小学生攻略法

このブログも10年目。久しぶりに担任復帰です。

ふとしたところに見える同学年担任の仲の良し悪し

2015-02-18 22:28:31 | 学級生活の攻略法
構内研修で、ある学級で行われた研究授業を参観しました。
うちは研修も結構力を入れてやっています。
先生たちもみんな協力的です。
今回授業してくれた先生も、年配なのによく引き受けました。

研究授業を見るとき、私はいつもそうなのですが、うろうろしながあちこちの角度からあちこちの景色を見ます。
視点を変えると、情報も変わり、理解も変わるというものです。

ふと、廊下に出ました。
外から教室を見ました。
一歩離れたところから、より客観的に授業全体が見えました。
あるものが目につきました。
その学級の入り口のドアに、カードが貼ってありました。
見ると
「言ってから入ろう」
詩が掲示してあったのです。
「今月の詩」
として、このクラスで取り扱っているもののようでした。

(いいな)
と、思いました。
これを仕掛ける先生の熱意とセンスもいいし、このカードの前で詩を音読している子どもたちの様子を想像すると、健気で、知的なものを感じます。
こんな掲示物がある学級とは、また一ついい学級だろうと思います。

あれ?
ふと遠くに目をやると、まったく同じものがまた貼ってありました。
隣のクラスのドアです。
(…学年でやってるんだ)
入る前の詩の朗読は、この学級オリジナルのものではなくて、学年で共通に取り組んでいるものだということです。

これは、さらにいいと思いました。
共通の取り組みをできる同学年担任たちの、協力的な姿勢や、仕事上のゆとりを感じるようでした。
きっと、この学年内の誰か先生が言い出したんでしょうね。
それに、みんなが賛同して、こうなっているわけですね。
この学年の、学年経営の充実が伺えます。
よく見ると、いろいろな所に共通の掲示物があるのを見つけました。
違うクラスなのに、同じクラスのようです。
こんな学年は、掲示物だけでなく、いろいろな取り組みに対して足並みが揃っているのでしょうね。
確かに、遠目に見ても、この学年の先生たちは仲良しです。

こういったものがうれしく思えるのは、やっぱり私は教務主任という立場だからでしょうか。
自分のクラスがない分、うまくいっている学級や学年を見つけるとうれしくなるのがこの立場です。

明日から、共通の掲示物があるかという視点で、ちょっと廊下を回ってみようかと思いました。