知る喜びと、撮る喜びのつぶやき通信  (読める限り読み文章にする。 歩ける限り撮り続ける『花鳥風月から犬猫太陽』まで)

興味のあることは、何でも調べて文章にする。   写真は「光と影」と言われるが、この理解には、まだまだ、ほど遠い.

『「謎の空海・誰でもわかる空海入門」を読んで』 ―空海の由来の「空と海」の風景は四国であったと言われるが江の島にも―

2021-04-29 22:10:46 | 偉人

      『「謎の空海・誰でもわかる空海入門」を読んで}』

   空海の由来の「空と海」の風景は四国であったと言われるが江の島にも―

 

空海の風景の洞窟 高知県「御厨人窟(みくろど)」

ウェブ情報から引用

高知県の室戸岬にあるパワースポット「御厨人窟(みくろど)」、平安時代初期に弘法大師・空海が修行をしたという伝説が残る、海水の侵食によりできた洞窟です。当時青年だった弘法大師はこの地で開眼し、洞窟の中から見えた風景が“空と海”だったので「空海」の法名を得たと言われています。

 

江の島にもありました空海の風景の洞窟

ウェブ情報から引用

島の最奥部にある海食洞窟。古くは弘法大師や日蓮上人も修行したといわれ、江の島信仰発祥の地として崇められてきました。 

 

江の島大師(数十回訪れた江の島ですが、この大師様は初参り)

ウェブ情報から引用

江の島は552年に海底より隆起して生まれたとされ(江嶋縁起)。 814年には弘法大師空海が岩屋に参拝し社殿を創建したとのを起源とする。

 

さて表題に戻ります。 三田誠広著『謎の空海・誰でもわかる空海入門』を読む前に、読んだ空海の本は司馬遼太郎氏の『空海の風景』と高村薫氏の『空海』でした。この本、高村薫氏の『空海』は日経新聞に、大きく紹介されていたので『読書は図書館利用派』の自分が、座右の書としようと、購入して読んで見ましたが、歯がたちませんでした。

 

結構、司馬遼太郎氏の歴史小説は読んでいたのですが、『空海の風景』は、気が付きませんでした。 パナマ駐在中に商用でサンパウロ出張の機会があり、ブラジル・サンパウロの日本人街『リベルタージ』に行ってみました。 その時、古書店で見つけたのが司馬遼太郎著の『空海の風景 上下巻』でした。 

 

古本なので、当然ですが、ご丁寧にセット販売で麻ひもで、がっちりと結わかれていました。 何故か地球の裏側で巡り合った本ですので、即購入して、パナマに戻り、それからは、熱帯の高木林の木陰で、CERVEZA PANAMA(パナマのラガービール)を飲みながら、数日掛けて読みました。 

 

以前に投稿した『空海の凄さ様々 1』の繰返しになりますが、司馬夫人の福田みどり氏によると『「空海の風景」は生前の司馬が最も気に入っていた作品で、サイン本を献本する際にも必ず本作を用いたほどであり、そのため冨士霊園の「文學者之墓」(日本文藝家協会会員の共同墓)にも本作を埋葬した』とのことです。

 

それ以来、空海vs最澄の比較で、空海の謎めいた入唐までの半生と,その後の凄さに、感服していると同時に、将にその生涯も『謎の空海』です。

 

謎の空海❶ 

空海は18歳で大学に入って、儒教を学ぶ。 それからの唐へ留学の十年ほどの期間は、どこで何をしていたか不明。

 

謎の空海➋ 

長く中断されていた遣唐船が派遣され、空海が留学僧として乗船した。 この遣唐船は、桓武天皇の側近で宮中の供奉僧を務めていた最澄の為のものであり、最澄は東大寺で修業し、飛び切りの優等生で受戒している正式な僧であった。 反対に、空海は、山岳修業者であり私度僧と呼ばれ、非合法の僧であり、当然留学の資格はなかった

 

