小学生攻略法

このブログも10年目。久しぶりに担任復帰です。

さあ,新しいクラスが始まる!担任が描く夢…

2011-04-05 07:13:50 | 学級生活の攻略法

明日からが新年度がスタートという学校は多いのではないでしょうか。

本校でも明日からです。

昨日,職員室では

「はぁ~春休みって本当にないよね。もう始まるかと思うと日曜が憂鬱だった~」

なんて,ため息をつく先生もいましたが(笑)

子どもたち,先生たち,保護者,みんないろんな思いを胸に新しいスタートを迎えます。

新クラスを受け持つ担任の先生は,今新しい学級経営の形を思い描き,準備を進めているところでしょう。

どんなクラスにしたい。

どんな子どもを育てたい。

いわゆる,学級担任の夢です。

明日から始まるこの一年で,きっといろんなことがあるでしょう。

子どもたちと抱き合って喜び合うすてきな1シーンも,愕然と肩を落としてしまう悲しい1シーンもあることでしょう。

その中で,子どもを,クラスを成長させていくのが担任です。

思い描く学級担任の夢もそれぞれあって,徐々にクラスのカラーというのが見えてくるものです。

「○○先生のクラスは今年もダンス発表会に出るのかな」

「○○先生のクラスの学習発表会は,きっと今年もあの合唱だね」

「○○先生のクラスは,かなり成績が上がるらしいよ…」

担任の先生にも専門性や特技があって,作り上げるクラスの形は様々です。

担任としてクラスに熱い夢を描き,それに向かって指導・支援を続けていくことは大事なことでしょう。

と同時に,

戦略は,その組織の戦力ありき!

という前提を忘れずにいきたいと思います。

担任が思い描く形と,それに向かって進んでいく方向性や方法があると思いますが,それはどんな子どもたち,どんなクラスにも一様に適合することはできないということです。

子どもたちの実態は様々だからです。

いわゆる「クラスという組織の戦力」です。

A先生が受け持った去年の6年生クラスと,今年受け持った6年生クラスでは,組織としてみれば中身が違うわけです。

もし,A先生が体育の専門で,水泳や長縄で目標を掲げて取り組ませ,クラスを高めていこうという経営方針をもっていたとします。

その経営をスタートする前に,前提として絶対に頭から話してはいけないのは

・体育に取り組むことが適している子たちか

・水泳や長縄という種目が適している子たちか

・掲げる目標はどれくらいが妥当か

・どんな方法で取り組ませていくことが最善か

もっと考えるなら

・体育に取り組むことに理解を示してくれる保護者か

ということです。

視野が広く,柔軟な考え方や指導ができる先生であれば,こういった視点を欠かすことはないでしょう。

    45

クラスに夢を思い描ける先生はすてきな先生だと思います。

そして,どんな夢が一番合っているかを考えてあげられる先生は,もっとすてきな先生だと思います。


新しい校長先生

2011-04-03 09:25:57 | 教師の仕事術の攻略法

4月がスタートし,学校の新年度もスタートです。

先日は,新しく赴任される先生方をお迎えしました。

本校は今年は入れ替わりが大変多く,3月には10名もの先生方をお見送りしたところです。

さびしい思いですが,新しい先生方と,また新しい学校をつくっていく取り組みに意欲的にならなければいけませんね。

そして今年は,校長先生も交代です。

新しい校長先生がやってきました。

校長先生というだけあって,どんな人が来るのか,他の先生方も私も注目していました。

    43

先輩先生が横からコソッと教えてくれました。

(第一印象がいい校長は,そのあとが危ない。第一印象がよくない校長は,そのあとよくなるんだよ。)

(へぇ~ そんなもんですかねぇ)

その真意はよく分かりませんが,いろんな思いで,みんな校長先生に注目し,その人柄を憶測したり,これからの学校の様子を想像したり,自分の仕事の進め方を考えたりするんでしょうね。

それくらい,当たり前ですが,学校のトップに来る人は大事です。

と同時に,思います。

どんな校長先生がトップに立つか分かりませんが,

リーダーについていくという姿勢が組織の基本!

ということです。

再認識したいと思います。

学校の先生とは,経験がいくとえらそうにしていまいがちです。

中には校長先生の姿勢を批判したり,批判すること自体は悪いことではないと思いますが,その命令に背いたりする先生も見ることがあります。

校長先生のことを悪く言う先生もいます。

もちろん,いろいろと複雑な事情がそれぞれにあって,こういう状況について単純に語ることはできないと思いますが,考えものです。

一つの組織とみたときに,そのリーダーに従わないことが,組織全体に不利益であることは明らかです。

一般的な会社や企業となるとそのことは周知のことで,それができないメンバーは,結論,クビになります。

組織に属する者は,そういう謙虚さや緊張感が必要で,学校という組織でも大事にしていきたいと思います。

もちろん,そういう姿勢をリーダーである校長先生も受け止めて,強く頼もしいリーダーシップをとってほしい。

仕事の根底にもっていたい姿勢だと思います。