知る喜びと、撮る喜びのつぶやき通信  (読める限り読み文章にする。 歩ける限り撮り続ける『花鳥風月から犬猫太陽』まで)

興味のあることは、何でも調べて文章にする。   写真は「光と影」と言われるが、この理解には、まだまだ、ほど遠い.

『AI・人工頭脳、其の四(「シンギュラリティ 2045年」vs「ChatGPT」)』 『ChatGPT(GPT-4)が凄すぎる、シンギュラリティも近い?』

2023-04-19 12:53:53 | 科学

『AI・人工頭脳、其の四(「シンギュラリティ 2045年」vs「ChatGPT」)』

『ChatGPT(GPT-4)が凄すぎる、シンギュラリティも近い?  否、前倒しに』

『シンギュラリティ(singularity)とは、科学技術が急速に「進化」、変化することで人間の生活も決定的に変化する「未来」を指す言葉』

 

 数年前の情報です。 

❶『ムーアの法則:「半導体の集積密度は18か月で2倍になる」という半導体業界の経 験則』、

❷『囲碁では「アルファ碁は人知を超えた」と、世界最強の中国棋士柯潔九段が三連敗』、

❸『量子コンピューターは。複数の計算を同時に実行でき,スーパー-コンピューターの数億倍ともいわれる高速計算が可能と』

と、いろいろありましたが、今回の驚きは傘寿プラスにもショックでした。

 

2045年のシンギュラリティが大変な課題だと思っていました。 新たな情報、『ChatGPT(GPT-4)が凄すぎる、シンギュラリティも近い?』というショッキングな見出しを沢山見ることができます。 

 

子供たちが使える『ChatGPT(GPT-4)』、とにかく静観では済まないが、これに対してヒトは、何ができるのか?

ウエブ情報から引用

 

2022年11月にリリースされて以降、破竹の勢いでユーザー数を伸ばしているAIチャットボット「ChatGPT」。 「インターネット以来の大発明」との声も聞かれ、国内外の話題を独占しているChatGPTです。

 

2022年11月に一般公開されると瞬く間に話題となり、たった5日間で100万人ユーザーを突破。主要なSNSにおける100万人突破にかかった期間から見ても、その注目度の高さは段違いであることが分かります。


主要サービス名称     100万ユーザー獲得までの日数
   Facebook                                    310日
   YouTube              260日  
   Instagram                                      75日
   ChatGPT               5日

さらにChatGPTはリリースからわずか2ヶ月で1億ユーザーを突破したといわれています。Instagramが1億ユーザーを獲得するのに2年半かかったことを顧みても、ChatGPTはまさに異次元のスピードで普及していることがわかります。 

ChatGPTが恐ろしいと言われる理由は

  • 人間を超える?
  • 安全性(情報漏洩)が心配?
  • 仕事がなくなる?

このような情報に、傘寿プラスの爺には、混乱あるのみです。 現在の混乱した世界では規制、管理が可能でしょうか心配です。

(記事投稿日:2023/04/19、#649)

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『男子劣化社会(読んで・解かったこと)』―若い男性が劣化、学力や社会適応など様々な面で、しかも先進国で共通ー 

2022-03-26 13:47:15 | 科学

『男子劣化社会(読んで・解かったこと)』

―若い男性が劣化、学力や社会適応など様々な面で、しかも先進国で共通ー

 草食系男子とか、男子中性化とか、あまり騒がれなくなり安心していたのも束の間、気になっていたことが、日本のみならず、世界中で起こっている状況であることが、表題の本『男子劣化社会』 P.ジンバルドー、N.クーロン共著 晶文社を読んで、再確認しました。 

 

日経読書欄の『男子劣化社会』紹介の抜粋です。

若い男性が『劣化』している。 学力や社会適応など様々な面で。 しかも先進国に共通する問題で、著者である米国の心理学者は、この傾向が続けば、私たちの文化は大事な何かを失うと警鐘を鳴らす。

 

『劣化』を示す『症状』として、

❶各国の学校で男子は女子より成績が悪い。

 

❷労働でも悪い指標が並ぶ。 20代後半~30代前半の男性の失業率の世界平均は9%(2012年)で、約40年前の4.5倍に悪化している。 こうした現状から『やる気のない』男たちが急増している状況が推測できるという。

 

