私のつれづれ草子

書き手はいささかネガティブです。
夢や希望、癒し、活力を求められる方の深入りはお薦めしません。

「業突く張り」あるいは「強突く張り」

2022-11-18 | 7追憶する
私の大好きな時代劇の主人公が、大変強欲で、食い意地が張った、頑固で自己中の母上様の事を「うちのごうつくばばぁが!」と言う。
私はその「ごうつくばばぁ」が大好きで、理想のキャラターでさえある。

一方でその時代劇の主人公もまた、実のところ大変なマザコンで、強烈で厄介な母上様をこの上なく大切に思っている。

私にもそうした存在の婆さまがいて、今は亡きその婆さまについて話す時には「あれはえらいごうつくばばぁでしたよ」と言う。

一体どんな字を当てるのだろうか。
辞書で調べてみると「業突く張り」あるいは「強突く張り」と表記されているのを見つけた。
由来については詳しく解説されていない。

スマホで検索かけると「強欲であるが愛しい」という内容が読み取れる。
想起されるキャラクターは、やはりあの時代劇の母上様であるような気がする。

「恨みながら愛し、愛しながら恨む」「憎みながら慈しみ、慈しみながら憎む」という感情にも近い。
決して上品でなく、公の場で使える表現では無いけれども、好きな言葉だ。
そうしたものが、世の中に数限りなくある。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« それも加齢なのか | トップ | 井之頭氏か伊澤氏か »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。