謎の空海❸

最大の謎は、空海は遣唐使の一行と共に唐の首都長安まで往って、青龍寺の『恵果』から、『唯授一人』と称せられる秘法である『瑜伽密教』の秘伝と、膨大な経典と、金箔を貼った曼荼羅と、秘宝と言っていい法具の全てが、空海に伝えられた。 空海の修行期間は、半年にも満たない。

この密教は、天竺僧・金剛智から唐の名僧・不空を経て、『恵果』に伝えられたもの。 

 

謎の空海❹

この時の遣唐使の主役は、最澄であった。 最澄は、遣唐大使と一緒に、トンボ返りで帰国できる『環学僧』で、首都長安にも行かず、海岸近くの天台寺での教えを学び、実質6ヶ月ほどの唐滞在で帰国。 空海は実質二年余の唐滞在。一般に『留学僧』は、20年余の唐滞在であったが『環学僧』でもない空海がなぜ、2年余で帰国できた。

高村薫の目的がどちらかというと、空海死後の現代に至るまでの変化を描くことにあったことに気づき、おもしろい作品?だと思った。 作品と言うより、ルポタージュなのだろうか。

天才が感得した悟りの世界は、死後誰にもわからなかったのだろう。 最澄の延暦寺がその存在を維持していたのに比べ空海の信仰は世俗化をしていった。 荒野聖が世俗の者に理解しやすい伝説を作り上げていった。 福島県の猪苗代湖にまで伝説があるというのがすごい事。

 

『満濃池』を、土木技術で大修復した空海は、思想・芸術、それに学問・技術の諸分野でも時流に抜きんでていた『万能・博識の大天才』、です。 

 

本人の名言『虚しく往きて、満ちて帰る』、数年の準備期間をかけて準備万端の留学であった。 周囲から期待されたエリートコースの大学をやめて、数年経過した時点での入唐決意。 準備万端の空海だから言える『虚しく往きて・・・』と(頭脳を空・無にして留学)。 

 

こうも言っている『たまたま志願者が少なかったので、留学僧の末席につらねてもらった』と、これって『ウイット・ユーモア・エスプリ・アイロニー、それとも、空海のこと、もっと深い意味が・・・』。

遣唐使廃止前の、遣唐使末期であり遣唐使の選抜基準・試験の記録がほとんどない環境でもあり、こんな皮肉を込めてのコメントになったのかもしれません。

 

空海の偉業の一環です。 曜日・七曜はヨーロッパから伝わったのではなく、空海が9世紀初めに唐から持ち帰ったもので、『宿曜経』という占星書に書かれています。

 

そこで余談です

先輩に紹介されて夢中になって並行読み中の、新しい本『系外惑星と太陽系』岩波新書、2017.2.17初版。 何故か、この本の中で、稀有の大天才の空海を偲んでいます。

なぜか、空海を、自分なりに知るにも、時間と体力が限りなく、要るようです。

                          (20210428纏め、#323)

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『COVID-19との長期戦に備えて 1(参考にすべき国々と比較 38)』 ―PCR検査で陽性者の把握と、『率先自主隔離とお願い隔離』の継続徹底を―

2021-04-28 07:51:48 | 政治・経済

『COVID-19との長期戦に備えて 1(参考にすべき国々と比較 38)』

―PCR検査で陽性者の把握と、『率先自主隔離とお願い隔離』の継続徹底を―

 

COVID-19のSARS-Cov-2変異株・多種類の影響が、出始めました。 SARS・MERSの経験がある東アジアの台湾・韓国と比較してみると日本の実態は、かなり厳しい状態にあると思います。

 

COVID-19をSARS・MERSに比較

   

 

SARS

MERS

COVID-19 

感染者数/死者数

 8,096 / 774

2,494 / 858

14,862.7万人/
312.5万人
(20210428現在)

潜伏期間

2-10日(平均5日)

2-15

1-14
(202101
16現在)

感染経路

飛沫感染 
接触感染 
(糞口感染)
(空気感染)

不明
(現在調査中) 

飛沫感染
接触感染

致死率(全体)

約9.6%
(20030930現在)

症例致死率
34.4%
(20191130現在)  

 約2.10%(微減)
(20210428現在)

