私のつれづれ草子

書き手はいささかネガティブです。
夢や希望、癒し、活力を求められる方の深入りはお薦めしません。

身につまされる

2009-09-27 | 3老いる
この言葉をこれ程感じたことは近年ないのだ。

「おひとりさま」で検索をかけ、日々のぞかずにはいられなくなったブログがある。

http://yuripanda.blog.smatch.jp/

上記ブログがそれ。

余りに切実で、それに触れることも躊躇されていたのだが、日本の老人介護の一つの典型が、見事に綴られていて共感せずにはいられない。

あらがえない社会制度や、医療や介護の世界の経済状況、そして御老人の陥りやすいジレンマがありありと見て取れる。

そして、私の現実にも恐ろしく似通う部分があって、この気持ちをどう表現すればよいのやら。

我が父は、この秋、フルコースの最終コーナーを回ろうとしている。
息切れしている訳ではなく、日本の老人介護制度のフルコースをかくしゃくとした足取りで駆けている。

伴走者のほうが、息切れしつつあるのだ。
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二代目 桂枝雀師匠

2009-09-26 | 雑観
連休中、敬老の日を挟むこともあってか、時代劇や落語などのプログラムが目白押しで、何番組かをぼんやりと楽しんだ。

桂枝雀生誕70年とかで、亡くなった桂枝雀師匠の特番を懐かしく観たりした。

米朝一門会の落語会で一度、生の枝雀師匠の落語を聞いたことがあるが、既に病を得ておられたころで、笑いを仕掛けるエネルギーが低下していたのだろう、弟弟子のざこば師匠の破天荒な笑いに飲まれてしまっていた。

テレビの中の枝雀師匠は、まったりと艶のある上方落語を披露していらした。
何度観ても飽きない味わいを感じる。
ひたむきで、余りに笑いに対して真摯でありすぎていらっしゃったような。

他者の反応に自身の評価をゆだねる業は、苦行だと思う。

十年来の友人が、退職をし、新たな事業を自身で立ち上げるという。
固い職場で、通常なら定年までとどまられることが多い。

友人はエネルギーのあるうちに、人に喜んでいただける夢を現実にしたいと言っていた。

もちろん、自己満足では終われない人であるから、自分が関わることで相手が得るものがあったと喜んでくれて初めて満ち足りるのだ。

今夜のゴールデンタイムのワイド枠で、関西の人気もの宮根アナとTBSの安住アナの大阪ブラリ旅といった企画が放送されていたが、宮根アナも自己満足では終われないタイプだった。

見えないところで悪夢をみたりっていうのは、わかるような気がした。

キャラクターとして面白いのは、やっぱり自己満足では終わらない宮根アナ。
安住アナが自己満足の人という訳ではないけれど、関西の美学は、関東の粋(イキ)では語れない苦行を伴っているような気がする。
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結局のところ

2009-09-23 | 5考える
私の人格が余り真っすぐではなく、いささかひねくれている所為なのかもしれない。

順当に巨人が優勝し、我が国の首相が温室ガス25%削減をぶち上げたニュースを見ながら、何だか面白くない。

冷徹な印象だった、経済団体の長の御発言の方がより自然な気さえする。


今朝は、カラスがしきりに鳴いていた。

鳩の鳴き声に悩まされていたのは夏の盛りまでだったが、カラスの鳴き声には鳩の鳴き声にほど嫌悪感を覚えない。

ホントにホントは、私が腹黒く意地悪な人間である所為なのかもしれない。

穏やかで仲睦まじい鳩よりも、狡猾で悪行を重ねるカラスの方がしっくりくるのだから。
…問題だと思う。
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巳年の人たち

2009-09-22 | 雑観
巳年の人たちと縁がある。

人生を共に歩むことはないが、要所要所に必ず巳年の人が立っている。

感覚的には全く異なる人たちなのだが、同じ船で航海しないので許容しうる。
同じ船に乗ってしまうと、どうしても譲れない部分が生じてしまうだろうが。

80歳、68歳、56歳、44歳。
あの人もこの人も、気がつけば巳年の人たちだった。

どの人も皆、一見穏やかな人柄だが、とてもとても頑固で、決して自分の認識やスタイルを変えることはない。

わがままな私は、彼・彼女らの人生観に同調することは出来ない。
衝突しない距離を保って付き合う。
安全間隔を保って付き合い、私の領域に土足で踏み込んで来ない限り、程よい付き合いが出来るのだ。

