私のつれづれ草子

書き手はいささかネガティブです。
夢や希望、癒し、活力を求められる方の深入りはお薦めしません。

本当のことを話していないと

2014-01-23 | 5考える
本当の事を話していないと、頑張りはきかない。
嘘や取り繕うことで乗り切ろうとしても、粉飾は体に巣くう癌細胞のようにカロリーを必要とし、エネルギーを浪費するばかりだ。

それは年を経て、いささかの物欲が減少しても変わらない現実だ。

近年の細密な画像からは、隠しようもなく真実が透けて見える。
途中で逃げ出すことになるのは、疑いようも無い。
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孤独のグルメ

2014-01-22 | 2見る・読む・聴く
テレビ東京系列の放送局がない地方都市で暮らす私が、「孤独のグルメ」という一風変わった仕立てのドラマを初めて見たのは、確か一昨年の年末か翌年始のことだった。

酒は飲めないが食べること大好き人間の私に、性別が違うというだけで、珍しく志向の一致を多く発見するドラマ。
松重豊氏演じる五郎さんの心のつぶやきで進行していく不思議なドラマは、その展開も音楽もどれひとつ違和感がなく好ましい。
地方局の編成では、年末年始の特番だったり、ウィークデーのどっぷり深夜が放送時間だったりするが、運よくその放映に出くわすと、一生懸命デジタル番組表を追っかけて録画をする。

適度に編集して、繰り返し見るのだが、見重ねているうちに、「グルメ」もさることながら「孤独」という感覚がひしひしと迫って来て切ない感覚にとらわれるのだ。

「独り」には慣れっこで、集団のなかで協調性を保ったり、家族と調子を合わせるといったことの方が苦手な私が、「孤独」という言葉にとらわれて、いささか追いつめられるような感覚に陥るのだ。
「孤独のグルメ」を見ているうちに。
特にSeason2のエピソードには、そうした追いこみ方をしてくるものが多かった。

原作の漫画はまだ読んだことがないのだが、存外哲学的なしつらえのものなのかもしれないと思う。

豪快に食べに食べ、瞬間の食の喜びに満たされながら、あふれ出る好ましい心のつぶやきは、抑えようもなく「孤独」を誘い、「孤独」の意味を問いかけてくる。

いささか辛くはあるのだけれど、とにかくお気に入りのドラマであることに変わりはない。
そう、Season4が待ち遠しいのである。
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