一鉄草魂  鉄道風景と乗車記 

美しい信州の風景を五感で感じながら
日本の鉄道風景を求めて・・・

田が消えて姫女苑咲く線路脇

2023-07-31 14:45:00 | 大糸線(JR東日本)
「田が消えて姫女苑咲く線路脇」なんて一句詠んでみました。
「たがきえて ひめじょおんさく せんろわき」 季語・・・姫女苑
かつては田んぼだった場所が耕作放棄地となってしまったのか・・・。
ヒメジョオンが咲く荒れ地に変っている。国土が地方から荒廃していく。

撮影日 2023.07.16 10:37 簗場~南神城

駅前をそろりと漕ぐや夏の湖

2023-07-30 14:45:00 | 大糸線(JR東日本)
「駅前をそろりと漕ぐや夏の湖」なんて一句詠んでみました。
「えきまえを そろりとこぐや なつのうみ」 季語・・・夏の湖
駅前にSUPやカヌーを貸し出すレンタルショップがある。
SUPにしてもカヌーにしても最初は「そろり」と漕ぎ出すもの・・・。

撮影日 2023.07.16 11:06 簗場~南神城

夏の湖サップより落ち電車見る

2023-07-29 14:45:00 | 大糸線(JR東日本)
「夏の湖サップより落ち電車見る」なんて一句詠んでみました。
「なつのうみ サップよりおち でんしゃみる」 季語・・・夏の湖
真夏の青木湖ではサップやカヌーを楽しむ人が多い。
サップとは【スタンドアップパドルボード、SUP】の略です。
修学旅行などでも利用されているようで、立ったまま乗るのは楽しそう。

撮影日 2023.07.16 11:06 簗場~南神城

空に伸び列車で揺らぐ立葵

2023-07-28 14:45:00 | 飯山線
「空に伸び列車で揺らぐ立葵」なんて一句詠んでみました。
「そらにのび れっしゃでゆらぐ たちあおい」 季語・・・立葵
青い空に真っ直ぐに伸びた立葵が熱い中でも凜として咲いている。
列車が来ると立葵は風でユラユラと揺らいでいた。

撮影日 2023.07.17 09:55 北飯山~信濃平

帰省するいつもの車窓立葵

2023-07-27 14:45:00 | 飯山線
「帰省するいつもの車窓立葵」なんて一句詠んでみました。
「きせいする いつものしゃそう たちあおい」 季語・・・立葵
夏休みで帰省する頃に梅雨が開ける信州。昔から変らぬいつもの車窓に
立葵が咲いている。一番上の花が咲いているので梅雨開けも間近。

撮影日 2023.07.17 09:55 北飯山~信濃平

夏の湖撓らぬ竿やジョイント音

2023-07-26 14:45:00 | 大糸線(JR東日本)
「夏の湖撓らぬ竿やジョイント音」なんて一句詠んでみました。
「なつのうみ しならぬさおや ジョイントおん」 季語・・・夏の湖
夏の湖に太公望達が乗ったボートが数知れず浮かんでいるが撓る竿はない。
列車のジョイント音だけが湖上に響き渡っていた。

撮影日 2023.07.16 11:24 稲尾~海ノ口

青田面大きく廻る大糸線

2023-07-25 14:45:00 | 大糸線(JR東日本)
「青田面大きく廻る大糸線」なんて一句詠んでみました。
「あおたのも おおきくまわる おおいとせん」 季語・・・青田面
木崎湖沿いには青々とした田んぼが連なっているが、大糸線はその青田面を
大きく迂回しながら木崎湖を回り込むように走っている。

撮影日 2023.07.16 12:34 稲尾~海ノ口

梅雨晴れの駅前みどり緑かな

2023-07-24 14:45:00 | 大糸線(JR東日本)
「梅雨晴れの駅前みどり緑かな」なんて一句詠んでみました。
「つゆばれの えきまえみどり みどりかな」 季語・・・梅雨晴れ
梅雨らしい梅雨は最初だけで、夏のような天気が続いている。
駅前の稲や里山は緑が日に日に濃くなっていく。

撮影日 2023.07.16 12:32 稲尾駅

駅前の稲に隠れし青蛙

2023-07-23 14:45:00 | 大糸線(JR東日本)
「駅前の稲に隠れし青蛙」なんて一句詠んでみました。
「えきまえの いねにかくれし あおがえる」 季語・・・青蛙
駅前に田んぼが広がっているが、生長した稲に青蛙がしっかりと掴まっていた。
まるで、隠れん坊をしているようで必至に生きている感じがした。

撮影日 2023.07.16 12:33 稲尾駅

稲尾駅待ち人なきや青田風

2023-07-22 14:45:00 | 大糸線(JR東日本)
「稲尾駅待ち人なきや青田風」なんて一句詠んでみました。
「いなおえき まちびとなきや あおたかぜ」 季語・・・青田風
大糸線の稲尾駅は小さな無人駅だが、この列車に乗る人はいない。
しかし、青々と生長した田を熱い風が列車に乗るように渡って行った。

撮影日 2023.07.16 12:31 稲尾駅