。 野球やっていれば誰しも聞いたことある選手がいると思いますけど、今日一日だけは憧れてしまったら超えられないので」と意図を説明し、「僕らは今日超えるために、トップになるために来たので。今日一日だけは彼らへの憧れを捨てて、勝つことだけ考えていきましょう。さあいこう!」とチームメイトを鼓舞した。

 

『泥だらけのストッパー(クローザー)』

 2017年の前回大会に続いて「侍ジャパン公認サポートキャプテン」を務め、WBCを現地で取材した中居は、同戦で終盤にベンチとブルペンを行ったり来たりしていた大谷がマウンドに上がった9回表には「泥だらけのストッパー(クローザー)。泥だらけのリリーフピッチャー。初めてです」と短くリポートし、この「泥だらけのストッパー(クローザー)」はみるみる間にツイッターのトレンドを駆け上がる大反響となった。 すでに流行語大賞の呼び声が高いとの声も上がっています。

以上が、沢山見せて頂いた大感激する場面のうちの三つです。

『影のMVP』は何人もいたのです、やはりこの二人でしょうか

①陰のMVPダルビッシュも完勝Vに感激-、侍ジャパン最年長のダルビッシュ有投手(36)が、あらためて日本球界の底力に太鼓判を押した。若い投手陣だけでなく野手陣にも慕われる「兄貴」として抜群の存在感と影響力を発揮。決勝戦では8回に6番手で登板して1失点で踏ん張り、守護神大谷との「世界一リレー」を完成させた。「侍大将」として若いジャパンを束ね、頂点へ導いた。

 

鳥谷敬氏は、侍ジャパン「陰のMVP」に吉田正尚選手を、大会MVPは大谷に譲ったが、「村上選手がなかなか打てていない時に吉田選手が打っていた。吉田選手が打っていなかったら試合が終わっていた」。 メキシコ戦でボール球をすくい上げて右翼ポール際に同点3ランを決めた場面も振り返り、「あのボールを普通にいい当たりしたらファウル。フィールド内に収められたらライト前、センター前。ホームランできる技術がさすが」と目を丸くした。

 

WBC歴代優勝国一覧

開催年

優勝

準優勝

ベスト4

2006

日本

キューバ

韓国・ドミニカ共和国

2009

日本

韓国

アメリカ・ベネズエラ

2013

ドミニカ共和国

プエルトリコ

オランダ・日本

2017

アメリカ

プエルトリコ

日本・オランダ

2023

日本

アメリカ

メキシコ・キューバ

 

WBC歴代最優秀選手一覧

催年

受賞選手

守備位置

所属チーム

2006

松坂大輔

投手

日本

西武ライオンズ

2009

松坂大輔

投手

日本

西武ライオンズ

2013

ロビンソン・カノ

内野手

ドミニカ共和国

ニューヨーク・ヤンキース

2017

マーカス・ストローマン

投手

アメリカ

トロント・ブルージェイズ

2023

大谷翔平

投手

日本

ロサンゼルス・エンゼルス

 

振り返れば、野球の国(1903年に発足したナショナルリーグとアメリカンリーグの2つのリーグの共同事業機構で、両リーグの統一的運営『メジャーリーグ』)『大リーグ』とも呼ばれる)で、ピッチャーの大谷投手兼打者の二刀流がホームラン王争いをする相手チームのホームラン打者に対戦するという風景だけで、「大リーグ」ファンだけでなく、だれもが『わけの分からない混乱』の衝撃を受けたと思います。 チームのエースが、ホームラン王争いをする。 それも『メジャーリーグ』においてです。 今回のWBCでMVP獲得は『メジャーリーグ』でも三人目で、凄いの、一語です。 

今までのWBCの5度の大会のMVPは、ドミニカ・米国・日本のそれぞれの国籍のMLBメンバーですが残りの2度(第1回・2回)日本国籍のNLBの松坂投手です。 この時から日本は投手王国で凄いです。

(記事投稿日:2023/03/25、#639)

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『地球温暖化・気候変動・異常気象から、一気に気候激変へ?』 『この表題で20180915 纏め、先般20210804の日経記事で追補、今回纏め』

2023-03-22 08:49:16 | 地球・火山・地震・津波

『地球温暖化・気候変動・異常気象から、一気に気候激変へ

『この表題で20180915 纏め、先般20210804の日経記事で追補、今回纏め』

 

温暖化・海水温上昇! 地球を冷やす術(すべ)はない!』、『気象学者がいろいろ言いますが、異常気象の根源は海水温上昇! この海水温上昇の原因がCO2増加による温暖化』 まさに待ったなしです。

地道で身近な対応

  ❶節電徹底

  ❷買い物はショッピングバッグで

  ❸木を植えよう

国家レベルの対応  

  ❹パソコン整備(在宅勤務、早くやればよかった『SOHO』の充実)

   SOHO: Small Office, Home Office

  ❺プラスチックの改良と使用削減

の実施も、この三年、徹底ができなかったようです。 日本をはじめ世界中が『俺・僕・私、関係ねー』がまん延しています。 一部の国では、未曽有の『Covid-19禍』でも同様です。

 

先般(20210804)の日経新聞オピニオン欄からです。

タイトルは『不可逆点に近づく温暖化』、サブタイトルは『脱炭素の急速な進展に期待』とありました。 呼びかけはソフトですが、世界中に起こっている事態は凄まじいものがあります。 ここ一年余りをみても気候変動の影響はだれにでもわかるほど顕著です

