小学生攻略法

このブログも10年目。久しぶりに担任復帰です。

企業研修にて「ミスの連発」

2014-08-25 22:50:06 | 教師力UPの攻略法
とある大手量販店にて数日間の実地研修をしてきました。
学校の外に出て、まったく違う世界の刺激を浴びる貴重な研修になりました。
その研修先となったお店では、何の知識も経験もない厄介者の私に、いろんな業務を経験させてくれました。
お店の制服を来て、店舗に出ると、ものすごく緊張しました。
クーラーの効いた店内で、私だけ汗だくでした。
普段、学校では教務主任としてえらそうにしている自分が、一歩外の世界に出ると、こうも小心者かと、自分で自分がおかしくなりました。笑

そして、ある店員さんが私に仕事を任せてくれました。
店舗フロアにおける、商品の取り扱いに関するものでした。
店員さんの説明を聞くと、単純そうな仕事なので
「分かりました。」
と、その仕事に取りかかりました。
研修の身だけど、少しでも活躍できるならばと、その単純作業の仕事に鼻息を荒くして臨みました。
バッチリやりとげて、店員さんに一目置いてもらえらば、そんな気持ちで。

言われた通りの要領で、やり遂げました。
(よっしゃ)
すぐに店員さんのところに報告へ。
「作業、済みました。」
店員さんが作業場所へ確認に来ました。
(どんなもんだい)
と、自信ありげに店員さんの横顔を見ていましたが
「あれっ 違う違う。こうじゃないんですよ」
という返答。

やった作業の中身に私の勘違い。
ミスでした。
「ごめんなさい。私の説明がまずかったですねー」
って笑ってくれた店員さんでしたが
(…ショック)
こんな単純な作業も間違えたのかと、私は肩を落としました。
もちろん店員さんの説明が悪かったわけはなく、私のミスです。
早とちり、確認ミス。
もう一度やり直しでした。
少しでも役に立とう思ったのに、逆に足をひっぱる形になってしまいました。

その後も、仕事をさせてもらうたびに、いくらかのミスが出てしまいました。
店員さんの意図するように、私ができなくて、やり直すことがありました。

うーん、
単純、簡単と思った作業でも、決してそんなことはなかったということですね。
新人の私にとっては。
どんな仕事も、もっと丁寧に、もっと謙虚に臨むべきだということだと、痛感しました。

経験がないので、文脈が読めません。
仕事の断片しか見えません。
だから、その断片の意味や、他との関連が分かりません。
結果、どうすべきかが考えられませんでした。
どんな仕事を任されても、そんな状態でした。
このお店にあと一ヶ月ほど勤務できたら、もう少し全体像が見えてくるのでしょうか。

学校でも同じようにして、仕事は回っているんでしょうね。
もう私も意識しなくなりましたが、長く経験を重ねる中で、つかむことができている、学校の中にあるいろんな文脈。
教務主任という立場であればなおさらです。
「そのことについては全く知らない」
なんて分野があれば情けない立場です。
どんな分野にも精通していて、どんな人へもサポートができる立場でありたいものです。

今回の企業研修で、ミスを連発しながら新人の立場を経験させてもらい、逆に学校における自分の立場を省みることでした。