私のつれづれ草子

書き手はいささかネガティブです。
夢や希望、癒し、活力を求められる方の深入りはお薦めしません。

さんしょうの実

2024-06-25 | 1食べる
日々買い物をするスーパーで、「さんしょうの実」が並べられているのを見つけた。
小さなパックに青々とした実が詰め込まれている。

どう調理するのが良いのか。
佃煮かなぁ…と思いを巡らすが、どうもピンと来ない。
買い物に行く度、「さんしょうの実」の並べられた棚をチラ見するが、一向に売れた様子がない。
そうこうする内、パックには半額シールが貼られた。
小粒でもピリリと辛い実は、若干色づいている。
それを見て、とうとうたまらず2パックを購入。下処理を始めた。
若干色づいているにもかかわらず、「さんしょうの実」は小枝と強固に繋がっていて、簡単に実だけを取り外す事は出来ない。
200グラムほどの2パックの下処理に、3時間余りを要した。

間違いなく和製ハーブだ。
芳しい香りが部屋にみちみちて、作業する手と顔は、メンソールでも塗ったようにすーっとした冷えが感じられる。

30秒ほど塩を加えた熱湯で軽く湯がき、とりあえず下処理だけを完了した。
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霜降り平茸とにら玉

2024-06-23 | 1食べる
霜降り平茸は数年前から市場に出始めた工場生産のキノコだが、今やすっかり定番商品となって、しばしば特売品に名を連ねるようになった。

初めて購入し、バターとお醤油で炒めて食べた時には、その旨さに衝撃を受けたが、大量に出回るようになって、私の舌が慣れてしまったのか、あまり感動しなくなった。

休日のお昼ごはん。炊きたてご飯に合わせるおかずとして、冷蔵庫の残り物で作った一品。

やっぱり、別々に調理して二品にするべきだったか…。
いい感じのハーモニーは、残念ながら生まれなかった。
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塩らっきょう

2024-06-18 | 1食べる
友人宅で収穫されたらっきょうをいただいた。

梅雨前のこの季節、毎年らっきょうを漬けるのが恒例となっているが、作業が楽なのでもっぱら洗いらっきょうを購入し、らっきょう酢に漬けて完了する。

友人のらっきょうは、畑で収穫し、ざっと洗っただけの小ぶりなもの。
無農薬で、収穫から間もない新鮮ならっきょうだ。

茎と根をキッチンばさみでカットし、桶の中で転がすように洗う。
泥と薄皮がどんどん剥がれ、ますます小さくなるが、プリプリした姿は新鮮そのもの。
手間がかかるが、出所のはっきりとしたらっきょうは、何より安心だ。

「塩らっきょうにすると、パリパリ歯ごたえがあって、いくらでも食べられるらしいよ」という言葉に引きつけられ、7~8パーセントの塩漬けにしてみた。

昔はレシピ確認するのに、メモ書きしたり、書籍を購入したりする必要があったが、当節はネット検索によりいくらでもその方法を知ることが出来る。
有り難い時代になったものだ。

数日で塩らっきょうは食べることが出来るようになる。
減塩生活が長い身にとっては、いささかしょっぱいと感じる味わいだったが、確かにパリパリ食感が楽しい。

ついつい食べ過ぎてしまうが、しょっぱい割に血圧はさほど高くならない。
1キロほどあったのに、あれよあれよと減っているような気がする。

塩抜きして、らっきょう酢よりもっと甘い甘酢につけたり、味噌漬けにする事も考えるが、その内になくなってしまいそうな予感。

唯一難があるとすれば、らっきょうの匂いに引きつけられて、小バエが沢山集まってくることか。
これには閉口している。
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タマゴサンド

2024-06-16 | 1食べる
目下、人生の喜びは食べること。
用意した食事を「見て」「嗅いで」「味わって」ゆっくりと食べるならば、食の満足度は格段に上昇するのだろうが、ガツガツ慌てた食べ方になりがちなのを反省する。

