小学生攻略法

このブログも10年目。久しぶりに担任復帰です。

話は転がりに転がって、面白い結末に

2014-05-15 19:49:29 | 雑談
A先生が私に言いました。
「教示用の時計がほしいんですけど…」
私が教務主任ということで、相談してくれたんでしょう。
「資料室にはいくつかありましたよね。」
「えぇ でもどれも動きが悪くて。」
「そうですか。ちょうど備品購入希望を出す時期ですもんね。私のほうから算数主任に相談してみます。」
「ありがとうございます」
ということで、話は私から算数主任へ。

「先生、教示用の時計がほしいという声が上がってるんですけど。動きが悪いそうで」
「そうですか。じゃあ、今あるやつを私も見てみます。必要そうなら購入希望を出します。」
「お願いします」
そして時計を見た算数主任は、必要と判断して事務の先生へ。

(ここから先の話は、私は聞いていないので想像です)
「算数部として、教示用の時計の購入を希望したいのですが」
「分かりました。この様式に記入して提出してください。」
希望を受けた事務の先生は、本当に購入する必要があるか、自分の目でも時計をチェックしに。

(これか… なんとか修理できないものかな… 工作が得意な主事さんに相談してみるか)
ということで、話は主事さんに

「先生、この時計なんだけど、修理できませんかね。」
「ほぉ 動きが悪いですね。うん…できるかもしれませんね。やってみます。」
主事さんは、修理の作業に入りました。
すると、間もなくして校長先生が通りかかりました。
「何をしているんですか?」
「この時計の動きが悪いから、修理しようかと思って」
「あぁ それなら私がしたことがあります。私に任せてください。」
ということで、時計は校長先生の手に。

校長室に工具を持ち込んで、部屋にこもって修理をする校長先生。
私もその姿を見ました。
(あら?なんで時計が…校長室に?)
とりあえずスルーしました。

どうやら修理ができたようです。
うれしそうに時計を持ち歩く校長先生。
そこへ、A先生と同学年のB先生が通りかかりました。
「あれ?校長先生、その時計どうしたんですか?」
「あぁ、壊れてたから修理したんだよ。ほら、もう使えるよ。」
「おぉ~ありがとうございます。授業で使えますね。」

そして職員室。
B先生は、何気にA先生へ。
「校長先生が、教示用の時計を修理してくださっていましたよ。」
キョトンとするA先生。
「え?なんで?校長先生?」
A先生が私のところにまたやってきました。
「先生、時計の件、校長先生にお願いしたんですか?」
「いいえ、私もよくわかりませんけど、直ったみたいで、とりあえずよかったですね。買わずに済んだ。あははは」
「そりゃそうですけど… んん?」

A先生 → 教務(私) → 算数主任 → 事務の先生 → 主事さん → 校長先生 → B先生 → A先生

と、話が転がったわけです。
私も後からこの話をさかのぼって追いかけてみて、この全容が分かりました。
わかったときは、面白いと思いました。
この話に関わったひとはたくさんいるけど、みんな話の出所や、その他に関わっている人のことは知らずに話を次から次へとつないだような感じです。

あまりに面白く感じたので、書いちゃいました。
すみません、なんのためにもならない記事になりました。(笑)