私のつれづれ草子

書き手はいささかネガティブです。
夢や希望、癒し、活力を求められる方の深入りはお薦めしません。

いけないマイブーム

2009-01-29 | 10住む・暮らす
昨日、今日と、安全な入浴方法がテーマの健康番組をやっていた。
親族に脳梗塞の人たちが多い私としては、この季節、見逃す訳にはゆかない。
録画して、しっかり見た。

テレ朝の「たけしの○○○」と、NHKの「ガッテ○」。
いずれも「42℃~43℃の熱いお湯での入浴は、危険であるから避けるべし」
という意味で共通していたけれど、切り口は全く異なっていて面白かった。

一方が医学界の従来からの常識を分かりやすく説いているのに対し、もう一方はより新しい研究結果が取り込んである。どちらの番組も意識していただろうが、どちらも新鮮だった。

「日本人は毎日ちゃんと風呂に入るべし」というのが信条の私は、生活のリズムが崩れない限り、一日の終わりに、毎日必ず湯船につかり、心身の垢を落として満足する。

風呂の残り湯はさっさと排水する主義だが、「節約のすすめ」と「掃除のすすめ」が結合し、ここ数日、風呂上がりに残り湯で掃除をするのが日課となっている。

「風呂上がりの清浄な手で掃除なんて…」というのが今までの感覚だったのだが、一度試みると、爽快であることこの上ない。

サッパリとした体で掃除をし、心も一層清められたような清々しい気分。
実に心地よいのだ。

…で、ここ数日、毎日のように深夜の掃除をしている。

模様替えをする訳ではないので、ドタバタと騒々しい訳ではないが、深夜の静まりかえったマンションで、雑巾を洗い、絞り、バケツのお湯をジャンジャン取り換えている音が、階下の家庭に全く影響していないとは保証出来ない。

しかも、私の入浴時間は相変わらず日付変更線をまたぐ。

これは、マナー知らずで非常識な行為である。
決してほめられた行為ではない。
尋常ではないとわかってはいるのだが、すっかりマイブームとなりつつあり、止められない。

日頃「常識がない」「社会のマナーはどうなった」と若者に憤る私だが、実は、私とて「常識社会から少し距離を置いた環境が楽だ…」と思っているひとりだったことを今更思い出している。
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深夜の通信販売

2009-01-27 | 2見る・読む・聴く
またまた眠れなくなってしまい、テレビのスイッチを入れる。
PCのスイッチも入れて、何かしら書きましょう…というノリ。

健康食品の通信販売や再放送の時間帯、チャンネルを合わせたのは某テレビショッピング専門番組。

一昔前はこの時間帯に、感じのよいキャスターが何人かいたのだが、現在の担当キャスターは苦手。

滑らかに、言葉が機関銃のように発射される。
頭の回転もよろしいのだろうが、彼女が苦手なのには訳がある。

独りでずっとしゃべりつづける時には気にならないが、業者さんを招いてやりとりしながら進行するとき、彼女は業者さんの言葉を必ず遮る癖があるのだ。

ゆっくりとしたしゃべりの一般人リズムに合わせられないのだろうが、言葉を遮られる業者さんの戸惑いがヒシヒシ伝わって、不愉快になる。

言葉の機関銃スタイルに、ある種の利点はあるのだろうが、こういうタイプの人と共同作業をすることは、想像し難い…否、できない。
情報は正確にたくさん発信されるのだろうけれど、余裕のない時、この種の人と一緒にいることは間違いなく辛い。

共感がないので(私の場合)、衝動買いにはつながらない進行。
その点、良いかもしれぬが、ぼんやり深夜のバックグラウンドボイスとしては不適だ。
実に身勝手な感覚で、まるで意味のない書き込みだけれど…やはり頭が活動していない証明かな。

どうやら、寝る努力をするのが正解のような。
きちんと眠ることは、人にとって大切なことですね。
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コンビニの閉店

2009-01-25 | 5考える
当地では、昨年末から今月にかけて、従来あった店舗があちこちで閉店しているのを見る。

郊外に出かける途中、いつも通る200メートル足らずの路地では、通りの左右に「空き事務所」などの貼紙でテナント募集する物件を三つも見つけた。

ここ十年余りで、これほどたくさんの「賃貸募集中」の物件を目にすることはなかった。
ニュースに上らないような小さな事業者も、整理や調整をせざるを得ない状態になっているのは間違いないことのようだ。

先日、知人の一人が
「投資信託の評価が三割から四割減少していて、この状態が四~五年も続くようだったら、ちょっと耐えられない」とこぼしていた。
「わからないよ…百年に一度の不況だもの」と返したが、実際、円高、株安、金融不安の流れは、想像以上に長引くのかもしれない。

コンビニ業界の売上が、百貨店業界の売上を抜いた…というニュースがあったが、コンビニとても、既に飽和状態を超えてきているような気がする。

我が家の近辺には、この二~三年で最大手S系列のコンビニのほかに、F社、SU社と出店が相次いだ。
マーケットリサーチに誤りの少ないS系列のコンビニが、数百メートルの範囲に出店を許すなど、いくら人口が増えているからと言って、どの店も厳しいだろう…と近隣の人たちと話をしていた。

まず古参のコンビニP社が閉店した。
その後も新店の出店が相次ぎ、P社の次に古くからあるS系列のコンビニが、今年に入って閉店したのだ。

年末に行くと、アイスクリームの冷凍庫がほとんど空で、大量購入があったに違いないと思っていたのだが、年が明けてからも、弁当やパン以外の商品補充はほとんどされず、什器がむき出しになっていた。
最後の最後まで閉店セールをするでもなく、定価販売していたのは、流石だったが。

客は入っている感じの店舗だったので、まさかそこが閉店するとは思わなかった。
しかし、兆しははっきりとあったのだ。

ある日、アルバイトさんに初めて外国籍の方が現れた。その方は、写真入りのシステム化された名札を用いず、手書きのネームプレートで接客対応してくださっていた。

通りに面したゴミ箱は、気がつけば撤去されており「ゴミのある方は店舗内の店員にお渡しください」などというプレートが下げられた。
完璧にマニュアル化された、S系列の店にあるまじきことだった。

閉店の翌日は、きっちり朝九時から重機の音が鳴り響き、午後にはそこに何があったのかわからない、さっぱりときれいな賃貸物件になっていた。

店を閉めることができたのは、その店舗の余裕の現れであったのかもしれない。
契約や何やかやで、引くに引けない事業者もいるに違いないのだから。
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お行儀の悪い人たち

2009-01-22 | 10住む・暮らす
世の中には、法律違反ではないけれど、○か×かと言えば、明らかに×…暗黙の了解に反した行為というものがあるような気がする。

底辺に道徳とか、しつけとか、常識といったものが深く脈々と息づいていてこそ暗黙の了解は保たれるわけだが、そこのところが欠落している人たちが悲しいかな明らかに増えている。

私の住むマンションは、駐車場のほとんどが機械式になっていて、入庫、出庫の度にキーボックスにキーを差し込んで操作が必要となる。

キーボックスの扉は、開ければ閉めるのが常識だと思うのだが、ある特定の住人が車を出入する度、必ず、キーボックスの扉は全開の状態で放置される。

特定の住人以外の利用者が利用する都度、180度に開かれた扉をきちんと閉めておくのだが、自分が利用した足跡を残すかのように、必ずその住人の利用後はキーボックスの扉は全開である。

若い夫婦なのだが、彼らの家は、トイレもお風呂も扉が開けっぱなしだろう…と想像する。

多分、玄関には靴が乱雑に脱ぎ散らかしてあるに違いない。

心も整わず、出世もしないだろう。
彼らの間に育つ子供は、勿論マナーを学ばず、周りの人々に眉をひそめられていることに気がつかないまま、自分はいじめられている…とかいって嘆くのだろう。

実家の隣家は、子どものおられなかった未亡人(死語かも)が、長く華道教室を営んでおられた京風の立派な邸宅であった。

瓦一つ一つ、生垣の木々一本一本に手をかけ、こだわっておられた美邸であったが、その方が亡くなり、相続された方により賃貸に出されるようになってから、みるみる間にその美邸は薄汚れていっている。

転勤族で、家族の多い方が、借り上げ社宅として住まわれることが多いようなのだが、現在の居住者は従来になくお行儀が悪い。

子沢山で玄関からは靴や傘があふれている。
玄関に乱雑に並べられた自転車。

飲み物、お菓子の袋や容器が、側溝や近隣の庭に投げ散らかされる。
他所の家の壁にボールを打ちつけて平然としており、美邸の一角をかたちづくってきた小さな庭石が、近隣のいろいろな所に積み上げられ、素知らぬ顔だ。