致死率(年齢別)

34歳未満: 1%
25-44歳: 6% 
45-64歳: 15%
65歳以上:50%以上

不明

不明

終息時期

最初の患者から 
8カ月後

 現在も終息に
至っていない

不明

 

人口100万人あたりのCOVID-19の感染者数推移(東アジアの4カ国)

『人口100万人あたり感染者数、PPMベースで韓国の1.94倍(前月1.86倍から増加)、台湾の99.1倍(96.8倍から増加)』

 

 

4月26日のデータで更新しました。

 

人口100万人あたりのCOVID-19の感染者増加率(11ヶ国と世界)

インド・日本が急増、世界が増加に!

  中国 台湾 日本 韓国 インド スウェーデン ドイツ 英国 米国 ブラジル 南ア 世界
2002 55 1 2 57 0 1 2 1 0 0 0 11
2003 57 13 15 191 0 399 739 571 497 22 23 104
2004 58 18 111 210 24 2,010 1,899 2,633 3,142 368 95 403
2005 58 19 133 224 132 3,675 2,166 3,794 5,349 2,188 551 771
2006 59 19 147 250 411 6,700 2,319 4,201 7,826 6,437 2,550 1,314
2007 61 20 267 279 1,188 8,931 2,491 4,490 13,579 12,279 8,316 2,219
2008 62 20 537 389 2,624 8,341 3,184 4,980 18,171 18,171 10,573 3,243
2009 62.91 21.58 656 464 4,511 9,223 3,452 6,715 21,725 22,476 11,370 4,333
2010 63.48 23.26 794 517 5,896 12,779 6,192 14,948 27,333 25,953 12,232 5,866
2011 64.55 28.34 1,178 676 6,857 24,074 12,770 24,066 40,910 29,808 13,320 8,118
2012 66.67 33.55 1,864 1,205 7,440 43,308 21,013 36,771 60,326 36,112 17,825 10,703
2101 69.52 38.25 3,085 1,531 7,795 56,138 26,564 56,391 79,109 43,304 24,512 13,137
2102 70.15 40.10 3,416 1,756 8,052 65,085 29,245 61,704 86,339 49,639 25,517 14,639
2103 70.68 43.25 3,753 2,021 8,856 79,697 33,940 64,225 92,026 59,977 26,103 16,536
2104 71.21 46.83 4,640 2,388 13,114 94,945 40,399 65,289 97,825 68,775 26651.08 19,297

 

                         10月度    11月度  12月度       1月度        2月度        3月度  4月末予想

                        前月末比 前月末比 前月末比 前月末比 前月末比 前月末比 前月末比

ドイツ    179%   206%   165%   126%   110%         116%  119%

スウェーデン 139%   188%   180%   130%   116%    123%  119%

英国     223%   161%   153%   153%         109%         104%  102%

米国     126%   150%   147%   131%         109%         107%  106%

ブラジル   115%   115%   121%   120%          115%   121%  115%

台湾     105%   122%   121%   114%     105%        108%  108%

中国     100%   103%   103%   104%          101%        101%  101%

韓国     111%   131%    178%   127%    115%        115%  118%

日本     121%   148%    158%   166%         111%        110%  124%

インド       131%   116%    109%   105%    103%     110%  148%

南ア        108%   109%         134%   138%          104%       102%  102%

世界     135%    138%   132%    123%    111%       113%  117%

 

人口100万人あたりのCOVID-19の感染者数推移(東アジアの4カ国)

  中国 台湾 日本 韓国
2002 55 1 2 57
2003 57 13 15 191
2004 58 18 111 210
2005 58 19 133 224
2006 59 19 147 250
2007 61 20 267 279
2008 62 20 537 389
2009 63.00 22.00 656 464
2010 63.00 23.00 794 517
2011 65.00 28.00 1,178 676
2012 67.00 34.00 1,864 1,205
2101 69.52 38.25 3,085 1,531
2102 70.15 40.10 3,416 1,756
2103 70.68 43.25 3,753 2,021
2104 71.21 46.83 4,640 2,388

