私のつれづれ草子

書き手はいささかネガティブです。
夢や希望、癒し、活力を求められる方の深入りはお薦めしません。

国勢調査

2020-10-14 | 7追憶する
国勢調査が終わった。
ネット回答して日にちを経たが、連絡もないので、問題なく統計データに加えられたに違いない。

5年ごとの調査。
今年は簡易な調査の年であったのだろうか。

もう20年以上前になるが、父が記入した国勢調査の調査票を見て、愕然とした日の事が思い出される。
父の記入はでたらめで、現実を正確に反映するものではなかった。

マークシートの記入を消ゴムで消しながら、父の認知状態がどうしようもなく衰えており、もう病であることを認めざるを得なかった。
頑固で記憶能力に長けた父が、既に正常ではなく、盛大に親子喧嘩する相手にはもうなりえない。
呆然とした記憶が、国勢調査の度に甦る。

父が亡くなって久しい秋である。
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お外ご飯

2020-10-11 | 1食べる
コロナ禍で、外での食事を誰かと楽しむこともいよいよ少なくなった。
一緒に楽しむ方が高齢者であれば、あるいは自分がウィルスをもっていて、はからずも相手に感染させることになってしまった場合に、後悔してもしきれないから。

それでも世の緊張はいくらか緩んでいて、マスクをしないで街を闊歩する人をしばしば見かけるようになった。
次々閉店してしまう外食店舗。
しばしば通ったお食事処の無事をひとつ、ふたつ、確認するように時折訪れる。

お気に入り店舗の健在を確認。提供される食事を味わう。
馴染みの味を美味しく頂ける幸せ。
世の中は刻々と変化するが、美味しいものを頂くときの喜びは変わらない。
ほんのつかの間、幸せを噛み締めて食べる。生きていると思う。
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