今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

御都繖山  石馬寺(滋賀県東近江市五個荘石馬寺町)

2019年07月09日 | 神社・仏閣
御都繖山(ぎょとさんざん) 石馬寺
伝承によると、1400年前に霊地を探していた聖徳太子が当地を訪れ、繖山の山麓に馬をつなぎ山上に登った
山の霊異に深く感動して戻ってくると、馬は石と化して池に沈んでいた
これを瑞相と捉えた太子は、山を御都繖山と名付け、この地に寺院を建立し、石馬寺と号したという



初めて訪れる寺院で勝手がわからず周辺を歩くと石段が見えた
「ようこそ石馬寺へ」の案内板がある。歓迎されているようだ



張り切って上り始めたが、すぐに息切れしてしまう
呼吸を整えるため、石段とその周囲の景色を撮る



何かが見えたので着いたのかと思ったら違った。ここから右側に進むと「石馬寺」、左は「六所神社」



「石馬寺」と彫られた石碑。ここから先も石段が続く…



鐘楼
写真左の階段を上りきった左側に鐘楼がある



一打撞くことができるというので心をこめて撞いてみた。余韻の残るいい音がした



近江商人 中村治兵衛供養塔
「三方よし」(売り手よし・買い手よし・世間よし)の家訓を残した



本堂
永禄11年(1568年)、織田信長の上洛に抵抗した佐々木承禎との戦いによる戦禍を受け、伽藍や院坊のことごとくが兵火に遭い焼失



豊臣秀吉が天下を取ると寺領及び山林を没収され、山主や僧徒は退散を命じられた
慶長8年(1603年)、徳川家康により『石馬寺』が復興という歴史をもつ



不動堂






不動堂内部



英霊塔



石馬のお不動さん



不動像といえば恐ろしいというイメージがあるが……



「平等利益」と刻まれている



美しい観音像






宝物殿
扉が開かれ館内に入った瞬間「おぅ」と声が出てしまった。重要文化財に指定されている仏像が1体安置されている
ガラスケースなどの障害物もなく間近で拝観できるのもいい。印象に残っているのは重文の「木造役行者」



境内の建物が修復中



本堂内部に案内された。撮影が許可されている



本尊は「十一面千手観世音菩薩立像」(秘仏で一代の住職が生涯一度だけ御開帳)



雲居(うんご)国師像(重要寺宝)



大日如来像(重要寺宝)



聖徳上宮太子像(重要寺宝)



扁額「石馬寺」
「傳 聖徳太子筆」の扁額



境内の「石馬寺」と記されている扁額・石碑の文字は同じ字体になっている






注意深く石段を下りるが、途中足を滑らし軽い捻挫をしてしまった
思い当たる事がある。魅力に負け撮影禁止の仏像を撮ったのだ。悪いことはできないものだ



撮影 令和元年5月19日

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
«  祥壽山 清涼寺(滋賀県彦根... | トップ | 金勝山 浄厳院(滋賀県近江... »

コメントを投稿

神社・仏閣」カテゴリの最新記事