「君子の交わりは水のごとく淡く清し」といったところか!?
なんてことをほざきつつ、巳年の人たちを、わずかな経験則から導いた個人的統計学で決してしまった秋である。
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変わりゆくもの

2009-09-21 | 14楽しむ
連休、久々に山へ行ってきた。

250~260㎞走っただろうか。
秋の草花があちこちに愛らしく咲くお気に入りの山だ。

昨年は流れゆく雲が楽しく、頂に寝転んでその様子をゆったりと楽しめたのだが、今年はいささか雲厚く肌寒かった。

20㎞余り続く登りの山道で、幾度も行き違う車を避けて離合する為バック走行を繰り返した。
去年は、様子を熟知している感じの車の後について走った。
あれは近道だったのだな、昨年は一度も下りの車に出会うことはなかったのだ。

知っているのと知らないのとでは異なる結果が待っている。
また、ツキが有るのと無いのとではこれまた至る状況は天と地だ。

今年は渋滞しそうな高速道路を避けた。
渋滞にかかることもなかったが、道々の観光スポットもさほど混雑している気配はなかった。

帰り道に立ち寄った温泉施設も、程よい人の入り具合だった。

たった一年しかたっておらず、ルートも立ち寄った先もほとんど同じなのだが、変わったなぁ…という感慨に陥る。

何がどう変化したからか。
何が一番変化した為か。

よりよく進んでいるのだろうか。
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ニュースが怖い

2009-09-18 | 雑観
最近、ニュースを見るのが何だか怖い。

変革の条件は揃った訳で、この先我が国がどう変化してゆくのか、おっかなびっくりだ。

新与党の歴史的勝利はよいとして、そのマニフェストがそのまま全部実行されることを望んでいる訳ではないと思うのだけれど。

膨大な額の手当てに、高速道路無料化?
少し風穴のあいた感じの郵便局を(確かに今の郵便局は明らかに変だけど)またまた役所の出先機関に引き戻す?
果ては「日本は日本人だけのものではない」なんて言われて、法改正なんてされた日には…それこそ騒乱でしょう。

あのマニフェストを全部実現してしまっては、本当に我が国は崩壊してしまうのでは?
一般家庭だったらとっくに破産している大借金財政なのだから。

一般的国民は、縮み志向だなんだといわれながら、何とか身の丈にあった経済状況にしようと家計を切り詰め、超緊縮を実行してきている訳で、その世帯毎の必死の改善努力を国家戦略で水泡に帰することになるのではないかなんて…凡庸な頭で恐怖を覚える。

堅実で、安全志向の国民性が、国家の在り様にまるで反映されていないのではないか。

リアルタイムの民意を、誠実に汲み取ることを試みてほしい。
そうでなければ、方向性が変わるだけで、本当の意味での国民主権なんて結局ほど遠い。
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とうとう入手、パワージューサー

2009-09-17 | 1食べる
パワージューサーをあれこれ思い悩んだ挙句、とうとう入手。
二週間ばかり前、一度注文をかけてキャンセルしているので、入荷通知も発送手続きもあっという間でした。
…以前、私が注文した時の仕入品が、在庫となってしまっていたのかも。

重量6㎏。
重さ自体は余り感じないけれど、やはり「大きいなぁ」という印象です。

大きな体にしっかりとしたモーターが内蔵されている所為でしょう、あらかじめ調べあげた通り、動作音は静かです。
振動もほとんどなく、朝6時のジュースづくりも何とか可能なレベル。
…ホントのところは上下階の住人に聞いてみないとわからないけれど。

ただ、容量が大きい為、パーツもそれぞれみな大きく、片付けが結構大変。
洗った後の洗いものカゴには、ジューサーのパーツ以外にはもうお皿一枚の席だってありませんって感じです。

また、沢山排出される食物繊維の量が半端でないので、それを料理するメニューをいくつかモノにしなくては…。

まずは、カレーに忍ばせてってところからでしょうが、野菜ゴロゴロのウチのカレーが様変わりすることになりそうで、いささか無念ではあります。

ジュースの絞りカスを利用したメニューは、クックパッドでもあまり見当たらず、今宵お好み焼に忍ばせてみましたが、見事な失敗でした。
当分、あれこれ試してみることになりそうです。
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酔っています

