小学生攻略法

このブログも10年目。久しぶりに担任復帰です。

いつ見てもノートの字がザツ…!

2010-06-07 19:53:51 | 授業中の攻略法

子どものノートを見ると,上手に書いてる子がいる一方で,まぁザツに書き散らしている子が目につきます。

「もっときれいに書かないと!」

この指導が功を奏すことはほぼありません。

ノートが上手に書けない子には,急にきれいに書きだすということは難しいようです。

もちろん各授業でノートのとりかたや,筆記用具の使い方の指導をこまめにするのですが,それでもやはり「ザツなノート」は表れ出します。

先生も,そしておうちの保護者の方も,その子のノートを見るたびにため息をつきます。

「いつ見てもあなたのノートは…!」

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そのうち,その子はノートを見られること自体を嫌がるようになります。

そして,勉強が嫌いに…

なんてことになってしまわないように,ノートを見る側の人たちの,「見る目」を少し変えてみましょう。

ノートは点数化されない!だからこそほめる材料に!

そんな目で見てあげましょう。

テストであれば,点数化されるわけですから,よくないものはよくない点数で表され,誰が見たって評価は同じです。

でもノートは点数化されません。

だから,それを悪く言うも良く言うも,見る人次第なのです。

「子どもはほめて伸ばす」というつもりで,ノートもそれに活用しましょう。

「書くのはまだ苦手みたいだけど,毎時間ちゃんと書いてるんだね」

「あ,この字きれいだよ。ほら,この「も」っていう字」

「ここは定規で引いてるじゃん。まっすぐな線が目立つね。」

「赤えんぴつをちゃんと使ってるね。えらいよ。」

汚い字ばかりが目について,それにもの申したくなるのが一般的ですが,逆にわずかばかりの「ほめられる点」を見つけてあげましょう。

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ずいぶんとハードルを低くすれば,何か見当たるものです。

ノートを見られるたびに怒られたりバカにされたりしていた子が,ノートでほめられたら,これはうれしいものです。

次にノートをとるときのやる気が違うでしょう。