❸では現実の困難を避けた彼らは、何をするのか。 安全な場所・自室に引きこもり、ゲームやオンライン・ポルノに熱中して、想い道理の快楽を得られる、仮想現実の世界に没頭している。

 小中学生までがスマホ・タブレットで見ることができる、オンライン・ポルノ動画が公開されている凄まじさは、真に『世も末』です。

 

❹背景には複合する要因が絡む。 『男が一家の大黒柱に』という伝統の価値観は息づき、期待に応えようと思うが、不況と生活費の高騰で幸せな家族ライフは得られそうもないと、早々と絶望してしまう。

 

❺当事者や政府、学校などが実践すべき解決法を、提示し至急変革せよと、訴える。

 

 地域の自治会活動などに参加して、気がつくのですが、上記のような行動様式や様子が見られるグループとそうでない、所謂、劣化してないグループに、ハッキリと区分されている世界がそこにありました。

(記事投稿日:2017/08/17、2022/03/26、#504)

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『地球はもう温暖化してない (科学と政治の大転換へ)』 ―地球は温暖化しており、地球は冷やすすべがない―

2021-08-09 09:13:10 | 科学

『地球はもう温暖化してない (科学と政治の大転換へ)

   ―地球は温暖化しており、地球は冷やすすべがない―

 

今でも、以前も、同じ考えです。 『地球は温暖化しており、その上、地球は冷やす術がない』と。 超悲観論者の傘寿には、この表題のようなセンセーショナルなタイトルの本が出たので、真実は何か、訳のわからない時代ですので、今、備忘録に残して今後に備えます。

 ウエブ情報から引用

この本は、 3つの主張にまとめられると思います。

  • 気候変動の原因として太陽活動の影響もある。
  • 今後寒冷化する可能性がある。
  • CO2の増加自体に悪い影響はない。

 

世に言われている、CO2の増加が、地球温暖化につながるという主張と、本書の主張のどちらが正しいのか、素人・傘寿の自分には判断がつきません。

 

地球は温暖化しており原因はCO2と言われていますがそれは間違いという衝撃的な内容でした。 そもそもCO2は有害なのか?CO2が増えた事で地球の緑化が進んでいる!? 実験でCO2の濃度を今の2倍にしたら稲の成長が30%良くなったそうで植物にはとても良いそうです。 

 

地球の温暖化は太陽活動が原因。 今は太陽活動が弱まってきているので寒冷化に進む可能性が高い、温暖化より寒冷化対策をするべき。 あれだけテレビ温暖化を煽っているのに、それを嘘だとは何とも恐ろしい本でした。 

 

以下は、いろいろ工夫観測された気温データに関するウエブ情報です。

 

近年の観測精度に関する議論、

地球温暖化の進行状況を見積もる際は、どの変化に焦点を当てるか、また研究に使用できるデータベースなどによって議論の対象となる時間の長さは異なってくる。 計測機器を使用した地球規模での気温の観測は1860年頃から始まっており、観測点は年々増え移動する観測点も多い。

 

先ずはIPCCとは、国連気候変動に関する政府間パネル(Intergovernmental Panel on Climate Change)の略。 人為起源による気候変化、影響、適応及び緩和方策に関し科学的、技術的、社会経済学的な見地から包括的な評価を行う。

 

IPCCの第四次報告書の陸地の「世界平均気温」については、都市のヒートアイランド現象の影響が最小限となるようGHCN(Global Historica Climatology  Network)などのデータから観測地点を選び、さらに人口などによる都市化の補正を行うことで地表平均気温の値を算出している。

 

これまでIPCCは基本的にGHCNのような地上観測データに準拠してきたが、近年はrajラジオゾンデや衛星観測などによって精密なデータが得られるようになってきた。 しかし、衛星データには観測年数が少ないという欠点がある。 また、温室効果モデルによれば地上よりも対流圏中層の気温が上がるといわれているが、ラジオゾンデなどによって実際に観測された気温データには、対流圏中層の特異的な昇温現象(ホットスポット)は観測されていないなど、モデルと観測の食い違いが指摘されている。

 

一方、気象庁の陸地の「世界の年平均気温」はこれまでGHCNの全データを用いて算出していたが、データ精度の信頼性をより高めるために、2001年以降は気象庁に世界各国の気象機関から入電された月気候気象通報(CLIMAT報)の全データを用いて算出しており、都市化による補正は行われていない

