小学生攻略法

このブログも10年目。久しぶりに担任復帰です。

「一つの花」は4年生には難しすぎる?

2017-07-13 20:55:12 | 授業中の攻略法
4年生の国語で
「一つの花」
をやりました。
「ザ・4年生」という感じの存在ですね。
小さい娘がいる私には胸がキュンとなるお話です。笑

算数ばっかり教えてきた私ですので、それ以外の国語や社会は今年また一から勉強中です。
この「一つの花」も自分なりに研究しました。
研究すればするほど
「4年生には難しいな」
と私には思える教材でした。
もちろん優れた教材であることは間違いないのですが、4年生は
・戦争に関する知識が著しく乏しい
・それゆえにその当時を生きる人の思いに心を寄せるのが難しい
・小さい我が子を思う親心に今ひとつ深く迫れない
そういう実態があので、この教材はなかなかハードルが高いんじゃないかと思いました。
だからといって、子どもが気づかなかった、読みが深まらなかった分に関しては、先生が語る、説明するという授業にするのはできるだけ避けたい所です。
そうなったときに、どうこの教材を転がしていくのか、悩みました。

結果、
・戦争に関する必要最小限の知識は教える
・しかしそれは子どもの関心次第でどこまでもどこまでも広がり得るものなので、この話との関連から明確なラインを決めておく
・自分に幼い娘がいることを利用して、「先生がお父さんとして…」という例え話を適宜用いて、この教材の親子と子どもたちとの距離を離れないように保つとしました。
これが適切な手立てになったかは自信がありません。
なんせ久しぶりの国語ですから。
しかし自分の中で一貫性を持とうとすることは、この教材を通して子どもたちと向かい合う際に、自分がブレないための拠り所になるなとは思いました。
特に国語の物語文なんていうのは、こちらの予想を超える子どもの反応がたくさん起こりえる分野であり、そのたびに教師が揺れ動くようでは頼りないですからね。

そして授業してみた結果は…
また次回。