 

将来の感染症に備えて、この度の『後手に回った新型コロナ感染症対策』の経済へのマイナス影響の分析を、スパコン『富嶽』で、是非やってほしいと思っています。 国民に解りやすく『つまってる場所と原因』を説明して、みんなで対応が必要です。

 

今までは、各方面・分野で『喉元過ぎれば…』で世界中に後れをとっている事例が日本では、多々ありますので。 台湾までとは言いませんが韓国並みに『人口100万人あたりの感染者数』を抑え込んでいたら、と思います

  (20210428纏め #322)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『最新技術が歴史の謎を解く 1(関ヶ原の戦いの東西軍の布陣』 ―衛星画像・航空写真・宇宙線(ミューオン)観測・DNA鑑定で―

2021-04-26 22:20:44 | 歴史・日本

  『最新技術が歴史の謎を解く 1(関ヶ原の戦いの東西両軍の布陣』

衛星画像・航空写真・宇宙線(ミューオン)観測・DNA鑑定で―

 

数年前のベストセラー『日本史の謎は「地形」で分かる』竹村公太郎著や、最近では『宇宙考古学の冒険』サラ・パーカック著があります。 前者は地図から、後者は衛星画像からの解析です。 今回は、赤色立体地図(2002年に航空レーザの標高計測結果を表現・可視化するために開発)からのアプローチです。

昔から地図を見るのが好きでした。 小中学校時代は図書室や音楽室に掛けられた日本地図を飽きずによく見ていました。 特に、故郷千葉県の旧海上郡三川村は背後・北側には関東ローム層の台地が東西に広く横たわっていました。この大地を地元では『デー(台地の台のこと)』と呼んでいました。 この台地は水捌けがよく大きなうねりの起伏の麦畑は雄大で、北海道の富良野を思い出させるほどでした。 

 

山男の時代は、紙の地図のトップは、北に向ける習慣になり、その後はタブレットの操作で地図の向き(トップがいつも北)には苦労しました。 傘寿の今は、遠出も、ままには、なりませんので、国土地理院地図や、グ―グルマップの航空写真とストリートビューで、昔いったことのある27か国を、センチメンタルジャーニーの『地図上ハイキイング』を楽しんでいます。 前置きが長くなりましたが、表題に戻ります。

 

表題『最新技術が歴史の謎を解く 1(関ヶ原の戦いの東西軍の布陣)』

衛星画像・航空写真・宇宙線(ミューオン)観測・DNA鑑定で―

 

先ずは、ドイツ将校も一見して、西軍の勝利と見た関ヶ原合戦の東西両軍の布陣です。

 

ウキペディアから引用

 

日本の陸軍大学校に教官として招かれていたクレメンス・W・J・メッケルです。 布陣図では西軍がほぼ完全に東軍を包囲しています。メッケルはそれを見て、即座に西軍の勝ちだと言いました。 ところが実際には東軍が勝ったこと、かつその詳細な理由を聞いて、「ああ、それは政治の話だ。実際の戦いとはまた別の次元の問題だ」と言ったそうです。

 

関ヶ原盆地で、三つの山城からの鶴翼陣で、その上『逆落とし』攻めで、野戦得意の徳川家康の東軍と迎えようとした、西軍の石田三成は、武闘派でなく文知派と言われていますが、武闘と文治の『文武両道』のようです。

 

この度の歴史探偵は、関ヶ原の合戦には西軍が事前に準備した迎撃体制;

 

関ケ原の『西側奥の玉城(城山)』と、

関ヶ原の『北側の菩提山城』と、

関ヶ原の『南側の松尾山城』で、東軍を鶴翼陣で包囲攻撃する計画

 

であったと予想して、これらの山城を赤色立体地図で作成し、石田三成たち西軍が築いたとみられる巨大山城の跡を確認した。 敗れたはずの西軍は、鉄壁の防衛網を築き上げ、家康を迎え撃とうとしていた。 玉城を取り囲むように松尾山城、菩提山城を配置され、鶴翼陣の両翼の先端に位置し鉄壁の布陣で、機能すれば、歴史が変わっていたと番組の中でいっておりました。