 

また、全球平均海面水温はCOBE-SSTが用いられるようになり、陸地と海洋部分のデータを合わせることで、これまでよりさらに誤差の少ない全球平均気温が気象庁においても得られるようになってきた。

 

GHCNの観測地点は増減を繰り返しているため、その平均気温は絶えず異なる数の母集団から求められており、継続した気温の変化を単純に比較することを難しくしている。 特に1990年前後を境に観測地点の急激な減少と平均気温の急上昇が同期して起こっている。 

 

また、GHCNの観測地点はアメリカやヨーロッパなどの先進国に偏っており、気温測定そのものに対しても、観測地点の周囲の環境の変化による影響や百葉箱などの保守管理に対する不備を指摘する声もあり、観測地点の選定や都市化の影響等を受けた近年の気温測定に関する不備を指摘する声は少なくない。

 

一方、IPCCの報告書によれば気温変化における都市化の影響はそれほど大きくないとされているが、観測地点の変化と平均気温の間に高い相関が見られることなどから、IPCCの気温データに対して批判的な見方がある。 長期の見積もりに関しては、樹木の年輪や氷床など様々な自然界の指標を用いて1000年単位の気温変化の復元が行われている。

 

これほど気温の推移・変化を定量的・継続的に把握し難い中で、測定期間(数十年・数百年・数千年)の問題、観測規模、地球規模・宇宙規模(太陽光主因説もあり)が立ちはだかります。

  • 偏西風の蛇行と、その原因はエルニーニョ説
  • エルニーニョの原因と、その原因は貿易風説
  • 海底を流れる深層海流に変化

北大西洋で海の底へ沈み込む冷たい海水は、海底を大西洋、インド洋、太平洋へと流れ、北太平洋で表面に上り、再び北大西洋へ戻る大循環(およそ2,000年で一周)を続けています。

  • コンクリートジャングル
  • 太陽光

 

更に、古くて・新しい説、気候激変(Climate upheaval)さえも、前倒しされそうです。 このような気候を表す用語は、地球規模・太陽系規模での現象ですから、日本語でも英語でも、『言い得て妙・適正なキャプション』はない様です。

 

昨今の、最も、相応しい気象の表現は『気温異常上昇』ではないでしょうか。

これから即、恐怖を感じるのは『凍土下のメタンハイドレ―ドの露出、シェールオイル、泥炭の自然発火』などが起こったらと思うとゾッとします。

 

気候激変説ですが、地球が気候の激変を経験する時期は、すでに28年後(発表当時は34年後)に迫っており、私たちが見知っている環境は永遠に変わってしまうとする気候変動予測が2013年10月18日 英科学誌ネイチャー(Nature)に発表されました。

 

ネイチャー発表の抜粋です。

【2013年10月18日 AFP】地球が気候の激変を経験する時期はすでに34年後に迫っており、私たちが見知っている環境は永遠に変わってしまうとする気候変動予測が前週、英科学誌ネイチャー(Nature)に発表された。

 

論文によると、現在の温室効果ガスの排出傾向でいけば、地球上の多くの場所が、過去に記録されている異常気象を超える気候に移行するのは2047年。仮に化石燃料の使用による排出量が安定化するシナリオであれば、2069年まで先延ばしされるという。

 今回の論文の主著者でハワイ大学(University of Hawaii)地理学部のカミーロ・モラ(Camilo Mora)氏は声明で「この結果にがく然とした。私たちの生きているうちに、私たちが慣れ親しんでいる気候は過去のものになってしまうということだ」と驚きを語った。

 

また、余談です。

今春も話題になった,桜の開花日の前倒しの要因は、冬が極端に寒く、春が極端に暖かいことと、 その温度変化のタイミングによると言われます。 これは温暖化によるもので はなく、寒暖の差の拡大による異様な気象が原因とも、想像できます。

 

現段階では、温暖化の原因は、温室効果ガス主因説が主流です。 それも温室効果ガスの約76%が二酸化炭素(化石燃料由来;約65%と森林減少による:約11%)です。 二酸化炭素削減が急務と言われています。

 

さて、もう一度『地球はもう温暖化してない』というセンセーショナルな説に戻ります。

 