2009-09-16 | 14楽しむ
最後の夏バージョン(レモン)の入浴剤で入浴。
すっかり涼しくなって、窓辺の室温計は20.8度をさしています。

いつもはここで、この夏仕込んだ梅酢の炭酸水割でクエン酸入り水分補給するのですが、とうとう梅酢は底をついてしまいました。

梅酢ボトルの奥にあった十年物の梅酒をグラスに注ぎましたが、これもまたボトルの底に近づきつつあるので、氷砂糖の糖分濃い目。
炭酸水で割ってグラスに注いだ分を消化したものの、どうやら酔っ払ってしまったようです。

いくつになっても酒に弱いですね。
体質は母方の家系を継いでしまっているようで、真っ赤な弁慶になって今日はコテンと眠れるかな?

酔って眠った分には、脳は本来の睡眠を得られないのですよね。
すっきりと、あれもこれもすべて忘れて眠りたいなぁ。
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¥1,000.- カット体験

2009-09-15 | 14楽しむ
十年近く、40日に1度ぐらいのペースである美容サロンに通っていた。
スタッフが10名ぐらいの比較的規模のあるサロンで、大体1回の予算が¥12,000.-といったところ。

担当のスタイリストは当初中堅スタッフだったのが、ナンバー2になっている。

担当スタイリストのカットには馴染んでいて、その日の気分でふらりと立ち寄っても、なんとか折り合いをつけて仕上げてくれていたのだが、昨年から完全予約制になってしまった。

当日「今日どうかしら?」と電話をいれても、人気のスタイリストにはすでに予約が入っていて「明日でしたらご予約いただけるのですが、明日はいかがでしょうか?」…と大抵いわれてしまう。

上質な対応をする為にシステム上必要なのはわかるのだが、そういう手順が面倒なタイプなのだ…私。

とうとう耐えられなくなったのが春先のことで、サロンをさまよい始めたのだが、そんな頃友人から「¥1,000.- カット」の話を聞きこんだ。

話を聞いて数か月、とうとう試してみる気になった。

社員食堂よろしく、入り口の販売機でチケットを購入する。

カット台は3台。

10分間で次々にお客がさばかれてゆく。

それぞれのミラーの足元に吸気口があって、カットが終わるたび備え付けの箒で切られた髪をかき集め、吸気口の前に。
スイッチを押すと、集められた髪は吸気口から壁の向こうへ跡形もなく消えてゆくという構造だ。

ケープは二枚用意され、一人終わるごと折りたたみ、異なるケープをもちいる(その間消毒しているのね、きっと)。

くしは使い捨て(希望すれば持ち帰り可)。

ハサミも二つ用意されていて、交互に使っているようだ。
前の客のカットをしたハサミは、定位置のバッドに預け、次の客のカットの間中、強力な紫外線のもと消毒されているという訳だ。

洗髪もブローもないアメリカンスタイルという訳だが、衛生意識はとても高い。
誰に使われたかわからないシェーバーで眉をそられ、後でマッサージ店に寄りたくなる肩モミや頭皮マッサージをされ、カットの間中当たり障りのない話題で会話する…なんてのが無い分気持ちがよいかもしれない。

2週間に1度のお手入れを推奨。
「悪くない」という印象だった。

2週間に1度通っても、美容院代が1/5になった計算だ。

「よしっ、ジューサーを買ってしまおう!」
と、妙な結論にたどりついた。
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あらら…ショック

2009-09-14 | 2見る・読む・聴く
石原結實Dr.の「朝だけにんじんジュースダイエット」の内容が興味深かったので、続いて「医者いらずのにんじんジュース健康法」を読み始めた。

目次をめくっていてショックを受ける。
「どうしてミキサーではダメなのか?」という文言をみつけたからだ。

…慌ててそのページだけつまみ読みする。
どうやら、ミキサーでは食物繊維がにんじんの有効成分を吸収した状態で排泄されてしまうので、効果半減ということらしい。

食物繊維も摂れてよりよい方法だと考えていたのに、そういう側面があったとは…ガックリです。

じっと我慢しているジューサーの購入を再び模索するおひとりさまであります。
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