私のつれづれ草子

書き手はいささかネガティブです。
夢や希望、癒し、活力を求められる方の深入りはお薦めしません。

丑三つ時

2009-03-30 | 1食べる
土曜、日曜と無性に眠く、不眠なんて言葉は忘れてしまいそうな勢いだったのだが、今宵丑三つ時、またまた眠れない。

十年ものの梅酒を引っぱり出し、ワイングラスに七分目。

これぐらいが私にとっての適量。

梅酒も十年を経れば香り豊かなだけで、アルコールっぽい感じはほとんどない。

けれども、数分もすれば頭の血管がバクバクし始めるから、そのままベッドに倒れ込んでしまおう。

こんな形でリズムをつくるのは好きではないのだが、まぁ、とにかく眠らなくっちゃね。
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野次馬スピリット

2009-03-27 | 雑観
現在の住まいに居を移して、発見したことがある。

自分が、非常に物見高い野次馬気質の持ち主であるということである。

前面を昔の街道に接した住まいなので、日に何度も緊急車両のサイレンを耳にすることになる。

特に深夜の緊急車両の音ははっきりと聞こえ、私は必ずどこかの窓からこっそりと覗いてみるのを習慣としている。
現場に出かけて行ってまで様子を確認する訳ではないので、まだしも…と思うことにしているのだが、非常に下品で野次馬気質にあふれる自分を認めざるを得ない。

これ、自分のいる環境の安全を確認しようとしている訳で、防衛本能の高さでもあると思うのだが、それでは良く言いすぎるか。

基本的に自分に影響しない他者のことについて、恐ろしく無関心な性質なので、このスピリットは、家ネコが他のネコが我が家の庭に現れたのを確認するや、うち中の窓をめぐって監視するのに似ている。

野次馬ならぬ野次ネコっていうところだろうか。
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為替相場

2009-03-25 | 6悩む
なぜ?といぶかるばかりの円高が、急激に是正されていっている。

米国とは一蓮托生のようなところがあるので(!?)ドルに対しての動きはさほどではないが、対ユーロ、対オーストリアドル、対ポンド、対ニュージーランドドルといった米国以外の通貨とのバランスが是正される勢いには、全く恐るべきものがある。

為替変動の激しさは、株価変動の比ではないような気がする。

株価もやっと戻してはきているが、とかく先を読むのは難しい。
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立ち入り禁止

2009-03-24 | 12怒る
年明けからせっせと取り組んでいた住まいの片づけが一段落。

旧吉田邸など歴史的建造物が立て続けに焼失するニュースを聞き、10年近く空家となっている実家の古屋が気になり始めた。

すこし前までは、昔堅気のおばさま方がお元気で、側溝に草が生えているだのなんだのとコミュニティーを指導して下さっていたので、落ち着いた住宅街だったのだが、近年目に見えて荒れてきた。

多分、問題があるのは、転勤族で団地内でも格別に立派な家を賃借して住んでいる一家と、少し前売却された古い家を購入されて住人となった若い一家。

…どちらも子沢山だ。

そして、どちらの家の側溝にもお菓子の袋やジュースの缶が散乱している。

少し前なら考えられない光景なのだが、ピリリと辛い山椒のように指導力のあったおばさまはもういらっしゃらない。

空家となっている我が家は、悪ガキ達の格好の遊び場となっているようで、木くずは散乱するや、お菓子の袋は放りっぱなしだわ…訪れる度スーパーのビニール袋に半分ぐらいのゴミを収集することになる。

親がしっかり子供の行動を把握していないのは間違いないが、地域の指導力もなくなっている。

「敷地の中に入るだけで不法侵入なんだけどなぁ…」と思いながら、余りセンセーショナルな態度にも出られず、しかし、何かあっても一切責任取れないし「ひどい破壊行為があったような場合には警察呼ぶぞぉ…」と密かに決意するぐらい。

「ニッポンの未来もいよいよ危ういなぁ」と思うこの頃である。
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鳥類バランス

2009-03-20 | 10住む・暮らす
私の住まう生活圏で、3種類の鳥たちが勢力争いを繰り広げている。

正直、争いなのかちょっとした勢力地図の変化なのか、その辺は鳥ではないのでわからないのだが、大きく分けてカラス、鳩、スズメの3鳥類が、時間と区域を微妙に組み替えながら棲み分けをはかっているのだ。

