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今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

秋芳洞(山口県美祢市秋芳町秋吉秋吉台)

2013年07月04日 | 名所・旧跡
秋芳洞の近くには多くの駐車場があるが、公営の駐車場を選択した。
駐車料金を支払おうとすると受付の女性から「朝食は食べたの」と聞かれ「食べた」と応えると、「じゃあ、お茶でも飲みなさい」と、なぜかご馳走になった。
北海道から良く来てくれたと感謝され、この勢いだと駐車料金はいらないよと言われるのではないかと期待したが、それはなかった。
今日は朝からいいお金の使い方をした。教わった近道を通り洞へと向かう。


秋芳洞
秋吉台の地下100m、その南麓に開口する日本屈指の大鍾乳洞「秋芳洞」は大正15年昭和天皇が皇太子の時、本洞を御探勝になり、この名前を賜った。
ひんやりと肌をさす冷気漂う杉木立を通り抜けると、秋芳洞の入口。
洞内からの水は三段の滝となり、飛沫を舞い上げながらコバルトブルーの川面へと流れ落ちている。
洞内の観光コースは約1km(総延長8.9km)、温度は四季を通じて17℃で一定し、夏涼しく冬は温かく、ご年配の方やお子さまにも快適に探勝できる。


秋芳洞入口
遊歩道を2・3分歩くと洞の入口が見えてくる。
入口付近の景色は大変素晴らしく、立ち止まって写真を撮る人が多い。私も数枚写したが本当に美しい。




鍾乳洞に入ってすぐ気づいたことだがここの鍾乳洞は大変規模が大きい(といっても鍾乳洞は2度目の経験で、そのほかのものはよく知らないが)。
洞内は白黒の世界で変な着色をしていないところも気に入った。
ただ残念なことは、ライトアップもきちんとされてはいるが、洞内が広すぎ、暗い部分が多いため写真撮影を楽しむ者からみると厳しい条件になる。
私のカメラのピントもうまく合ってくれない。さらに悪いことは重なるもので、最近時々手に震えがきている。
今回、掲載した写真は比較的焦点の合ったものだけにしたが、私自身のピントも最近ぼけてきているのではないかと心配になる。



















洞内で小学生の集団に出会った。多くの子供たちが大きな声で私に挨拶をしてくれる。次の集団もまた同じように挨拶をする。
引率している若い女性教師に「素晴らしい指導をしていますね」と声をかけると期待以上の返答が。
側に手本となる大人がいるだけで、子供は成長していくいい例だ。

























帰り道で萩焼の湯飲みを購入。萩焼きは日常使用する器なので値段に関係なく毎日使うと模様等が浮き出てきて味わい深くなるようだ。
昨日、萩焼会館で購入したときは驚くほど高価だったが、この違いはいったい何だ。
駐車場に戻りお茶をご馳走になったお礼を言うと、今度は運転しながら食べなさいと飴玉をいただいた。


撮影 平成25年5月17日
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正宗山 洞春寺(山口県山口市水の上町)

2013年07月04日 | 神社・仏閣
正宗山 洞春寺の歴史
洞春寺は大内氏滅亡後、それに代って君臨した毛利氏の初代藩公・三矢の訓で有名な毛利元就の菩提寺として、元亀3年(1572年)元就の孫・輝元が、安芸の国吉田の城内に開基したのが始まり。
開山は傑僧として知られる嘯岳鼎虎(しょうがくていこ)禅師。
関が原の没後、慶長8年に毛利家に従って山口に、次いで慶長11年萩城内に移り、維新に際し明治2年再び山口に移って(洞春寺と改称)現在に及んでいる。「洞春」は元就の戒名。
常に藩政と共に転生し、毛利家代々の栄枯盛衰を偲んできた。
晩年の元就は、戦乱に果てた敵味方の兵士の英霊を供養するため法華経1000部を読誦した。以来、この法要は欠かせず続けられている。




山門(重要文化財)
この地には、大内盛見が建立した国清寺があったが、この山門はその国清寺の創建当時のものといわれている。
全国的にも数少ない貴重な四脚門(奈良時代から建造され始め、もっとも格式の高い門)。







本堂



観音堂(重要文化財)
永享2年(1430)大内持盛を開基とする滝の観音寺の仏殿として創建されたものであるが、大正4年(1915)にこの洞春寺境内に移された。
本尊は聖観音菩薩。










鐘楼門
下層は通り抜けの門、上層は鐘楼という「鐘楼門」と呼ばれる造り。






瑠璃光寺の隣にあるお寺だが参拝者は誰もいなかった。
案内板の説明によりはじめて由緒ある寺ということが理解できた。自由に拝観できるのでお勧めできる。
この寺のすぐ近くに「のむら美術館」がある。個人で所有している古美術品等を数十点を展示しているが、その全てについて丁寧に説明してもらえる。
入館料は確か200円だったと記憶しているが、多くのことを学ぶことができた。


撮影 平成25年5月16日
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