観光客の多い地域に生活している。
数年前までは、中華系の団体客に遭遇することが多かった。
彼らは旅先でも中華風で有ることを崩さず、団体の中で閉じている。
世界の中心の華である、という意識に貫かれているのだろう。
その意識は個であっても変わらない。
近頃は欧米からの個人旅行客で溢れている。
彼らは個々人で得た情報をもとに、自分の目的を定めて動いている。
いずれにしても、異国の人々はリズムが違う。彼らの中に紛れ込み歩いているだけで疲労する。異なる感覚とスピード、タイミング。自分の方が異邦人になったような気がする事さえある。
このストレスがプラスなのかマイナスなのかは解らない。その時の、私自身の状態によるのだろうが、しかしいずれにしても、多様性の中で生きるということは、ストレスフルである事は疑いようもない。