勿論、落ち葉は道路に散らばり放題。
いたずらな子供も子供だが、当然指導していない親御さんも「?」な対応をなさる人物。

美邸はみるみる薄汚れ、美しかった庭木は手入れされることなく、生気を失い枯れ始めているようだ。

しかし、彼らとて法律違反ではなく、迷惑なお行儀の悪い人たちに過ぎない。

当節、声に出して改めてもらう、地域の力はなくなってきている。
とかく面倒な社会になっているので、妙な人たちには関わらないに限る…というのが共通認識だ。

このままでは、そんなご迷惑な人たちが多数派になって、美しき日本の地域社会は死に絶えるかもしれない。
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鳥の嗅覚

2009-01-17 | 10住む・暮らす
鳥の嗅覚は、人間と同程度に、生物としては弱い部類にあるというのが通説のようである。
よって「臭いで鳩の飛来を防止する」というのは、余り実効性のない方法のように思えた。

ところが、日の出と共に日常的になりつつあった、鳩夫婦のベランダ来訪が、二日間続けてみられない。

かれこれ10年以上、引出しの奥にしまいこんだままの「ローズマリーオイル」を、ベランダに数か所振りかけておいただけなのだが…。

彼らはローズマリーの香りを心地よく感じなかったのだ…としか考えられない。

アロマテラピーをかじって、あれこれ試していたのは10年以上前。
使い切らないままマイブームが終わって、エッセンシャルオイルが数本残されている。
ただ、どの香りでも効果があるというわけではあるまい。

本来の用い方をするには躊躇する年代物のエッセンシャルオイルだが、こんな使い方もあったか…と、独りご満悦である。

今朝一番のニュースは「旅客機がハドソン川に不時着した」というものだったが、原因となった「バードストライク」という現象を防ぐのに、ある漢方薬を薄めた液体の散布が効く…という説明をするホームページを見つけた。

それは「その漢方薬に含有される物質の臭気を、鳥が嫌って効果がある」というものだった。

疑心暗鬼に感心しつつ「どんな臭いなのか嗅いでみたい!」という思いに駆られる。

販売先として空港などを想定している様子で、個人が購入する類のものではないのかもしれないが、古いエッセンシャルオイルが底をついた時には、ちょっと検討してみようかな。

しかし、あまりの悪臭だと、それはそれでまた耐えがたく、別の問題が発生するかも…と、想像しては楽しむ罪のない私である。
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2009-01-15 | 10住む・暮らす
年が明けた頃から、日の出とともにほとんど毎日、我が家のベランダに鳩が訪れるようになった。

ゴロゴロという独特の鳴き方をする。
必ずつがいで飛来するので、ベランダに到着した時点で、互いに意思疎通をはかっているのだろう。
少し調べてみると、鳩のつがいは、鳥類の中でも終生同一のペアを保つことで有名な、堅固なつがいであるらしい。

人間様は、少し鳩を見習うべきかな…と、無責任にちらっと思う。

平和の象徴として尊ばれるので、意地悪はし難い。
しかし、彼らのフンには命を危険にさらす病原体が含まれることも珍しくないので、あまり頻繁に我が家のベランダに飛来されるのはご遠慮したいのだ。

手摺があるタイプのベランダではないので、鳩よけグッズも使えるものが限られてくるのだが、ちょっと強烈な臭いの精油でもコンクリートに振りかけてみようかなと思っている。
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「雨の中の私」という絵

2009-01-14 | 雑観
「雨の中の私」というテーマで絵を描かせ、それによって心理状態を診断するという心理テストを、健康ネタのTV番組でやっていた。

「実のなる木」やら「食卓の絵」やらと同じ要領で描いてみる。

私が描いたのは、草原の中央で天を仰いで手を広げ、横なぐりの激しい雨に、傘もなく打ちつけられる自分の姿。

やってしまった…という感じだ。

雨=ストレス(横なぐりの激しい雨は相当に強いストレス)
傘などをさし、雨から身を守ることができていれば、社会のストレスにきちんと対処できているということらしい。

なかには、家の中から雨を眺める私を描く人もあり、こうした場合、ストレスとは縁遠い、誰かから守られている要領の良い人…ということになる。

私のような絵を描く人は、激しいストレスに身をさらされている状態で、気分転換が必要なケース。

ストレス耐性が落ちてきているのは、ひしひし感じているところなので、病気にならないうちに、適度に発散しておかないと…。

状態が進むと、絵に描かれた自分は小さく小さくなり、そうして、降りしきる雨の直線に消されてしまうことになる。
そんな風になってしまうのは、悲しいからねぇ。
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気持ちの悪いもの