ドラマ「深夜食堂」を見ていて、合間合間に使われるタマゴサンドのカットが目に焼き付いて、随分久しぶりでサンドウィッチを作る。

一時は高騰し、なかなか手が出せなかった玉子だが、最近ようやく特売商品として復活。お買い得の玉子を手にすることが出来るようになった。

さりながら当方おひとりさまであるから、さほど消費は進まない。
賞味期限を気にしながら、在庫がたっぷりなのを確認すると、ゆで玉子を用意してタマゴサンドを作成する。

休みの朝、ブランチ用にのんびりとサンドウィッチを作る。
バターを軟らかくして、辛子と練り合わせるのは気が急くのでパス。
マヨネーズにチューブの練り辛子を混ぜて食パンに塗る。
玉子は粗く刻み、マヨネーズと合わせて挟み込む。
野菜不足を危ぶむ脅迫観念から、薄くスライスしたキュウリも併せて挟む。
使い切りのサンドウィッチ用食パンだが、すべてタマゴサンドにしてしまうのは芸がない。
今朝は半分をチーズサンドにした。

少し濃い目にドリップしたコーヒーを添えて、既に夏のような暑さの6月16日、ゆっくりと父の日の朝食を楽しんだ。
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今日は誰とも会わなかった

2024-03-17 | 1食べる
日曜日、はっきりしないお天気だ。
今日は誰とも会わなかった。
夕方になると目がかすむ。
ドライアイの目薬では改善しない。
老いだなぁとしみじみ思う。

夕御飯は煮豆にしようと買ったまま、結局煮ることは叶わなかった黒豆で炊いたおこわ。
鹿児島かぼちゃと春菊のお味噌汁。
そして、レモン風味クリームソースをかけたチキンステーキでありました。
ごちそうさまでした。
さて、お風呂でさっぱり、気分を切り替えましょう。
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寒い日

2022-12-18 | 1食べる
寒い日が続く。
じっと家に引きこもり、活動を開始しようとしていた事を忘れたように過ごしている。

今年は柚子ジャムを作るのに失敗した。
レシピが残っていなかった事もあるが、昨年大量にあった蜂蜜がなく、甘みを砂糖や氷砂糖にしたのが少なからず影響した気がする。

そんなこんなで柚子ジャムづくりに苦心していた時、ちょうどNHKテレビで尼寺の尼僧さん達が柚子ピールを作っている番組を目撃する。
触発されて柚子ピール作りにトライした。

初夏、梅干用に百均で干し野菜用の吊るしかごを買ったのが功を奏した。
柚子の皮を甘く煮て、寒風吹きすさぶバルコニーでそれを干し、最後にグラニュー糖でお化粧する。
柚子の苦みが好きなので、あく抜きの茹でこぼしは1回だけ。
苦みの感じられる香り豊かな柚子ピールが出来上がった。

冷たい空気に気管支がびっくりして軽い咳が出る度、柚子ピールをつまみ食いしている。
あっという間になくなりそうだ。

来年も柚子を送ってもらえたら、必ず作成しようと決心する。
レシピをメモしておく事を忘れぬようにしないと!
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デジタル化の凄まじい世であるけれども

2022-12-07 | 1食べる
DX推進のスピードが凄まじい。

どうせもう管理社会から逃れようもないのだからとマイナンバーカードを作り、マイナポイントという飴を頂戴する。
財布から現金を探し出す決済がまどろっこしく、スマホを取り出して「ピッ」してもらうことが増えた。

お気に入りのスイーツ店の喫茶部で「支払いはカード決済等に限ります」と知らされうろたえたのは昨年の事だが、「当店は現金決済のみです」と貼り紙してあった安売りスーパーでも、先月とうとう某QRコード決済が開始されていた。

税法もどんどんデジタル化が進められ、もう、流れには逆らえない。

今年も、友人が無農薬の柚子を沢山送ってくれた。
昨年、とても美味しいジャムが出来たので、今年もジャムを作ろうと張り切ってみたが、どのレシピ通りに作ったのか分からなくなってしまった。
スマホで検索をかけると、柚子ジャムの作り方情報が溢れ出てくる。
去年はどうやったのやら、とんと正解にたどり着けない。

あれやこれやを参考にしながら、頭の中でハイブリット状態にして、訳の分からぬ配合でジャムを作る事になってしまった。
大切にしたい情報は、手書きでメモに起こし、保管しておくことが必要なようだ。
アナログ処理も侮ってはならない。
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十五夜