1~2年前まではカラスの勢力下、雄々しい鳴き声で日の出を知った。
夕暮れには、大挙してねぐらへ帰る姿を目撃したし、某1部上場会社の自社ビルでは、社名の金属パーツを大きなくちばしでつついて、街中に「カンカン」という音を響かせて遊ぶ高等な?カラスも存在した。

最近は「ホウホウ」という鳩の独特の鳴き声で目覚めることが多い。
独特の、こもった鳩の鳴き声が好きではないのだが。

しかし、カラスに比べれば鳩はやはり穏やかな性質だ。
つがいは仲がよく、常にコミュニケーションをとろうとしているし、カラスの様に何かを攻撃するような所は見たことがない。

平和的な鳥だが、それでも私は鳩が余り好きではない。

大量に群れて飛ぶスズメにゾッとし、街角のゴミを食い散らすカラスに眉をひそめ、ビルの休憩スペースと定めた屋根から落とされた鳩の糞にげんなりする。

要するに、そもそも私は鳥が余り好きではないのだが、そのうちまた彼らの勢力図が塗り替わる日を静かに待っているのだ。
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籐のスツール

2009-03-18 | 14楽しむ
年明けから、和室におくスツールをずっと探し続けていました。

軽く、品よく、和のティストを乱さず、畳を傷つけないもの。
ついでに廉価であれば言うことなし。

元来家具好きですが、最近は家具屋の敷居が高くなりました。
家具屋さん自体が少なくなりましたが。

最近の店舗では、廉価なものは雑貨売り場に一緒くたに並べられ、さまざまな品を比較することも難しく、そのくせ購入するとなると大半が輸入ものですから、輸入用のパッケージのまま渡されたりして…。
家具屋さんの、製品に対する愛情のようなものがまるで感じられません。

かくて、廉価な小型家具はインターネットで探すのがお決まりになっています。
1~2割ほどネットショップの方がお安いですし。

しかし、この度のスツール。
なかなかこれというものに行き当たりませんでした。

そもそも、クレジット会社にいつからか拒否反応があり、支払方法をクレジット決済に限るネットショップからの購入に躊躇します。

妥協して注文することがあっても、何故か一週間ほどして「手配がつかなくなりました…」なんてメールが届く始末。

…で、探し出したのは、結局店舗販売しているお店。
出かけて行けそうな地域で、籐家具販売の検索をかけてみましたところ、ようやく行き当たりました。

http://www.miurarattan.co.jp/index.html

オーダーメイドの製作をされる籐家具専門店です。
しかも、代金前払いでのネット販売もされている様子。

オーダーメイド品は金額も立派なものが多いですが、上品なつくりの印象のよいものばかり。
しかも、手頃な値段の既製品を取り寄せ販売して下さっています。

その既製品の中から、予算内の好ましい一点を見つけ出しました。

少しの不安を覚えながら注文してみましたが、届いたものはつくりのしっかりした、予想以上にきれいな製品でした。
籐家具は輸入品が多いですが、国内で手がかけられているのでしょう、繊細に丁寧につくられています。

梱包前にはきちんとプロの目でチェックして下さっているようで、送付のされ方も気配りが感じられました。

ご機嫌で和室にセット。

今度はサービスルームの椅子をオーダーしてみたくなってきました。
予算が組めるよう、ちょっと頑張らねば!
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都市ガス

2009-03-17 | 10住む・暮らす
長いつきあいの友人が、今日、沢山の新鮮な魚を持参してくれました。

ブリのアラにぷりっぷりのカワハギ、刺身4種の盛り合わせ。

「さぁ、炊き立てご飯と一緒に食べよう!」と喜び勇み、早速調理にかかりました。

ブリのアラは生姜と、カワハギはゴボウと煮付けます。

鍋を二つ、ガスコンロに置き、それぞれ酒、みりん、醤油を注いだ煮汁を煮立て、いいバランスで煮付けることができれば、間違いなく美味しいはずの新鮮な魚。

ところが我が家の台所、魚を煮付ける時に一つ問題が…。
必ず換気扇を強にセットし、ベランダ側の窓を開け放たねばならないのです。

天井のガス漏れ検知機が、蒸発したアルコール分を認めるや、敏感に反応するので…。
それはもうけたたましい警報音が鳴り響き、勝手口を全開にして、アルコール濃度が薄まるまで警報音は鳴りやまないのです。

