私のつれづれ草子

書き手はいささかネガティブです。
夢や希望、癒し、活力を求められる方の深入りはお薦めしません。

どうでもいい話

2010-11-21 | 5考える
食材を買い込むべく、車で数分の食材豊富なスーパーマーケットに出向いた。
休日の昼下がりは、長蛇とまではゆかないまでも、どのレジも大抵一人~二人待ち。

最初に並んだレジの列には、スーパーを回遊中幾度か進路を阻まれた茶髪の母と、へそ出しルックの娘(おそらくまだ中学生)がいて、その後に着くことに不安を覚えた私は列を移動した。

そのスーパー、厳しい生活を送られているだろうと思われる階層も、高級住宅に住んで移動は高級車という階層も混じり合って出入りするちょっとユニークな客層の店なのだが、移動したレジの列には、長財布の中からおよそ100枚はあろうという厚みの札束をのぞかせて支払いをするご婦人が…。

財布全開で、レジ係の女性とやりとりされている時間が長いので、思わず知らず視線がくぎ付けとなる。
恐らく注目していたのは、私ばかりではなかっただろう。

「危ないなぁ…」
と漠然と思いつつ、あの感覚はどうしたものだろうかと違和感を覚える。

生活に困っておられる方が目にすれば、その光景はある種の罪でさえある。

帰宅して
「自分でも説明しにくいのだけれど、何だか見ていてちょっとドキドキしてしまったよ」
と話をすれば
「私は持ってますよって誇示したい人もいるからねぇ」
という返答。

そんな風に考える人もいるのかなぁ…って、どうでもいいけれど思ったことでありました。
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吉備津神社

2010-11-14 | 14楽しむ
先週、岡山の吉備津神社に参拝して来た。
すぐ東に位置する吉備津彦神社とは別に社を構え、岡山県では最も由緒のある神社だ。

http://kibitujinja.com/index.html

もう二~三年前のことだが
「回廊が趣深く、静謐な気が流れている感じがする」
といって、ご自身のお気に入りの場所として語っておられた方があり、一度参拝してみたいと思っていたのだ。

桃太郎のモデルとなったと言われている吉備津彦、退治された鬼になぞらえられる温羅(ウラ)の祀られる神社である。

辺境の島国は、あちこちの鬼達から狙われている気配もあり、今こそ参拝の時と意気揚々訪れたのだ。

岡山県は、なだらかな山々と豊かな平野に恵まれた土地柄だ。
神聖な地へは、険しい山を越えてゆくイメージがあるのだが、吉備津神社への道のりは驚くほど緩やかだ。

平地での紅葉はまだまだのようだったが、境内に入ってすぐの大銀杏が、見事に黄色く色づいていて、その鮮やかさに圧倒された。

本殿は、七五三の参拝で訪れた家族連れでにぎわっている。

回廊を進み、吉備津神社について語る時欠かせない御釜殿に向かう。

荒ぶる神を丁重に祀ると、強力な守護神となり給うというが、御釜殿には、温羅の頭が祀られているのだ。

本殿で御祈祷を受け、その結果を御釜殿の神事で占うという。

温羅の頭上に配された釜に玄米を投じ、その音で吉凶を知る。

御釜殿は重要文化財に指定されている。

釜の火は力強く燃え、藁と炭の臭いがする。
火に宿る神を祀る意味もあるのだろう、この御釜殿では未だ経験したことのない、温かくも神聖な気を感じた。
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潮目が変わりつつあるか?

2010-11-05 | 6悩む
日増しに寒くなり、窓際の温度計が16度を示している。
これから一桁になるのはあっという間だ。

今年は、年初から「あと一歩だったのにねぇ…」と嘆くことの繰り返しで、タイミングを逃してばかりだった。

取り返しのつかない遅れも含めて、波に乗れない一年だったような気がする。

それでも、なんとなく潮目を読む私の感覚は冴えていたような気がする。
一歩遅れそうな予感が、いつも必ずしていたから。

世の中のゼロ金利と、家計収支の甚だしい悪化を切実に感じ、唯一の可能性としての「投資信託」という金融商品をこつこつ調べ始めたのは初夏のころだったろうか。
調べても調べても、星の数ほどある商品から、これという商品を選ぶことの難しいこと。

まだ、株式の方が随分わかり易い。

何となく購入して、十年近く抱えている「投資信託」もあるのだが、少しずつその商品バランスをとりながら購入しようとしていたところだった。が、今日、軒並み基準価格が大幅に上昇している。株式市況も上げ上げだったが、投資信託の基準価額の急上昇は、今これから購入しようと考えている自分にとって「またしても遅れをとってしまったか…」という感を否めない。

行き場のないマネーが、大きな流れとなってうねり始めたような気がする。
…あくまでも、裏付けのない個人的な感覚でしかないけれど。

デフレは過去のものになりつつあるかもしれない。

お正月の形だけは保ちたい…という気持ちと手抜き感覚とで、去年から求めているホテルや料亭の「おせち料理」。
ラインナップを眺めていると、予約料金の金額は軒並み5%余り上昇している。

野菜が高騰した為か。
輸入商品に限れば円高の効果でディスカウントにつながっているはずなのだが、国産品を使おうとすればそうもゆかぬ。
海産物はグローバルな需要増加で円高効果も薄い。

象徴的な季節商品の価額上昇に目を見張った。

来年の今頃は、想像しえないほどの転換が起きているかもしれない。
少しでも緩やかな変化と、ニッポンにとっての良好な環境が保たれることを祈るばかり。
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