私のつれづれ草子

書き手はいささかネガティブです。
夢や希望、癒し、活力を求められる方の深入りはお薦めしません。

旅猫リポート

2018-11-14 | 2見る・読む・聴く
ずっと気になりながら、ようやく今日見てきた。

私以上に猫好きな友人は、観に行くことを嫌がった。
猫の悲しいストーリーが想像されて、センチメンタルになるのを避けたかったからだそうだ。

しかし、登場する猫は、大変よくできた賢い子であって、本当に哀しかったのは主人公の青年の方だった。
純粋な少年のままの心を持つ主人公の好青年。
その人生を、飼い猫のナナがリポートするストーリー。

随所で、涙があふれる。
泣くことになると、予想はしていたのだけれど。
優しい人たちに出会いながらも、哀しい青年の人生だった。

悲しくて哀しくて、泣きはらした目で運転しながら帰宅した。

眠りについて途中で目覚め、暗闇で目を凝らし、やっぱり哀しい。
首に、妙な痛みさえある。
いつものように、再び眠りにつくことは出来ず、パソコンを立ち上げてこれを書き始めた。

哀しい不幸な青年の人生は、しかし、温かい人たちと猫との出会いに恵まれて幸せでもあったと、大いに矛盾したことしか書けないのだけれど。

人生とは、矛盾にあふれたものなのかもしれない。
いや、矛盾に満ちたものこそ、人生だろうか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋だから?

2018-11-11 | 13侘ぶ寂ぶ哀しむ
しみじみと淋しさを感じる。

何があったというわけでもないのだが、秋だから?なのだろうか。

強いて言うなら、食洗器が壊れた所為?
ビルトインの食洗器は、すっかり生活になくてはならないものとなっていて、これが制御不能になるとお手上げ状態。
電源を落とすことは出来ず、排水不良を解消し、水漏れを防止する為に勝手に動作する。

中性洗剤とスポンジを使って、汚れた食器を一つずつ手洗い。
食事を共にしてくれる人があり、食器の数がそこそこある時にはさほどでもないが、一人分の食事を作り、一人分の食器を洗い、それを片付けるという一連の行為はなんとも淋しいものだ。
今さら孤独感を覚えることはないのだが、この作業には妙に淋しさを際立たせるものがある。

人は、社会的な生き物。
一人ぼっちで生き続けることは、やはり困難を伴うのかと感じる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする