一鉄草魂  鉄道風景と乗車記 

美しい信州の風景を五感で感じながら
日本の鉄道風景を求めて・・・

松本駅弁 山賊焼弁当

2020-07-21 14:45:00 | 全国の駅弁
最近の鉄道は目的地に早く到着することが使命となっています。
窓も開かず、旅情を感じることも少ないのですが、駅弁も風前の灯火。
ひとつの文化として続いてきた駅弁も記録に残すことにしました。




塩尻・松本のソールフードと言ってもいい山賊焼がメインの駅弁です。
東日本駅弁総選挙「駅弁味の陣 2015」で【郷土賞】受賞の折り紙付き。
列車内で食べるには勇気がいるほど漬けダレのニンニクの香りが漂います。




柔らかい鶏肉、長芋天ぷら、舞茸煮物、山ごぼう辛子味噌、山葵漬、あんずゼリー。
値段も手頃な税込み800円の信州を代表する駅弁のひとつです。
松本駅の改札を入った「駅弁あずさ」で販売していますが、売切れ必至です。

撮影日 2020.06.21 松本駅 製造者(有)イイダヤ軒

しなの鉄道 新型SR-1系

2020-07-20 14:45:00 | 北しなの線
しなの鉄道では7/4より新型車輌のSR-1系の営業運転が始まりました。
平日には335Mの妙高高原行きと折り返しの336MがSR-1系での運転。
長野駅で入線する335Mを待っていると4両編成でやって来ました。




平日の昼下がりですので、利用する人も少ない状態です。
長野駅にいた人達は、SR-1系を見つけると写真を撮ったりしていました。
しかし、このSR-1系の行先標示は写りにくく難儀しますね…。




1/125秒のSSだと何とか標示は写りますが、列車はブレブレです。
長野駅をガラガラの状態で発車して行く335M列車です。
妙高高原から折り返して来て、しなのサンセット号になるんですね。

撮影日 2020.07.10 14:22 長野駅

ろくもん運転再開

2020-07-19 14:45:00 | しなの鉄道線
コロナ禍で運休中だった観光列車「ろくもん」が6/22から運転再開されました。
しかし満席での営業はしないため、ホームにはまばらな乗客です。
少し寂しい気がしますが、この状況下ではどうしようもありません。




アテンダントが乗車OKの合図として、ホラ貝を吹き鳴らします。
これも消毒しているんだろうな、マスクをつけたままの任務は辛いだろうに…。
でも、アテンダント達は数少ないお客さまを笑顔で迎えていました。

撮影日 2020.07.10 13:20 長野駅7番線

駅そば…松本駅0・1番線

2020-07-18 14:45:00 | 信州の駅そば
久々の駅そばシリーズの続編ですが、怠けている間に篠ノ井・飯山駅の駅そばが閉店。
いつまでもあると思うな親と金と駅そば屋…。今回は松本駅の0・1番線。
階段の影に隠れるように、ひっそりと佇む「山野草」ですが暖簾がありませんでした。




私はオーソドックスに月見そばを注文ですが、夏季は玉子が温泉玉子です。
信州人なら大好きな薬味の七味をタップリと振って…。
奥さんは夏らしく、ざる蕎麦を注文しました。ゴックン、美味そう…。




ざる蕎麦は冷たい水で締められていて美味いのですが…、
ざるということを考えれば、もう少し細切りでも良かったかな。
この通常の蕎麦は温かい蕎麦の方が美味しく感じるかな。
因みに特上蕎麦ではなく、通常の蕎麦だったからでしょう。次回は特上です!

撮影日 2020.06.21 10:20 松本駅 0・1番線 山野草

信州そば 松川村「つばくろ」

2020-07-17 14:45:00 | 信州のソウルフード
安曇野、松川村、大町市などは信州でもそば処として知られています。
お蕎麦屋さんも多数ありますので、すべては紹介できません。
今回は松川村の家族経営で美味しい蕎麦を提供してくれる「つばくろ」です。




開店と同時に満席になる有名店で、大豆関連の品々も美味しいのです。
熱々で出て来た、ふっくらとした油揚げに乗せられた鰹節が踊っていました。
醤油を掛けて頂くと大豆の香りが口の中に広がり、外側のカリカリした食感がたまらない。




続いて出されたのが、おぼろ豆腐でお店の手作りらしい。
これまた豆の味がしっかりとしていて、いい豆を使っているなと感じさせます。
車の運転がなければ、ビールでも飲んでしまいそうな美味しさです。




何もかもがゆっくりとしたスピードの「つばくろ」さんですが、1時間程待って蕎麦が出て来ました。
香りと喉越しが最高!の蕎麦です。店内に流れるジャズも美味しさを倍増させます。
そば湯もどろどろの状態で、ソバの濃さを感じさせるお店でした。

撮影日 2020.06.20 12:40 松川村 そば処「つばくろ」




静態保存 モハ604

2020-07-16 14:45:00 | 静態保存機
昨日のデハニ201と一緒に保存されているモハ604です。
昭和2年製造で全鋼製川造形と呼ばれる形で昭和56年に上田電鉄へ。
昭和61年まで現役でしたが、長野電鉄へ戻り小布施で静態保存されていました。




車内はつり革こそ外されていたものの、当時のまま保存されています。
電車の図書室として公開されていますが、コロナで本もなくロングシートもクローズ。
いや、実際に乗っていた車輌にこうして会えるのは嬉しいことです。




右側が深い屋根が特徴のモハ604。左側がデハニ201です。
似ているようでも、型式が違うので細部は全然違いますね。
当時の吊り掛けモーター音が聞こえてきそうな気がしました。

撮影日 2020.06.20 11:55 安曇野ちひろ美術館トットちゃん広場

静態保存 デハニ201

2020-07-15 14:45:00 | 静態保存機
コロナでSTAY HOME状態でしたが、信州は大丈夫となり出掛けました。
安曇野ちひろ美術館のすぐ隣にトットちゃん広場があります。
そこに元長野電鉄のモハ604とデハニ201が展示されています。




こちらがデハニ201で汽車製造において大正15年5月落成した。
リベット組立工法なので、直線的で無骨な外観が特徴の鋼製車輌です。
装備は雲泥の差ですが車輌の自重は今も昔もあまり変りませんね。




子供の頃からお世話になっている長電ですが、運転台は真ん中でしたね。
圧力計しかありませんが、当時もスピードメーターはなかったのでしょうか。
でも綺麗に手を掛けてもらって保存状態はとても良かったです。




車輌内は窓際のトットちゃんに登場するトモエ学園の電車の教室を再現しています。
懐かしいグローブ型照明も残されていて網棚もそのままでした。
机や椅子は地元の池田工業の高校生が作ったということです。

撮影日 2020.06.20 11:49 安曇野ちひろ美術館トットちゃん広場

信州そば 飯山富倉「かじか亭」

2020-07-14 14:45:00 | 信州のソウルフード
信州は各地で美味しい蕎麦を食べられるのですが、私は蕎麦が大好きなのです。
信州人は寒い冬でも盛り蕎麦や、ざる蕎麦を食べる人が多いんですよ。
そこで飯山富倉地区の「かじか亭」へ幻と言われる蕎麦を食べに奥さんを連れ出しました。
お店は旧富倉小学校の敷地内にあります。




つなぎに使われるのは小麦粉ではなく、オヤマボクチという山ごぼうの葉の繊維です。
山ごぼうとは主にアザミ類の根で、オレンジ色に漬かった細いコリコリとした漬物です。
この葉の繊維を取り出すのに1年かかり僅かな量しか取れません。




その上交通の便が悪く簡単に食べることが出来ないために幻の蕎麦と言われます。
小麦粉を使わないので、蕎麦本来の香りを損なうことなく鼻に抜ける香りを存分に堪能できます。
そしてなんと言ってもコシが強くて瑞々しくのど越しの良さが最大の魅力です。




私は勿論、大ザルですが小麦粉を使っていないのでもたれることもありません。
他におばあちゃんが営んでいる「はしば食堂」があるのですが、残念なことにコロナで休業中でした。
今度は「はしば食堂」の富倉蕎麦を食べに行くつもりです…。

撮影日 2020.06.14 11:48 飯山富倉 かじか亭




静態保存 C56 129号機

2020-07-13 14:45:00 | 静態保存機
1938年2月に盛岡に配置後、会津若松→中込→飯山→長野と渡り歩く。
1972年3月にはC56 111号機と重連で飯山線「さよなら旅客列車」を牽引した。
昭和26年12月から飯山線で活躍を始め、昭和47年10月までの20年余をこの雪国で過ごした。




昭和10~14年に164両製造されたうち96両が太平洋戦争の軍事供出や南樺太鉄道で使用された。
それ以外の68両は日本のローカル線専用として客貨輸送に活躍してきた。
飯山市としては地域資源として活用する案はあるようなのですが…。

撮影日 2020.05.24 10:38 飯山市鉄砲町児童公園




今では荒廃が進んでしまい、ナンバープレートもなく、後付けされたものです。
SL飯山線ロマン号が2016年11月に運転されましたが、その時にはまだ綺麗でした。
毎冬、雪から守るためにブルーシートで覆われますが、車体の痛みは隠せません。

撮影日 2016.10.26 06:50 飯山市鉄砲町児童公園

静態保存 9646号機

2020-07-12 14:45:00 | 静態保存機
飯山線の撮影に出掛けると見かけるのですが、昨年の台風19号で被災しました。
千曲川の氾濫で水に浸かり、泥がこびりつきサビが一段とひどくなってしまいました。
そこで、信州の静態保存機も記録に残しておきたいと思うようになりました。




この9646号機は大正8年神戸に新製配置後、長野→直江津→米沢→長野と渡り歩いた。
「蒸気機関車その100年」の映画に出演した際に、バッファ付きのリンク連結器が前後に付けられた。
後方は自連もあり、ランボード(白線)が直線で美しい96でS47.2に廃車となりました。

撮影日 2020.05.24 13:48 長野市豊野公民館