2022-09-11 | 1食べる
昨夜は十五夜であった。
東の空に低く、大きな満月が冴え冴えと見える。
時に雲に隠れて見えなくなり、また雲間から煌々と光を放ち、丸い大きな姿を現す月を畏敬の念で眺める。
美しい月であった。

清らかな月の輝きを見る内に、雑然とした思考に乱されて、気分次第の言葉を放ち、一定しない行動をとる自分が恥ずかしく思われる。

西日本に位置する当地では、中秋の名月を愛でながら、月見団子の他に丸いお団子を入れた団子汁を作って食べる風習がある。
上場スーパーのチラシにはないが、地場のスーパーのチラシには、団子汁用の食材がピックアップされている。
わざわざ自宅で作って食べることはなかったが、無性に団子汁が食べたくなり、夕飯には団子汁を用意した。

丸い月が、白みそのだし汁に浮かんでいる。
曇りなく気分も晴れて、私の思考回路も冴えますように。
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夕飯は天ぷらにする

2022-09-06 | 1食べる
天ぷらは、基本外で食べることにしている。
健康に気を遣っている。高カロリーの料理だし、使用した油は一度限りで捨てる。
自宅で作ると経済効率がすこぶる悪い料理である。
専ら天ぷらを外食メニューにしているのは、様々な理由からだ。
その天ぷらを、久しぶりで夕飯のメニューにする事とした。

大きなサツマイモがあって、それを食べる為のメニューにそろそろ飽きたから。
カボチャを煮もの、スープ以外のもので食べたかったから。
安値に飛びつき買った、細長い大量のアスパラガスを消化したかったから。

食材面以外の理由もある。

株主優待でもらった食用油を使いたかった。
気まぐれに入手したがあまり使用していない天ぷら鍋を、久しぶりに登場させたかった。
などなど。

あれこれ考えながら、天ぷらの衣づくりに必要な小麦粉が、在庫量ちょうどである事に嬉々とする。
冷蔵庫の小麦粉を使い切る事が出来た。
やはり家で天ぷらを揚げるのは、コストパフォーマンスが悪いと嘆きながら、一面でスッキリもする。

値上げの波は随所に及び、天ぷらに使えそうなエビは恐ろしく高値であった。
しかし、揚げたてのエビ天はこの上なく美味しかった。

良かったことも、悪かったことも、必ず同時並行で同じくらいあるものだ。
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飢餓が必要なようだ

2022-08-07 | 1食べる
NHKのBSで放送中の「ヒューマニエンス」がお気に入りだ。
再放送を含めて見る度、思う事、考えさせられる事が多い。
とかく科学的視野に欠ける私だったが、こうした番組が幼い頃からあって、それを見ることが出来たなら、私の成り立ちも随分変わったものになっていただろうにと思う。

先日再放送を録画して見たのは「老化」がテーマの回であった。
細胞の老化を食い止めるには、飢餓が必要なようだ。
健康や減量を目的に、プチ断食やもっと長い断食をして生活をリセットするのも、科学的には細胞の老化を食い止める働きかけに根拠があるのかもしれない。

空腹を恐れるように、小腹が空いたといってはポリポリつまみ食いしている私にとって、大変考えさせられる回ではあった。
繰り返し録画を見て、飢餓状態を生活に取り込む生活をしなくてはならないと思う。

それにしても今年の夏は過酷である。
今日はもう立秋であるというのに、暑さが収まる気配は全くない。
この暑さを味方につけて、梅干をせっせと作っている。

私は年寄りに育てられたが、我が祖母の作る梅干は硬くてまずかった。
継母に育てられた彼女は「私は、継母にあって、何も教えてもらえなかった」が常套句の言い訳であった。
もし、インターネットが彼女の時代にあれば、検索をかけて主婦としての腕を上げただろうか。

買うものだった梅干を、無農薬の梅を毎年送ってくださる方があって、ここ数年試行錯誤しながら作り続けている。
梅を干す事の意味がもう一つ理解できず、干す工程が緩いのだが、今年は200円の干し網をダイソーさんで見つけ、十分に干せなかった梅を次々干している。

土用の厳しい陽に当てて、紫外線消毒しながら水分を飛ばす。
そうする事で果肉と表面の薄皮の間の水分が少なくなり、梅の皮は薄く食べやすい状態になるのだろう。
厳しい太陽の日差しは、唯一、梅干には有難いものとなっているように思う。
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