2009-01-12 | 6悩む
世の中に、気持ちの悪いものがたくさんある。
年々その数は増えて行っているような気がする。

得体が知れない…というのが気持ちの悪さの原因するところだ。

例えば、何が入っているかわからない食品。
例えば、自分に合うかどうかわからない薬剤。
例えば、感覚的に理解できない人物の言動。
例えば、忍び寄る恐慌の影。

血に染められたような夕焼け空。
常日頃、多弁な人の沈黙。

最近最も多いのは、迷惑設定してもしても届く販売メール。
今日は「ブログやSNSで嫌な思いをしたことはありませんか?セキュリティをお任せ下さい」といった怪しげなメールまでが届いた。

ただ、網を張っているだけなのか、それとも何かしら覗いた結果なのか、気持ちの悪いメールを受取ると、インターネット社会から手を引きたくなってしまう。
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咳との格闘

2009-01-10 | 1食べる
熱はない。
痰も出ない。

ただ、咳だけが続いている。

咳込むと喘息様に止まらなくなるので、横隔膜・肋間筋といった呼吸をつかさどる筋肉の痛みが耐えがたい。

こうなってくると、抗生物質は無駄。
ビタミン剤と鎮痛剤を飲み、生姜湯、レモネードとあれこれ作っては飲んでいる。

そういえば、大根の千切りに水あめをのせ、それによってしみ出した液体を飲むことで、ピタリと咳が止まったことがある。

祖母が入院していた時、同室のすました感じのおばあちゃまが教えてくださったものだが、ビタミン含有云々ではなく、陰陽五行説で肺の色に白が充てられることから、白い大根の液体によって肺は補われるという考え方が元になったものだという気がする。

もっとも、ピタリと咳が止まったのは、その20年近く前の一回こっきりで、その後、大根水あめの液体では上手く行かないのだが。

昨夜、市原悦子さんがドラマで実に可愛い「いじわるばあさん」を演じておられた。

その中で「大根あめ」と称して大根を蜂蜜に浸してつくる風邪の薬を作っておられたが、同様のものだ…と思い出した。

私の祖母は、私が風邪をひくと、ひとしきりお小言をまくし立てた上で、やはりお粥や生姜を入れた甘い酒粕汁などをつくってくれた。
咳が続いて喉が痛み始める頃には、食塩をフライパンで炒って、それを白い大判のハンカチで包み、喉に巻いてくれた。

昔の人たちには、知恵に富んだ、沢山の民間療法があったような気がする。

なかなか曲者だったが、我が祖母にも温かい側面が確かにあった…と、思い出していたら心がほっこり温かくなった。
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周期的不眠

2009-01-08 | 8病む
周期的に眠れなくなることがある。

生活リズムが乱れていたり、気がかりな課題を抱えるとき陥りがちなのだが、この度は、風邪を引いたことがきっかけとなっているような気がする。

「早く治して、あれこれ片づけなくては…」と、自身にかけたプレッシャーの結果である。

体力のあるときには眠ることを諦め、無理やり生活リズムの調整をするのだが、体調がかんばしくない場合、これはかえって状況の悪化を招く。

何としても眠り、回復リズムに乗りたい。

そんなときにすることは…。

牛乳を温めて飲む。
何度も見慣れたDVDを繰り返し見る。
お風呂にゆっくりとつかる。
カモミールエッセンス配合のミストを振りかける。

この度は、風邪をひいていることもあり、お手製の「梅醤番茶」をつくり飲んでみた。
昨年、非ウィルス性、原因不明の肝機能障害に悩んだ私は、極力薬を避けたい。
首にはミニサイズのホッカイロを巻きつけ、腹巻もしている。

体はすぐにポカポカして来て、眠りの淵に落ちていくことができそうな気がしていたのだが…覚めてしまった。
あともう一歩だったのに、残念。

そうして、とうとうPCのスイッチを入れてしまった。
NHKにチャンネルを合わせ、深夜の再放送を見ながら、パタパタ始める。

2時になっても眠ることができなければ、お風呂にゆっくりつかることにしよう。
にぎやかに入るので、階下の一家には迷惑なことだろうけれど、許してもらおう。

あぁ、玉ねぎを切って枕元に置くって方法もあったな。
玉ねぎの匂いが、場合によっては不眠を助長するおそれもあるけれど。
とにかく、眠れればそれに越したことはない。
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