一鉄草魂  鉄道風景と乗車記 

美しい信州の風景を五感で感じながら
日本の鉄道風景を求めて・・・

信州そば 飯山富倉「かじか亭」

2020-07-14 14:45:00 | 信州のソウルフード
信州は各地で美味しい蕎麦を食べられるのですが、私は蕎麦が大好きなのです。
信州人は寒い冬でも盛り蕎麦や、ざる蕎麦を食べる人が多いんですよ。
そこで飯山富倉地区の「かじか亭」へ幻と言われる蕎麦を食べに奥さんを連れ出しました。
お店は旧富倉小学校の敷地内にあります。




つなぎに使われるのは小麦粉ではなく、オヤマボクチという山ごぼうの葉の繊維です。
山ごぼうとは主にアザミ類の根で、オレンジ色に漬かった細いコリコリとした漬物です。
この葉の繊維を取り出すのに1年かかり僅かな量しか取れません。




その上交通の便が悪く簡単に食べることが出来ないために幻の蕎麦と言われます。
小麦粉を使わないので、蕎麦本来の香りを損なうことなく鼻に抜ける香りを存分に堪能できます。
そしてなんと言ってもコシが強くて瑞々しくのど越しの良さが最大の魅力です。




私は勿論、大ザルですが小麦粉を使っていないのでもたれることもありません。
他におばあちゃんが営んでいる「はしば食堂」があるのですが、残念なことにコロナで休業中でした。
今度は「はしば食堂」の富倉蕎麦を食べに行くつもりです…。

撮影日 2020.06.14 11:48 飯山富倉 かじか亭