私のつれづれ草子

書き手はいささかネガティブです。
夢や希望、癒し、活力を求められる方の深入りはお薦めしません。

湯治

2014-09-28 | 14楽しむ
温泉が好きだ。

資金に恵まれ、好きな土地で好きに生活してよいと許されたなら、きっと温泉のそばに住まいを見つけたいと思っている。

当節、潔癖性が極まって、よそ様と同じ湯船につかるのはNO!という不自由な方もおられるようだが、貴い日本文化のひとつである温泉療養という文化を否定しなくてはならないとしたら、日本人として実に不幸なことだ。

私は折に触れ温泉を楽しむ習慣をもっているが、自分の身体とじっくり対話するための期間をもとうとすると、しばし逗留する必要が出てくる。
そして、これが厄介なことなのである。

普通の旅行にしてもおひとり様は敬遠されるが、湯治場の宿にしてもこの点は変わらない。
二人以上の方が宿としての利益率も高いのだろうが、そもそも湯治はそれぞれの身体の状態にあわせて温泉に身を置くものであるから、ひとりが基本の単位だろうと思うのだが、そうはいかないのが世のままならぬとこだ。

湯治はひとりがベース。
これが何とか常識として認知されないものだろうかと、長らく思っている。


コメント
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