 

  • カナダの村では、同国史上の最高気温6℃を観測した後、山火事で村が丸ごと焼け落ち、事実上地図から消え去った。
  • ドイツでは、洪水が津波のように幾多の町を駆け抜け、自動車をコルクように押し流していった。
  • 中国中部の鄭州では、ほぼ一年分の雨量に相当する雨が3日にわたり降ると、怯えきった地下鉄の乗客が胸の高さまである水につかるはめになった。

 

この記事のキーワードを列記します。

  • こうした事態の大半は、起こることが予想されていた。
  • これまで、気候変動に伴う気温と異常気象の数は、なだらかに上昇・増加すると予測されてきたが実際はそうでなく、『非線形』の動きをする時代に入ったのでは。
  • より危険な『非線形』の気候変動の時代に突入したかどうかは、科学者の意見は割れている
  • 特に衝撃的だったのは6月末に長期間発生した、カナダ西部と太平洋沿岸の米国北西部を襲った熱波だ。 何十年も不動だった最高気温を一気に5度も上回った。 人類が引き起こした気候変動がなければ、この熱波は起きなかった。

先生がたの意見は、悲観論・楽観論がいろいろありますが、当然ですが傘寿の爺には理解は難しく、これから3年前の情報と比較しながらの勉強になります。

 

ここからは5年前の情報(ご参考)です。

最近の気候を体験していますと、気候激変(Climate upheaval)へと一気に進むのかと心配になってきています。 今まで想像していたのは、異常気象の原因は、人類の所為かと思っていましたが、どうも人知の及ばぬところ、太陽系で繰り返される大きな変動サイクルの中で起こっているようにも言われます。 更にこの古くて・新しい説、気候激変(Climate upheaval)さえも、前倒しされてきそうです。 

 

最も、相応しい、最近の気象の表現は『気温異常上昇』と思えるほどです。これから即、恐怖を感じるのは『地表に露出した、メタンハイドレード・シェ-ルオイル・泥炭等の高温による自然発火』などが起こったらと思うとゾッとします。

 

気候激変(Climate upheaval)ですが、ネイチャー発表の抜粋です。

【2013年10月18日 AFP】地球が気候の激変を経験する時期はすでに34年後に迫っており、私たちが見知っている環境は永遠に変わってしまうとする気候変動予測が前週、英科学誌ネイチャー(Nature)に発表された。

 

論文によると、現在の温室効果ガスの排出傾向でいけば、地球上の多くの場所が、過去に記録されている異常気象を超える気候に移行するのは2047年。仮に化石燃料の使用による排出量が安定化するシナリオであれば、2069年まで先延ばしされるという。

 今回の論文の主著者でハワイ大学地理学部のカミーロ・モラ氏は声明で「この結果にがく然とした。私たちの生きているうちに、私たちが慣れ親しんでいる気候は過去のものになってしまうということだ」と驚きを語った。

 

さて、目下の異常気象のことに戻ります。  先般(20180815)日経社会欄に載っていました。 『気候変動監視レポート』によると『昨年2017年の世界平均気温は、過去3位 』と。このような広大な地球の『世界平均気温記録』の統計データが、1891年以降あることに驚きです。 

  第1位  1981‐2010の平均に対して、2016年プラス0.45℃

   第2位  1981‐2010の平均に対して、2015年プラス0.42℃、

   第3位  1981‐2010の平均に対して、2017年プラス0.38℃

このレポートからも、異常気象は、CO2の増加が主要因の温暖化(気温上昇と海水温の上昇)による、又は太陽系規模での太陽光の変動(太陽光主要因説)で起こっているのかが簡単には判断ができないようです。 このような状況下で『ホッケースティック曲線』論争はまだ続いています。

 

先ずウエブ情報です。 

『ホッケースティック曲線』

ウエブ情報から引用

 「この急カーブは19世紀以降の地球温暖化を物語っており、このままでは地球は悲劇的な事態に陥る。ただちに化石燃料の使用を減らして二酸化炭素の排出を抑えるべきである」

衝撃的な主張と、「ホッケースティック曲線」というユニークな命名が功を奏して、このグラフはIPCC(気候変動に関する政府間パネル)の報告書で何回も引用されるようになりました。そして、さらにマン自身が2001年からIPCC報告書の執筆者に選ばれるようになったのです。

最近は、世界中で異常気象が頻発しています。 この変化する気候を日本語では、いろいろ表現していると思っていましたが、英語でも、 Global warming、 Climate change、 Abnormal weather、 Severe weatherといろいろあります。 海外のニュースでは、Severe weatherが多くなっています。

気候・気象を考えるとき、その判断の為のデータは長期スパンでは、氷床コア・年輪・サンゴ・等からの推定と、最近データの推移は温度計の測定データからですが、肝心の長期スパンでの気温の正確な推移が捉え難い面がありますが、最近の、

 ①都市のコンクリートジャングル化の拡大や、

 ②地域によっては森林の減少等の環境の変化が大きく、

最近の短いスパンでの気温データの把握も、難しいようです。 『ホッケースティック曲線』の温度上昇が継続し、過去の高温ピーク(BC2000-AD1000間の)に近づき・超える様であれば、『気候激変(Climate upheaval)』時代へ突入の恐れがあります。

(記事投稿日:2023/03/22、#638)

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