私のつれづれ草子

書き手はいささかネガティブです。
夢や希望、癒し、活力を求められる方の深入りはお薦めしません。

カレンダーの斜め線

2022-07-31 | 5考える
日にちと時間に縛られなくなり、ぼんやりひぐらししていると、認知状態に不安を覚える事がある。
このままつかみどころない人になり、干からびてしまうのではなかろうか…と。

その危険性は大いにある。
しかし、さほど憂うべき事でもないとわかってもいる。

危うさを覚え、いつからか卓上カレンダーに斜め線を入れる習慣が出来た。
「今日も一日無事終えました」という想いで、その日の終わり、斜め線を書き込み、明日が何月何日かを確認して眠りにつくのである。

ところが、先日テレビドラマ「先生のおとりよせ」の録画を見ていたところ、向井理演じる小説家の先生が、くさやを焼くタイミングを計るべく睨んでいたカレンダーに、やはり斜め線が記されていた。
カレンダーにはゴミ出しの予定が書きこまれ、私と同じ斜め線も書き込まれていた。
「同じだ!かくなる習慣は私に限らず多くの人が…」と、わずかに共感を覚え笑みがこぼれた。
だが、作家先生の斜め線は、一日の始まりに書き込まれており、本日欄に最新の斜め線が記されている。
私は一日の終わりに書き込むので、本日欄はその日を終えるまで空白なのだ。

同じ習慣だが、方向性が全く異なる斜め線。

知人に「一日の始めにマークするのと終わりにマークするのはどちらがスタンダードか」と尋ねてみたところ「一日の始めにマークするのが標準」とすかさず回答があった。

そこで、私も標準スタイルに改める事とした。
明日から、いよいよ八月である。
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冷凍食品のポイントに惑う

2022-07-29 | 6悩む
2年半前、冷凍食品デビューした。
私が若い頃の冷凍食品は、手抜きのイメージが色濃くあり、何より美味しくなかった。

しかし、今どきの冷凍食品のバリエーションは恐ろしく多彩。
レンチンだけで即ランチが整う。
パスタにチャーハン、各種うどんに、ご飯のおとものおかずプレート。
餃子、シュウマイ、から揚げは言うに及ばず、コロッケにハンバーグ、和惣菜セットまで、1週間、毎食、冷凍食品で食事を摂っても、メニューが重複する事はない。

そして、野菜室が冷凍庫より大きなものを指定して買い求めた冷蔵庫の冷凍室は、みるみるパンパンになった。

何より私を惑わせたのは、必ず割引対象となるスーパーマーケットの冷食特売日と、プラスポイントセールだ。
ポイント換算すると格別にお買い得だと、カートに冷食を次々と放り込む。
生鮮食品と違い、冷凍食品の賞味期限は恐ろしく長い。
その為、必要が無いのに買い込んでも、罪悪感を覚える必要は少ないのだ。

そして、過剰な在庫を抱え込む事が、過剰なカロリーを摂取するきっかけにもなってしまう。
私の減量計画は、なかなか実現しない。
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新たなリズムを整えねば

2022-07-17 | 5考える
しばらくお世話になっていたアルバイト先での仕事を辞めた。
2か月前に辞めさせてほしいと願い出て、漸く勤務がなくなり、更に1か月の有給休暇消化を経て、名簿から私の名前は消えた。
3か月掛かった。

いけずな人の少ない、比較的居心地が良い職場ではあった。

しかしながら、短時間勤務なのに、頻繁にSNSに業務連絡があり、四六時中勤務先の状況を気にかけねばならなかった。
常に緩い緊張を強いられる日々。
そして、時々「何で!」と驚愕する指示を受ける。
気が付くと、高血圧症状は常態化しており、集団検診の結果データも過去最悪のものであった。

まだ倒れたくはない。
父と同じように、長く不自由な生活を強いられることだけは避けたい。

ストレスを軽減し、いつの間にか増えている体重を絞り、もうしばらく人生を楽しんで、穏やかにフェードアウトするのが望みだ。

集団の一員として、常に縛られている不自由さの一方に、集団に所属する安心感や心地よさはあった訳で、それらを失った喪失感は存在する。
ポツンと一人、心細い暮らしになったことを感じながら、生活のリズムを再建する事が至上命題となっている。
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