秀吉だからこそ、数カ月できた小田原の石垣山一夜城は、野戦ではなく小田原城攻めのためです。 野戦用に三つの山城を短期間に大規模増改築は無理。 

 

秀頼の出陣に備えたと推測していますが、西軍の総大将毛利元就が大阪城に控え、淀殿は、秀頼傘下の三成と家康の内紛とみており、秀頼の城山(玉城)への出陣はありえなかったと思います。 玉城は、南北朝時代にもあったそうで、その頃の城であれば関ヶ原の戦いとは無関係になります。 関ヶ原の戦いの前には、西軍が持っていた領地です。 西軍は徳川軍に負けた敗者でしたから、記録が残っていません。 赤色立体地図によると、東西15km、南北7kmの大土木工事で造られたことがわかります。 切岸は最大20m、堅堀も無数見つかりました。 本丸の大きさが実に256m、普通は100mですから、玉城は圧倒的大きさで一夜城ではありません。 千田教授によると、豊臣秀頼のための城ではないかといいます。

 

1600年竹中重門は関ヶ原の戦いでは、東軍につき徳川家康に『菩提山城』を提供していました。 

 

さらに現地調査で、関ケ原合戦のキーマン、小早川秀秋の裏切りの痕跡(西軍を攻める造作)も発見とありましたが、この松尾山城は三成と秀秋が合意で事前準備しており、標高差200ⅿほど逆落としで攻めるのは『対東軍』、『対西軍』でも同じ最高の戦術です。

では、なぜ西軍は負けたかですが、 理由を聞くと「ああ、それは政治の話だ。実際の戦いとはまた別の次元の問題だ」と言ったそうです。

 

 関ヶ原合戦布陣(別図再掲)

今回の三つの山城の位置関係がわかります。 もっとも重要な松尾山城は東軍、西軍のどちらへも横腹を『逆落とし』で攻められます。 城山(玉城)は東軍を殲滅の決め手になる好位置です。 この地図には表示できないほど(右上部)、道沿いで10数km離れた『菩提山城』は関ヶ原合戦には遠すぎて備えの城であっと考えてます。

 

ウェブ情報から引用

 

菩提山城

伊吹山系の東端にある菩提山(402m、関ヶ原の標高100-150ⅿ)山頂に築かれた東西150メートル・南北300メートルの山城。 1600年竹中重門は関ヶ原の戦いにて東軍につき徳川家康に菩提山城を提供した。

ウェブ情報から引用

 

玉城・城山、関ヶ原奥(西中央の)

縄張りは、南北に延びる城山(307ⅿ、関ヶ原の標高100-150ⅿ)の山頂部に主郭を置き、南側の尾根筋を堀切で断ちきって防備を固めている。 主郭西側に一段下がって曲輪があり、この下から南側の堀切までの間には畝状竪堀と土塁。

 

玉城は、築城年代や築城者について定かでないが、南北朝時代に佐竹義春が足利尊氏に追われここに砦を築いたと伝えられ、戦国時代には岩手城主竹中氏の家臣杉山内蔵之介が居城とした。

関ヶ原の合戦の折には城山の東麓に大谷吉継が布陣。

ウェブ情報から引用(赤色立体地図)

 

松尾山城

関ケ原を一望できる松尾山城(290ⅿ、関ヶ原の標高100-150ⅿ)松尾山にあり、関ケ原の戦いの際、小早川秀秋が布陣し、ここから西軍の側面を突いて、一気に東軍を勝利に導いた場所。

ウェブ情報から引用

 徳川家康の戦略は、本当にすごい。 この時点で、14年後の大阪城攻め『冬の陣』・『夏の陣』を想定していた可能性があります。

           (20210426纏め #321)

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『日経新聞の記事下広告に見につまされる広告が、反省を込めて』 ―現役のころに、これを知っていて実践していたらと自戒を込めて備忘録に―

2021-04-18 10:32:42 | 政治・経済

『日経新聞の記事下広告に見につまされる広告が、反省を込めて』

      ―現役のころに、これを知っていて実践していたらと自戒を込めて備忘録に―

 

昔、お世話になった会社の海外事業部で、働いていた時、ある機会に、今回広告に載った本の中で紹介された会社・トヨタ自動車さんのサービス部品部門を訪問見学ができました。 

 

この時、聞いた数字を今でも覚えています。 自分の所属している海外事業部の製品の年間輸出額がこの会社のサービス部品の年間輸出額とほぼ同じでした。 自動車産業の凄さや、その裾野産業のスケールを知ったのもこの頃でした。

 

一方、香港でエレベーターの仕事をお手伝いしていたころに、代理店の社長の一言『エレベーターの商売は、まずは200基の販売実績を達成すれば、今後はなんとかメンテナンス事業で事業を継続できますよ』と。 事業・商売の継続が大変なことを知りました。 これ余談です。

 

表題に戻ります。 キャッチフレーズだけですが、今後の課題とします・

 

『日本最強企業 トヨタの社内コミュニケーションは半端ない‼』

『トヨタの会議は30分』

  • 原則、会議への出席は担当者一人のみ。上司の付き添いは認めない!
  • 5秒で状況判断!場の雰囲気を読み取り、参加者のマインドをそろえる
  • 「会議ではメモなし」が暗黙のルール。メモのは数時くらいで良し
  • プレゼンに不必要な横文字は使わない。専門用語には必ず注釈をいれる
  • しゃべらないのも、しゃべりすぎもダメ!「口2耳8」に割合で対応
  • 空気を読まない。むしろぶち壊しに行く。忖度せずにストとレートな議論をぶつけ合う

昔に、原点に戻って基本を忘れずに、頑張っていきたいと思います。

(20210418纏め、#318)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『COVID-19との長期戦に備えて 2(感染者増加率・PPM推移 18)』 ―中国・台湾・日本・韓国と日本の一部の都道府県と比較―

2021-04-15 08:50:06 | 政治・経済

        『COVID-19との長期戦に備えて 2(感染者増加率・PPM推移 18)』

    ―中国・台湾・日本・韓国と日本の一部の都道府県と比較―

 

新型コロナウイルス『SARS-CoV-2』の変異種の影響をこれから、一番大きく受けるのは日本と韓国かもしれないと怯え、かつ心配です。 

 

心配になる点はここです。

『人口100万人あたり感染者数、いわゆるPPMベースで韓国の1.87倍(前月1.86倍から微増)、台湾の95.7倍(86.8倍から増)。』

 

20210413(アジア4ヶ国)、20210414(一部の都道府県)のデータで更新

世界中でCOVID-19が、変異株の所為か、下げ止まり状態の大変な事態になっていますので、4月は、まだデータ不足のため(20210413/20210414現在)、予測データの精度は落ちますが、中国・台湾・日本・韓国と日本の一部の都道府県と比較を更新しましたが、調べた中では大阪・沖縄・愛知・東京・神奈川が増加傾向心配です。 

 

数値は、「日本全国の都道府県別と国別の人口あたりの新型コロナウイルス感染者数の推移」のデータを引用しました。 マスコミも、傾向(グラフ)と定量的100万人あたり(PPM)とか,百分率(PCT)数値と更に、母数等を示して欲しいものです。 

 

世界の主要国の一部はワクチン接種効果が見られます。 日本の場合は、PCR検査もワクチンも大幅遅れです。

 

単なる絶対数の数値表示には、都道府県別『前日比・前週比・前月比等も、更には、『改善・ベスト5と悪化・ワースト5』だけでも、付けて欲しいと思います。 デジタル化・IT化の実現につながります。