2015 年末に初版の本『地球はもう温暖化してない―科学と政治の大転換へ―』 を図書館で見つけました。 『地球温暖化の主因は、CO2』の狂信者の自分は、 ショックを受けました。 著者は東京大学金属物理学専攻の理学博士で、執筆 当時 81 歳の深井有氏です。

 

CO2 の増加で地球が温暖化し、大変なことになるから、お金を出し合って CO2 を減らそうと国連主導で始まったキャンペーンで毎年数十兆円が使われている。

これに疑問を持ったのが、この先生です。 この『カネメ』は気掛りです。

 

この疑問の背景が、人工衛星で観測した結果、地球の埴生の被覆率が、1982 ~2010 年の 29 年間で、11%増えており、これは主に、この間 CO2 が、約 14% 増加した為と言われている。 CO2 増加が地球を緑化する! CO2 の増加により 地球の緑化が進んでいることが判明~NASA 研究~。 

 

緑化が進んでいるほど、緑が濃くなっています。 主因は CO2 増加、この説は、 不思議なことにメージャーではないようです。 また、国会図書館通いです。

 

ウエブ情報の引用です。 ●国立極地研究所、グリーンランド過去 4 千年の温度復元(2015 年 1 月記)

 

このグラフでは、最近の気温上昇も、地球史上の大きなサイクルの一環と言え るのか、『水の惑星・奇跡の星』地球のことは解り難いものです。

 

深井有著『地球はもう温暖化してない―科学と政治の大転換へ―』によると地球温暖化の主因は、CO2増加ではなく、太陽が主役だと言っています。 一方、

国連機関IPCC(気候変動に関する政府間パネル)は1990年の第1次報告書でCO2増加が地球温暖化の主因説を発表以来、一貫して主張は変えていない。

 

 2014年の第5次報告書では、彼らが頼りの気候モデル計算では、最近の気温頭打ちは説明ができない。 そんな中でも、国はCO2による温暖化を防止するという名目で毎年4兆円もの支出をしている。 この4兆円かけた対策は、GDPを年間1-2%、金額にして5-10兆円押し下げ、この逸失利益分を加えると、負担は国民一人当たり、20万円になる。

 

 2009年、クライメートウォーターゲート事件(IPCCの報告書作りの英国の研究所CRUから、温暖化を印象付ける為のデータ操作、批判封じなどの電子メール記録流出)が発生、IPCCの権威が失墜、各国、豪・カ・米・仏で温暖化対策法案が否決されています。 大多数の国の『人為的温暖化』を脅威と感じる人の割合は50-60%で、これに対して、日本の場合90%以上で、『日本の常識は世界の非常識』です。

 

 IPCCの見解の変遷

第1次報告書(1990年)温室効果が主にCO2により増大

第2次報告書(1995年)温室効果が取り返しのつかないものに

第3次報告書(2001年)温室効果がCO2増加原因だった可能性が高い。

第4次報告書(2007年) 温室効果がCO2増加原因だった可能性が非常に高い。

第5次報告書(2014年) 温室効果がCO2増加原因だった可能性が極めて高い。

第5次報告書では、人為的温暖化は、もはや動かしがたいものとみなされているが、第1次報告書では、中世温暖期にはCO2濃度が高かったという証拠もなく、火山活動や太陽活動との関連づける議論もあったがコンセンサスは得られていないとも述べており、気温の変化の過去データのとり方、と測定地点とその都市化等、分析に困難もありそうです。 

 

そこでホッケースティック曲線

ウエブ情報から引用

「20世紀の気温の急上昇」を表すホッケースティック曲線 (図1、以下HS曲線)は、2001年に発表されたIPCC第3報告書の目玉だった。 過去気候研究の分野としては画期的な数学的手法を用いて作成されたHS曲線は、過去1000年の北半球の気温の中で、20世紀の気温が例外的に高温であるという主張の根拠となり、それ以降、世界を席巻する人為的温暖化論の象徴であり続けた。

 

桜の開花日の前倒しの要因は、冬が極端に寒く、春が極端に暖かいことと、 その温度変化のタイミングによると言われます。 これは温暖化によるもので はなく、寒暖の差の拡大によるとも、想像できます。

 

この問題は、宇宙規模の現象・地球規模の現象・人類のなせる業なのか、いまだ浅学菲才の傘寿には難しすぎますが、まだまだ勉強します。

   (20210808纏め、#369)

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『BMI(ブレーン・マシン・インターフェース)「念じてパソコン操作」へ』―「アンドロイド」は人間の姿のロボット、『BMI』は狭義のサイボーグ?―

2021-01-29 11:54:05 | 科学

  『BMI(ブレーン・マシン・インターフェース)「念じてパソコン操作」 

―「アンドロイド」は人間の姿のロボット、『BMI』は狭義のサイボーグ?―

2025年に団塊の世代が後期高齢者を迎えることになる「2025年問題」にどう対処していくかは、日本が抱える重要な課題の一つになっています。

ウエブ情報から引用

       

先日(20190718)の日経企業欄にあった情報が、今回のキャプション『BMI(ブレーン・マシン・インターフェース)「念じてパソコン操作」へ』です。

 

米新興企業のニューラリンクが、16日に、脳とコンピューターをつなぐ技術構想を発表した。 同社は、米起業家のイーロン・マスク氏が私財を投じて設立したベンチャーの一つ。

 

マスク氏は、BMIの開発の狙いについて、究極的に人工頭脳(AI)と人間の脳とのある種の共生を達成することだと。 かねて、AIが人類の存亡に関わる脅威になると警告しており、脳とAIを融合させることは『文明レベルの規模で重要になると思う』との見方も示した。 

 

この技術も、すでにウエブ情報にはここまで載っています。

 

この技術、頭蓋骨に直径数ミリの穴を開けて大脳皮質に多数の電極を埋め込み、頭の中で感じるだけで、スマートフォンやパソコンを操作することを目指し、障害を持つ人などに役立つとみられている。

 

侵襲式

代表的な侵襲式BMIは

  • 細胞外記録(SUA, MUA, LFP)
  • 皮質脳波(ECoG)

ECoGは硬膜下など比較的安全な場所に電極を設置する方法(部分的侵襲式)であり、細胞外記録は脳に直接電極を埋め込む方法である。

 

一方、米フェイスブックは『大脳皮質に多数の電極を埋め込み』という外科手術の代わりに、頭の表面に着用できるセンサーを使って頭に思い浮かべた文章をコンピュ-タ-に入力する技術の開発などに取り組んでいる。

 

非侵襲式

代表的な非侵襲式BMIは

   が挙げられる。非侵襲式では脳を損傷するリスクが少ないこと、人での』研究が比較的容易であることから研究が進んできたが、EEGに関しては頭蓋骨などの影響で脳波が変化してしまい(体積伝導)、侵襲式と比較して空間分解能が劣るなどの問題点がある。

 

『実例』

 

玩具

2003年 スウェーデンのInteractive Productline英語版)社がMindball英語版)を発売。

2009年10月アメリカ合衆国のベンチャー企業NeuroSky社が脳波の強弱を測定できる「Mindset英語版)」を発売。 これに対応する玩具が発売されている。

同様の脳波測定機器が数社から発売されている。

 

介護・福祉

筋萎縮性側索硬化症や事故などで、脊椎の損傷による部分・全身麻痺となった人がコンピューター画面上でのマウスポインタの使用、文字入力、ロボット義手車椅子などを自由自在に操作することが実現されているなど、脳以外の器官を端末と捉えることでの医療も出現してきた。応用例としてパーキンソン病うつ病の治療にも脳深部刺激療法として実用化されている。 しかしうつ病の場合、患者の性格を変えてしまう危険性もあるので法律面や倫理面で議論されている。 失明した患者がカメラと脳を接続することで、かなり不鮮明ながら外界を捉えることもできる。

日本では国の科学研究戦略推進プログラムの後押しで2012年から大阪大学附属病院と東京大学などのグループが共同で臨床研究をスタートさせる。

 

軍事

軍事競争にも拡散している。 この技術を応用して戦闘サイボーグといった兵士を造り上げることや、脳で戦闘機戦車といった端末軍事用ロボット)を遠隔操縦する構想もある。いずれも戦闘による人的損害を減らすことに目的がある。また、軍事に限らず人的損害を減らす目的で、地雷処理など人間では危険な作業や高圧・真空といった過酷な環境への利用も期待されている。

 

スポーツ

スポーツの分野では、いわゆる「精神状態」を脳波として自覚したり、心拍など制御できるようにする目的で、バイオフィードバックという手法が使われている。

 

ニューロコミュニケーター

ニューヨーク州立大学のジョン・シェーピン教授によるマウスでの実験では脳の快感を知覚する場所に電気刺激を送って物理的に手なずけることで、自在に進行方向を命令するなどの顕著な例も見られる。 『この技術が人間に適応されたらと思うとぞっとします。』

 

人間側の能力はAI技術の超高速進歩には追いつけないので、この古くて新しい問題(人間とAIの進化スピードギャップ)が大きな課題です。 

 

特に日本人は、スマホ・パソコンの所為で、もうすでに漢字をどんどん忘れている。 お隣中国では、繁体字から簡体字に変わったとは言え、小学校で5,000文字覚えるのは、今日では、大変だと思います。 日本の場合、漢字と仮名の『ハイブリッド』ですので、小学校で1,000文字を覚える。 『ハイブリッド』で、よかったです。

 

今年の元旦の日経に載っていました。 将来、日本でも、多国籍の社員が母国語で会話ができる『完全自動翻訳機能』を持つ極小チップを耳に埋め込んでいると。 極小チップに内蔵する、この日本語🔛多国語翻訳に使う『双方向変換する辞書』は、当然AIが創るのでしょうか。

 

『アンドロイド』は人間の姿をしたロボットですが、それでは、『BMI』は狭義のサイボーグと呼べるのでしょうか、大変な時代になっています。

                 (20190719纏め、20210129追補、20210129追補 #110 )

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『人類は、二度と核兵器は使えない(好奇心は探る-戦争のこと)』―実態は「みんなで持てば使えない」などと、いう愚は、早く止めたいー  

2021-01-29 11:17:40 | 科学

  『人類は、二度と核兵器は使えない(好奇心は探る-戦争のこと)

―実態は「みんなで持てば使えない」などと、いう愚は、早く止めたいー

 ウキペディアから引用  

このキャプション『人類は、二度と、核兵器は使えない』を、『信じられない!』と言いたくなる昨今の様相です。 過去の経緯・経験から、北朝鮮が、米国が、いつか、どの場面で『そこに、その核兵器を使う危機がある!』と、させてしまうのか心配ばかりです。 

 

その昔、毛沢東主席が『一発でも二発でも良いから核爆弾を持ちたい、運搬手段は後でもよい』と言ったと、言われています。 

 

今でも、責めてこの『バランス・オブ・パワー』の神通力(核兵器廃絶が難しい今、頼れる術はこれだけ)に期待しています。

 

最強の破壊兵器・原爆が、過去に、『なぜ使用』されたのか、それは、今でもいろいろ議論の対象となっています(当事者の当時の脳内は見えない)が;

 

❶加害者のアメリカは『これ以上、関係国の被害を拡大する、日本との戦争を早く終わらせるためだった』と言う。

因みに、

沖縄での両軍及び民間人を合わせた地上戦中の戦没者は約20万人とされる。アメリカ軍側の死者・行方不明者は20,195人、日本側の死者・行方不明者は188,136人硫黄島戦での米軍の損害は死傷約28,000以上、日本側の死傷約21,000人以上どちらも、『ノルマンディー上陸戦での死傷約10,000をはるかに上回り』ます。

 

❷被害者の日本には『アメリカがソ連との関係を優位にするためだった』と、いう見方もあります。

日本に使ったのは、第2次大戦で途中から参戦してきたソ連に手柄を奪われないようにするため、瀕死状態だった日本をさらに、徹底的に潰したのは、このアメリカだということを世界に示すためです。

 

広島・長崎の死者数は、投下した年で約24万人、被爆後5年間で、累計約34万人に達しています。

従って『一対一』の戦いも同然だったベトナムや朝鮮で使う必要がなく原爆は使用されませんでした。 

あくまで一説です。

 

時代は代わり、環境・状況も変わり、当事国、北朝鮮も米国も、核兵器使用という『愚は侵さないと信じます。

 

ただし、核兵器を持った国で破棄した国は、南アフリカだけです。 イランは開発途中で止めたことはあります。 人類は国家間の争いを裁けない。 いわゆる無法治状態といってもおかしくない状態です。 『みんなで持てば使えない』などと、いう愚は、早く止めたいものです。

                          (20171126纏め、20190303追補、20210129追補、#081)

 

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