お向かいさんやお隣さんは、
「あの家またやらかしているな…」と思っているに違いありません。
私、常習犯なのです。

重々反省し、煮魚をつくるときには十分注意しているのですが、鍋二つの同時調理はいかんせん強力だったかも。

煮汁に酒やみりんを使わなければ良いのでしょうが、美味しい煮付けを食べるには欠かせないアルコール分です。

警備会社の管理下にあるので、警報が鳴ると、ほどなく警備員さんが訪ねてくださいます。
「今の誤作動です!」
と連絡しても、警報を鳴らしてしまったからには解除作業が必要な訳で、御足労いただくことになってしまいます。

「ごめんなさい。申し訳ない。」と警備員さんにお詫びをし、すっかり落ち込む私。

友人は、ただただ驚いていましたが、一つ教えられました。

プロパンガスは比重が重いから検知機を下につけるけれど、都市ガスは空気より軽いので検知機は天井設置が常識なのだと。

皆さんご存知でしたか?

郊外のプロパンガス生活が長かった私は、ガスはどれも空気に比べて重たい物質のはずで、天井に検知機を設置しているのはおかしい…とずっと思っていたのです。
私の認識は完璧に誤りでありました。

やはり私が悪かったのです。

ガス検知機が、料理に使うアルコールに反応しなくなる方法はないものでしょうか。

警報怖くも、煮魚食べたし。

ほとんどトラウマになりつつあります。
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10年もの梅酒

2009-03-14 | 1食べる
何年も生活空間を整えることなく暮らし、年明けから漸く我が家を片づける…という作業を重ねた。

開かずの間は解消されたが、細かなところに手つかずの物体がまだまだ存在する。

昨夜、流し台の下で静かに熟成していた梅酒が目にとまり、ちょっと飲んでみようかな…なんて気分になった。

梅シュロップをつくり、ソーダ割りにして楽しんでいた頃、ちょっと気分を変えて仕込んだ梅酒なので、かれこれ10年になろうという代物だ。

2リットルのボトルに静かに息潜めたそれは、美しい琥珀色。

シュロップをすくう為のお玉?でそっとすくい、ワイングラスに注ぐ。

角のないまろやかな甘み。
長い時の施す仕事はやはり素晴らしい…と飲めない私がご満悦である。

ホワイトリカーで作った記憶があり、まろやかとは言ってもアルコール度は依然として高い。
気がつけば、真っ赤な顔で怪しい気配。

でも、悪酔いはせず、程よい感じではありました。

一夜明けて、やはりちょっとむくんだ感じはあるけれど、時には軽く一杯も良いかもしれません。

今年は、また梅酒造りにトライしようかな。
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ふーん、知らなかった

2009-03-12 | 6悩む
世の中不況であるし、株価も恐ろしく低水準なので、決算集中月の今月、配当と優待を狙って、スーパーやデパートといった小売業の安定株を物色していた。

ところが、どうも様子が変なのだ。

「ここはどうだろう?」と魅力を感じ、詳しく状況を調べてみる小売店のいずれもが、何故か2月決算。
配当や優待を受ける権利確定の決算月を、みな終えてしまっているのだ。

どうして2月決算なの?といぶかってみたところ、やはり訳があるようだ。

http://manabow.com/qa/kourikessan-1.html

3月なんて繁忙期に、決算作業が重なると大変だから…ということらしい。

俗に「ニッパチ」と呼ばれる、2月・8月。
世の中の経済活動が一段落し、低調な時期にこそ決算はするべし…ということなのだ。

なるほどねぇ。
商人はかくあらねば…と感心することしきり。

しかし、ひと月遅かったなぁ。
吉と出るか、凶と出るか、はてさて。
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日向夏

2009-03-09 | 1食べる
今年、早くも日向夏を見つけました。
日向(宮崎)は、もう春うららを通り越して夏の気配でしょうか。

季節を限って食べられる、旬のある食べ物です。

柑橘系の食べ物が、さほど好きではありませんが、この日向夏は毎シーズン必ず食べます。

表面の黄色い皮だけを薄くナイフで剥き、内側の白皮ごとお醤油などつけていただきます。

酢醤油、ゆずコショウなどともいい相性です。
私は飲めませんが、ヘルシーな酒の肴にもなりますね。
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