  中国 台湾 日本 韓国 東京都 沖縄県 大阪府 北海道 愛知県 神奈川県 埼玉県 千葉県
2002 55 1 2 57                
2003 57 13 15 191 38 6 32 34 23 17 13 26
2004 58 18 111 210 307 98 186 150 65 111 116 129
2005 58 19 133 224 377 98 202 207 67 148 136 145
2006 59 19 147 250 447 98 208 241 69 163 154 153
2007 61 20 267 279 912 272 482 275 273 276 315 265
2008 62 20 537 389 1,495 1,472 970 339 603 545 535 487
2009 62.91 21.58 656 464 1,848 1,711 1,211 401 710 758 633 622
2010 63.48 23.26 794 517 2,233 2,296 1,448 610 825 954 793 804
2011 64.55 28.34 1,178 676 2,941 2,977 2,301 1,689 1,339 1,365 1,147 1,120
2012 66.67 33.55 1,864 1,205 4,323 3,701 3,405 2,560 2,192 2,312 1,945 1,770
2101 69.52 38.25 3,085 1,531 7,187 5,192 4,963 3,323 3,181 4,432 3,427 3,565
2102 70.15 40.10 3,416 1,756 8,022 5,639 5,349 3,637 3,424 4,881 3,993 4,217
2103 70.68 43.25 3,753 2,021 8,691 6,532 5,926 3,999 3,624 5,226 4,466 4,735
2104 71.00 46.00 4,431 2,372 9,677 8,763 8,260 4,400 4,117 5,667 4,978 5,172

 

 

      10月末  11月末  12月末     1月末        2月末  3月末    4月末予想

             前月末比 前月末比  前月末比 前月末日 前月末比 前月末比 前月末比

中国   100%  103%  103%  104%   101%   101%  101%

台湾   108%  122%  121%  114%   105%   108%  107%

韓国   111%  131%  178%  127%   115%     115%  117%

日本   121%  148%  158%  166%     111%     110%  118%

東京都  121%  132%  147%  166%   112%     108%  111%

沖縄県  134%  130%  124%  141%       109%     116%  134%

大阪府  120%  159%  148%  146%       108%     111%  139%

北海道  152%  277%  152%  130%       109%     110%  110%

愛知県  116%  162%  164%  145%       108%     106%  114%

神奈川県 126%  143%  169%  192%       110%     107%  108%

埼玉県  125%  144%  170%  176%       117%     112%  111%

千葉県  129%  139%  158%  201%        118%     112%  109%

 

東アジアでは、日本が、まだまだ,安心できません。 優等国台湾は、まだ抑えこんでいます。 増加も気になりますが、中国の抑え込みは、日本で適用できるかどうかはわかりませんが、研究すべきと思います。 

 

特に日本の場合は、実態を定量的な解析、特に増減傾向を示して、正確に国民に理解していただき、まだまだ先になりそうな、ワクチン接種が40%~50%になるまでは、繰り返しですが『三密回避』、『マスク着用』と、『うがいの徹底』です。 

 

最重要はこれ、『指定感染症のCOVID-19のクラスター感染と爆発感染』を防ぐには、八方ふさがりの目詰まりを改善して『ワクチン接種拡大』と継続した『PCR検査拡大と陽性者には率先自主隔離と、お願い隔離の徹底』が必要です。

 

とにかく、後手後手のモグラたたきは、先に行って、大変な出費と経済損失になります。 最近は、日本が特に酷い状態ですので、見やすいグラフを多用し、定量的なデータ(最近の第四波懸念)を国民に、正直に提示して備えの重要性を理解してもらうことです。   

 

ずっと心配していました、ヒト(医療関係者不足)・モノ(医療関係機器・設備不足)・カネ(国は、お金の印刷・借金で調達できても、『縦割り組織・IT後進国』で末端まで、なかなか届かない事態)が、『どこかの目詰まり』よりは、『広範囲での目詰まり』です。

 

休業支援金(給付金)の制度設計は『もう少し、公平性について工夫がほしかった』の一語に尽きます。 IT後進国で『データ』のデータづくり(力仕事)と管理が下手で、上手く使えないのが理由でしょうか。 税金を使うのですから、企業規模や支店数などを考慮した傾斜式・階段式の『休業支援金(給付金)制度設計』をお願いします。

 

『個人事業主に識別番号制度』つくりがやっと動き出したようです。

(20210415纏め #316)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする