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私のつれづれ草子

書き手はいささかネガティブです。
夢や希望、癒し、活力を求められる方の深入りはお薦めしません。

インバウンド客に思う

2025-04-27 | 5考える
観光客の多い地域に生活している。
数年前までは、中華系の団体客に遭遇することが多かった。
彼らは旅先でも中華風で有ることを崩さず、団体の中で閉じている。
世界の中心の華である、という意識に貫かれているのだろう。
その意識は個であっても変わらない。

近頃は欧米からの個人旅行客で溢れている。
彼らは個々人で得た情報をもとに、自分の目的を定めて動いている。

いずれにしても、異国の人々はリズムが違う。彼らの中に紛れ込み歩いているだけで疲労する。異なる感覚とスピード、タイミング。自分の方が異邦人になったような気がする事さえある。

このストレスがプラスなのかマイナスなのかは解らない。その時の、私自身の状態によるのだろうが、しかしいずれにしても、多様性の中で生きるということは、ストレスフルである事は疑いようもない。
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残念な事

2025-04-09 | 5考える
火野正平さんがなくなられて、今年度より自転車旅番組はいよいよ新たな装いとなった。
理解できるが、一抹の淋しさをぬぐえない。

BSフジのお気に入りのニュース番組。
鋭い切れ味の名物キャスターがお休み中である。
フジテレビを揺るがす問題を追及する過程で、同様の問題がうやむやにされているのではないかと、厳しい目を向けられたのだ。

おそらく事実であろう行動と対応は、正されるべきものだが、あの鮮やかな弁舌を視聴できなくなるのは残念この上ない。

何より残念なのは、彼の粗末な行動であることは確かだけれど。
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自分が思っていた通りに感じる

2025-03-01 | 5考える
縁の深かった祖母の終末を看取ってくれた叔母がいる。
その事を感謝していて、月に一度は食事に誘う様にしている。

自分の娘とスープの冷めない距離で一人暮らしする叔母であるが、老いて次々と兄弟姉妹を見送り、心細さを口にすることが増えた。

「だんだん手が掛かるようになって困るな…と思っているに違いないよ」とは、まだ十分自立しているが、確実に衰えていっている自分について娘が思っているであろうことを語る彼女の弁だ。

私にそれを否定してもらいたい訳で、いつも「そんなこと無いよ。まだまだ頼りにされているし、心強く思っているよ」と必ず返しておく。

しかし一方で、最期を看取ってくれた祖母について、叔母が当時負担に思っていたのを知ることになる。
立ち場が入れ替わると、過去の記憶が投影されるものだ。

人は、自分が思ってきた通りに感じるものだから。

今日、おついたち。
日付が変わった頃、妙な夢を見た。
「で、おばあちゃんは今どこにいるの」と聞く私に「もう亡くなった」と答える叔母。
事実とは異なる奇妙な状況。
私は涙ぐみ叔母を見つめ、息苦しくなって目覚めた。

何の投影かまるで解らないが、お仏壇に灯をともし、お線香をたいてみるぐらいしかできなかった。
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クリスマスを終えて

2024-12-28 | 5考える
クリスマスを終え、今年もいよいよ押し迫ってきた。

クリスマスに華やいで、ケーキを用意し、チキンを食べて…そんな恒例行事を全く意識しなくなっている自分を今年見つける。

クリスマスイブの夕方、髪を切りに行ったが、美容師さんに「何かする?」と聞かれて「そうしたことを全く気にかけなくなった」と告げれば、その美容師さんも「私、今晩も湯豆腐を食べると思う」とのたまった。

クリスマス何の事やら…という層が確かにいて、私はどっぷりそこにはまったようだ。

大晦日まであと幾日。
世間のリズムと隔てられ、私のスケジュールは年末年始も変わる事がない。
変更になったゴミ収集のスケジュールを確認し、あれもこれも高値のまま、年末相場になだれ込んだ食品価格に呆然とする。

家の掃除を気に掛けながら、寒波襲来で水が冷たいのを理由に、もっと大掃除に適した季節があるはずだと模索する。

神棚に榊をお供えし、墓参りだけはせねばなるまいと考える年の暮れである。
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火野正平さん逝く

2024-11-20 | 5考える
今月14日に火野正平さんがお亡くなりになったという。

チャーミングな俳優さんだった。
格式ばった価値観に収まらない魅力に溢れた俳優さんだった。

自転車で全国各地をめぐる姿も、お便りを朗読する温かい声も、火野さん特有の個性で輝いていた。
主役でなくとも、ドラマで欠かせない脇役を演じられる姿を見つける度「正平ちゃん若い」「この役、正平ちゃんにぴったり」等々と呟きながら楽しむ。
くじをひいて当たりくじを見つけた時のような喜びを感じる。

淋しい。また一人、素敵な方がこの世を去ってしまわれたから。
冥福をお祈りする。
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異国の選挙

2024-11-06 | 5考える
地上デジタル放送にチャンネルを合わせると、どの局もアメリカ大統領選挙の開票状況を追いかけている。

そしてどうやら、その決断を推し測るのが難しい大統領が再び登場する事になりそうな。

我が国の選挙も十分悩ましかったが、我が国が民主国家として機能している事は確認できた。

しかるに、今回の異国の選挙結果の方が、我々の生活により大きく影響しそうで、その大波が押し寄せてくることに恐怖する小市民である。

今日は風が冷たく、流石に半袖では風邪をひきそうだ。
長かった酷暑も終わりを告げ、明日はいよいよ立冬である。
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今の私がこうしているのは

2024-08-25 | 5考える
つたない私のブログに訪れて下さった方のブログを訪問して、しばらく考えることの無かった事に思いをはせる。

今の私がこんな風な存在で、世の標準から隔たった生きようであるのは、結局のところ、私の生まれ育った環境を成り立たせた人々のせいであると。

私を取り囲んだ大人達は、悪人ではなかったけれど、それぞれに屈折を抱えた個性的な面々であった。

守られてはいたけれど、温かい愛情に包まれて育ったわけではない。
家族は、生存を保証してくれる人達ではあったけれど、頑固で、お互いにわかり合い、折り合いをつけるのは難しい人達だった。

かくして、家族が私にとっては厄介な存在となる。
愛情に満ち足りてはいなかったので、愛をもとに、新たなファミリーを築くことに価値を見出だすこともなかった。

人間は結局のところ、育まれ与えられたものに相応する仕上がりにしかならない。
そして今、墓じまいが自分に残された使命だと考えながら生きている。

酷暑の日曜日、家に引きこもってそんな事を久し振りに思った。
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柚子レモンフラッペ

2024-07-21 | 5考える
打ち合わせで近所のカフェへ出向く。
当初の予定を相手がドタキャン。
予定していた古風な喫茶店から、今時のシステムで運営されているカフェに、待ち合わせ場所を変更しなくてはならなくなった。

現金決済はお断りのカフェ。
遅れてきた相手は、DXに強い人だったはずなのだが、何故だかカードもQRコード決済も不可能で、キャッシュを手に受付で戸惑っている。

私は注文済みな訳で、ちゃっちゃと用を片付けて店を出れば良いと思っていたが、フロアをシェアされている別店舗の奥から、制服スタッフが出てきて、何か注文した上で着席してくれといった内容の事を言われる。

現金決済出来ないで困っている相手とは、おごりおごられるような関係ではない。
立て替えも躊躇され、飲みかけ?食べかけ?のフラッペカップを手に、店を出る事となった。

ジリジリ焼けつくような店舗の外で、長く預かっていた品物をお返しする。
灼熱の屋外打ち合わせは、3分で終了した。

決まりなのだろうが。
しかし、殺伐とした気分にならざるをえない。
広いフロアに残されている客は、ただふたりだった。
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専業主婦は3割を割り込む

2023-07-29 | 5考える
とうとう専業主婦の割合は3割をきったそうな。
婚姻関係の3割は破綻し、ステップファミリーも増加の一途とか。

世の中変わったなぁ…と思う。

私の生まれ育った時代の世相とは様変わり。
女達よ、家に縛られず、どんどん社会に出て、居場所をしっかり確保して、逞しく生き抜け…ということだ。

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身も心も寒く思われる

2022-11-06 | 5考える
11月になり、いよいよ寒いと感じる事が多くなった。

空は澄み渡り、月明かりは冴え冴えと輝く。
今宵、木星は雲に隠れているが、膨らんだ月の明かりはバルコニーにはっきりと影を落としている。

秋が深まり冬の訪れが予感されると、妙に人恋しくなる。
身も心も寒いと思うのは私だけではあるまい。
光熱費が気になるといいながら、暖房のスイッチに度々手を伸ばす。

気になりながらしばらく会っていない人に連絡をとり、街ゆく人々の様子を眺めつつおしゃべりする。
小さな子供のいる家族の様子を眺めるのは楽しい。
エネルギーがある。
未来が感じられる。
温かみがある。

決して輝かしい未来ばかり待っているはずもないが、それでも生命力あふれる人々の様子はいい。
秋を深く感じる年齢となり、寒さはひしひしと思われる。
何で暖をとろうか。
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